ENG

ENG (Electronic News Gathering) とは、直訳すると電子的ニュース取材という意味で、つまりビデオカメラとビデオテープレコーダまたはVTR一体型のビデオカメラによってテレビ番組総体の取材をするシステムをいいます。
番組素材の映像さらに音声を収録しします。
持ち運びができるビデオカメラでのこのENG取材によって、ロケ取材が発達し、ニュース取材なども画期的に有効になっていきました。

現在では写真と同様に、ビデオカメラもフィルムではなく、ほとんどがデジタル化になってきています。
フィルムのカメラかデジタルカメラかの違いは、番組の形体、構成、放送形式、予算などによって変わりますし、海外での取材した素材を伝送する仕方によっても大きく変わります。

ENG取材のクルーはカメラマン一人、音声一人、番組のディレクター一人という組み合わせが一般的で、そこに海外取材の場合にはコーディネーターがついて動きます。
最近では知り合いのビデオカメラマンがワンマンで取材するという話を聞きました。
時代が変わると撮影、取材の編成も変わってくるということですね。

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おすすめは単焦点レンズ

前回の標準レンズでも触れましたが、はじめてのレンズには標準レンズを、そしてさらに単焦点がおすすめですということをお話ししました。
文字通り、単焦点レンズは画角が一定のレンズで、ズームレンズではないため、被写体をアップで撮りたい、またはズームアウトして撮りたいときには撮影者自身が動かなくてはなりません。
面倒なようですが、それによって被写体との距離感をはかれるようになります。
また、単焦点はF値が小さいことも特徴で、F値が小さいこと、つまりはキレイなぼけが表現できるレンズと言うことでもあります。
ボケを表現する、ボケ表現の方法を取得するのにもとても役に立ちます。
被写体にヨリ目で、F値を開放気味にすると被写体の強調と、背景のキレイなぼけを表現できます。
F値が明るいため、室内や暗い場所でも撮影を試みれることもあり、いろいろな環境で撮影できるのも魅力です。
ただ前述した通り、被写体を中心に自分自身が動かなければ構図が出来上がりません。
よい利点をうまく利用してフットワークのよい撮影を楽しみましょう!

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みせない技術

先日ある画家さんのインタビューを読んでいると、技術というのは見えないもの、という記事がありました。「見えないもの」それは「ないもの」とは違い、あるけれど見えないということ。
技術がなければそこには作品は成立しません、なので作品をつくるにあたって技術は不可欠なものだけれど、それが「技術である」「こんなテクニック」と見えてしまうのではなく、見えないままに作家の意図を見る人に直接届くようにすることが「技術」ということを話されていました。
なるほど。
確かに。印象を強くするためのものだったら技術が前面に出ても分かりますが、これ見よがしにテクニックありきという作品では、インパクトがあっても作家の意図が届くかと言ったらどうでしょう。
すんなりと作家の意図するところに導かれるものが技術。
そのお話は、絵画だけではなくどんな作品にも共通するものだと思います、そしてもちろん写真に関しても。
「見えない技術」は技術が高ければこそ実現できるもので、実際に作品を制作するときに技術が見えないで作品そのものがまっすぐ見えるというのは難しいものです。アート作品と商業作品では、技術もそれぞれ違うでしょうが、やはり伝えたいことをより伝わりやすくするためにはそこに技術は見えないようにする。つまり「みせない技術」が鍵になってくるという訳です。

写真撮影をする際にたくさんの技術を修得しようとします。それはより思った通りに撮影するために必要なことで、ある意味反対のお話ですが、「みせない技術」を意図的にまたは自然に身に付いてくることがプロということなのかもしれませんね。

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海外の雑誌

現在では海外の出版物は大型書店ではもちろん、オンラインの流通によっても随分手に入りやすくなりました。
今では国をとわず雑誌の発行停止がすすみ、それと反してweb雑誌などの傾向が一層強くなっています。紙媒体で手に取りたい人には少し寂しいかもしれませんが、この傾向によって大きなメリットはどこにいても好きな書籍、雑誌を見ることができるということです。それはつまり国境も関係なく。

