パンする

「パンする」この言葉は、写真撮影でも使われますが、とりわけ動画撮影でもよく使われる用語です。動いているものを追う撮影上で、左右にカメラを振る動作や、上下に被写体を追う動きを示します。また動いているものだけではなく、静止した被写体に対して、より強調するために違う場面から被写体へ画面を移す際の動きも「パンする」といいますね。

動画撮影であれば、シーンごとに違う動きを追って、「パン」という撮影技法が分かりやすいのですが、写真撮影の際のパンとはどういうことか?と考えてしまいます。
実は、結構「パンする」撮影技法を目にすることはあります。
移動する被写体を追いながら撮影するということで、いわゆる流し撮りがその「パン」にあたります。
スポーツ写真では、動いているアスリートを追いかけながら撮影すると、ピントが人物にあたっていて、背景が動いているという撮影。
カーレースなどでは高速走行する車を追って撮影するため、車にピントが合っていながらも背景がすべて線のように流れている写真など、こういった流し撮り撮影が、いわゆるパンの撮影技法になります。

動きが激しいスポーツ写真ばかりでなく、ファッション撮影で、モデルを動かしながら、それを追って撮影するのもパンに入ります。
撮影シーンは様々ですが、取り入れ方によって、写真の表現が豊かになります。
難しいことはありません。まずはカメラを三脚で固定して、試してみてはいかがでしょう。
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レンジファインダー・カメラ

いわゆる一眼レフカメラと、レンジファインダー・カメラとはなにが違うのでしょう?
工学視差式距離計が組み込まれているため、距離測定に連動して撮影レンズの焦点を合わせられるカメラをレンジファインダー・カメラといいます。
一眼レフカメラのように、ミラーボックスをもたないため、コンパクトでありながら、非常に精密にピントを合わせられるということが、今も人気な点でしょおうか。

レンジファインダー・カメラと言えば「ライカ」!カール・ツァイスのレンズとともに、小型ながら思い通りに計算しながら撮影できる機種として長年人気があり、しかも今でも昔のモデルから、最新モデルモデルまで人気が衰えるどこらか、存在自体が、ファッションへも影響しているほどです。

ミラーがないため、跳ね返りの振動や、音も小さいために、スナップ写真には最適で、ライカの名を知らしめたアンリ・カルティエ=ブレッソンも愛用していました。

現在では、そのコンパクトさと、持ち歩きやすさなどで、女性にも人気ですね。
時代の流れで、デジタルのレンジファインダー・カメラも同様に人気です。
スナップ写真や、カメラを持ち歩きながらの日々の記録といった撮影が主な方にもおすすめカメラです。
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JPEG

JPEG、JPEGと普段から頻繁に使われているこのフォーマットの名前。
「Joint Photographic Experts Group」の略なんです。
画像を圧縮して、データ量を小さくして記録メディアにたくさん記録できるようにしたフォーマットです。
みなさんが普段写真のみならず、ドキュメントなどを記録保存、送受信するのはJPEGが一般的ではないでしょうか。
小さな写真ならば、圧縮してもそれほど不都合はないでしょうが、大きさ、そしてオリジナルの画質によっては圧縮すると画像劣化が目だつ場合もあります。

一眼レフカメラ、さらに最近のコンパクトデジタルカメラでも、撮影設定にRAWと、RAW+JPEGの撮影が選択できるのがありますね。大切な撮影シーンや、撮影後の編集をする場合にはフィルムと同じ状態で撮影できるRAWがおすすめです。しかしRAWの難点はなんといってもメモリーが大きいこと。保存するのにもスペースを取りますし、トライアルとして見るのにも、そしてチェックを兼ねて画像をメールなどで送受信する際も大きすぎます。そこで、便利なものがRAW+JPEG撮影。同じカットが撮影時にRAWとJPEGどちらも保存され、すぐにどちらのフォーマットも使えます。
ただし、これまた同じ画像がダブルで保存されるため、合計のメモリー数は多くなってしまいますが!
フォーマットも上手に使い分けて、撮影、保存(アーカイブ)をしましょう。
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あとのお楽しみ

写真は撮影して終わり。ではありません!
ライティングから構図まで、同じ被写体を撮影しながらも、様々な条件を変えて撮影しています。その数多く撮影した中から、どの写真にするのかという選択から、どの写真を組み合わせて、どういう風に見せるのかという、いわゆるエディティングまでが大切になります。

例えば商品撮影をし、それがカタログであってもオンライン販売であっても、商品をどう見せるか。という写真選びは大切になります。そしてファッションならば、全体像とディテイルの組み合わせなども、写真の組み合わせでよく使われますね。
やはり見る人の立場に立って、どんな写真が求められているかということを考える必要があります。

例えば個人の記録や、ブログなどの発表のための写真撮影でも同様。どんな色調で、どんな構図で、どうやってみせたいかということを念頭におきながら写真選びが進みます。今回はこんな風に撮れたから、次回はあんな風にとりたいと省みながらこの「あとのお楽しみ」をすると、遂げた部分と課題も明確にもなります。

この「あとのお楽しみ」、普段の生活からも多くヒントがあります。
雑誌を見たり、広告を見ていると、自分の好みの写真の見せ方に意識すると、配置、構図、ピントの合わせ方までたくさんのカギが隠されています。
ぜひ普段からアンテナを張って、写真の「できあがり」に注目してみてください。
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