こういったweb媒体特有のメリットもありますが、海外に旅行に行かれた際には、街角のキオスクや書店に入ってその国の雑誌に注目することをお勧めします。
世界に流通していないメジャーではない雑誌などは、かえってその国の特色や文化、時代が現れやすいものです。言葉がわからなくても、そこに載っている写真を鑑賞するだけでも触れることができる部分は結構あります。
例えばファッション雑誌などでは、ファッションやメイクはもちろん、構図や写真の切り方などみてみると面白いです。お国柄が違えばモデルの好みや、化粧の感覚も違いますし、表紙などでも「こんなカット割りをするのか」といった感想を持たれるかもしれません。
またインテリア雑誌などでもその国の住まいのあり方や、デザインを取り入れる方法など写真の中から読めたり、室内を撮影する際の光の捉え方など勉強になることもあるのです。

このように旅先でその国の雑誌に目を通すことは、写真撮影という観点からもとても興味深いことです。

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既存にとらわれず

以前写真コンテスト、コンクールといった評価の場への参加をお勧めしたことがあります。
写真学校で課題が出され、決められた期日まで提出し、最後には先生からの評価をクラス全員できくといった流れがあります。それを公のもとで行われるのが写真コンテスト、と捉えていいのではないでしょうか。
テーマを練り、試行して撮影し、それを公のもとで評価されるということは、写真へ望むモチベーション自体を高めてくれ、さらに向上心があがることによって自然にテクニックや知識が身に付いていきます。面白いもので、好きこそ物の上手なれというのは文字通りなのです。

さて、写真コンテストはアーティスト発掘やメーカーのプロモーションにかねたものなどから、地域の宣伝、活性、観光へのよびかけといったいろいろな目的で催されます。コンテスト・サイトなどで写真コンテストのみのリストを見るだけでも多彩なコンテストの数に驚いたことがあります。
海外のフォトグラファーの友人が驚いた日本の社写真コンテストのひとつに、「雷コンテスト」というものがありました。雷の撮影を応募して賞金もなかなかの額でした。
一方、筆者が海外の写真コンテストで面白いなあと思ったテーマは「逆光写真コンテスト」。普段タブーとされている撮影方法が、コンテストのテーマになるところと、それを作品としてみる視点の広がりに膝を打ちました。
自分の撮影モード、方法、撮影対象と関係ないものでも、興味深い面白そうな写真コンテストに参加することも、視点を広げたり、知識を身につけるのに面白いアプローチで得られますよ。

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光の反応

写真撮影というのは光が存在しているからこそ実現できるもの。
たとえ小さな光でも、光さえあれば長時間露出撮影などで、その光を感光して写真になります。
デジタルカメラが主力になった現在でもそれは同じ。だからこそその光の強さをはかること、つまり測光することがとても大切なのです。
さて、その光ですが、光には大きく分けて2種類あります。
ひとつはそのものが光を放つもの、例えば照明など電球、そして光を持っている太陽などです。
それらは自身が光るので光源と言います。
もうひとつは光を受けてその光を放つもの、つまりそれは反射ととらえられます。

この光源と反射は、物の素材、色、環境などによって差があります。
写真を撮影する際にその様々な光が一枚の中におさめられることもあります。
そこで必要なのがそれぞれの光の強さを測ることです。それには露出計が必要ですが、光の種類によって反射光計、入射光計にわかれてます。

光を測る際に「光源」と「反射」の光があることも意識しながらみてみると、また違った視点で構図など撮影準備ができると思います。

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キャリブレーション

キャリブレーション(calibration)とは、直訳すると測定、目盛りを表す単語で、モニターのキャリブレーションや、カラーマネージメントとしてカラー・キャリブレーションといったように、正しい色を再現するための調整、設定のことを表します。
デジタルカメラで撮影し、すばらしい一枚が出来上がったとしても、それをいざプリントする際にモニターの色温度、輝度などが正しくなければ、適切な色のプリントはできません。
写真撮影の中では、実際の写真撮影と、その後のポストプロダクション(つまりは撮影後の作業の総称)が大切になってきます。
モニターは使い続けていくと、その使用時間によって色温度や明るさが変わっていくため、正しい色をモニターで見るためには、このキャリブレーションが必要になってくるという訳です。
同じメーカーの同じモデルでも並んで作業してみると微妙に色合いや明るさが違うのはそのためです。さらに同じ製品であっても個差がでてきます。
キャリブレーションには、パソコン内部で調整するソフトウエア・キャリブレーションと直接モニターの色表示を調整するハードウエア・キャリブレーションがあります。

少し前ではキャリブレーション専用のツールなどは高価でしたが、今では入門的に手頃なツールもでてきています。撮影時のホワイトバランスに気を使っても、実際に写真を目で確認するモニターの色、明るさにも配慮しなければ元も子もないということにもなりかねません。
撮影時、撮影後のどちらも気を配ってみたいですね。

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携帯電話と同じように

日本へ旅行したことがある海外の友人たちも、まず公共の場で日本人が携帯電話で話をしていないことに驚きます。マナーモードはもちろん、公共交通機関で電話で会話をすることはされませんね。
とくに電話大好き(おしゃべり大好き)のイタリアでは、公共スペースで電話をすることは普通のこと。しかもマナーモードのように発信音や着信音をミュートにすることもなく、電車、さらには新幹線のような特急電車でもあちらこちらで話し声と電波音が鳴り響いているほどです。
当然騒がしいのですが、その状態に慣れてしまって、日本での電車内の光景を見ると本当にびっくりします。誰一人話すことはなく、携帯電話やスマートフォンを使っていても、全く音はないという徹底ぶりが外国人には印象が強いようです。

ところで携帯電話での電信音には敏感ですが、カメラの設定はカスタマイズされていないことがありますね。焦点があったときやシャッターをきる際の「ピピッ」という音はそれほど大きなものではなく煩わしいこともありませんが、撮影できる室内や静かな場所では、ちょっとしたその「ピピッ」も気になることがあります。メーカー、モデルによって初期設定は違うので、セットアップメニューからTPOにあった撮影ができるように確認してみましょう。
携帯電話と同じように、カメラ設定もちょっとした配慮を!

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携帯電話と同じように

ヨーロッパ諸国とくらべると、日本での携帯電話の使い方は非常にマナーを尊んでいるのが一目瞭然に分かります。
日本へ旅行したことがある海外の友人たちも、まず公共の場で日本人が携帯電話で話をしていないことに驚きます。マナーモードはもちろん、公共交通機関で電話で会話をすることはされませんね。
とくに電話大好き(おしゃべり大好き)のイタリアでは、公共スペースで電話をすることは普通のこと。しかもマナーモードのように発信音や着信音をミュートにすることもなく、電車、さらには新幹線のような特急電車でもあちらこちらで話し声と電波音が鳴り響いているほどです。
当然騒がしいのですが、その状態に慣れてしまって、日本での電車内の光景を見ると本当にびっくりします。誰一人話すことはなく、携帯電話やスマートフォンを使っていても、全く音はないという徹底ぶりが外国人には印象が強いようです。

ところで携帯電話での電信音には敏感ですが、カメラの設定はカスタマイズされていないことがありますね。焦点があったときやシャッターをきる際の「ピピッ」という音はそれほど大きなものではなく煩わしいこともありませんが、撮影できる室内や静かな場所では、ちょっとしたその「ピピッ」も気になることがあります。メーカー、モデルによって初期設定は違うので、セットアップメニューからTPOにあった撮影ができるように確認してみましょう。
携帯電話と同じように、カメラ設定もちょっとした配慮を!

撮影機材の専門店

機材もプロテクト

季節柄で花粉やさらに今年は通年に増す量の黄砂などで、普段からマスクをする人が目立ちましたね。
関東近郊、中部地方などでも黄砂の影響で、建物の窓、車の表面など細かい砂、ほこりの汚れが明らかに分かるくらいでした。
マスクで花粉やほこりを防ぐように、屋外での撮影に使用する写真機材も撮影前の準備や撮影後の掃除が大切です。
外出すると花粉やほこりを感じるように、撮影で一日外で使用したカメラ、機材は思っている以上に汚れているものです。細かなほこりが細かな機材の接触部分、装填部、などに入り込んでしまったりすると手入れも面倒になってしまうので、普段から使用するたびにケアをするといいですね。
手順としてはまず、ブロアブラシで全体のほこりをとりのぞきます。その際にはレンズはもちろん、レンズキャップもつけたままほこりを取り除きましょう。
ブロアブラシやエアーでとれないほこりはクロスを使います、その際細かい部分は楊枝などにクロスを巻くと取り除きやすいです。
何度も使っているクロスは、それ自体を洗うことも実は大切。見落としがちですが、機材に直接触れるクロスは当然キレイなものを。
外出先から帰って、手洗いをするように、機材も外気から付着する汚れを取り除くことも忘れずに!

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