工夫するディフューザー

工夫するディフューザー

ディフューザーとひとことで言っても、プロのスタジオ撮影機材のディフューザーから、その場でディフューザーの役割を果たせるようにペーパーや布などでつくる代用品としての即席品までいろいろあるでしょう。
なぜなら照明がある(自然光も含めて)ところには被写体へのコントラストや、照明によってできてしまう被写体の影などを微妙に調整しなければならず、それにはディフューザーが必須と言ってもいいからです。
たとえ少しの活用でも、ディフューザーを用いたものとそうでない写真の差は明確で、いわゆる「プロっぽい」「プロ並み」と見られる写真撮影にはこういう部分が軽視されないとも言えますね。

さて、ネット上でコンパクトカメラを使って、スナップ写真をとりながら作品つくりをされているフォトグラファーのインタビューを読みました。
その方のディフューザー使いがユニーク且つ実用的なのでとても印象に残りました。
コンパクトカメラにストラップをつける部分に、自作のディフューザーをつけているのです、撮影するときにすぐに使えるように。
ディフューザーは白濁のアクリルシートを丸く切り取り、ひもをつけてストラップタイプに仕上げたもの。見た目もスマートで、いざ撮影というときにそのアクリルシートをコンパクトカメラのフラッシュ部分にかざして撮影。とっても効率的です。

それぞれの撮影スタイルにあった、そして撮影スタイルに必要なディフューザーを見つけたり、または既製のものに手を加えたりしながら、動きやすくそして使いやすいディフューザーを活用しながらより有効な写真撮影をしていきたいですね。
撮影機材の専門店ライトグラフィカ

『カメラトートバック』

「カメラ女子」。写真が趣味の女性。増えてますよね。
カメラ女子が増えるとともに大きくカメラ業界は変わってきているようです。
女性でも使いやすいカメラの開発や、女性講師によるカルチャースクールも多くみかけるようになりましたし、女性らしい淡くかわいいテイストの写真家の活躍も目ざましいです。
世の女子がカメラを手にすることで、これまでになかった、「カメラ=おしゃれ」というイメージが徐々に根付いているように感じます。
それを裏付けるのが周辺グッズの充実ぶり。
ファッショナブルで持ち運びやすいカメラ用カバンなど、続々と発表されています。

「炭酸デザイン室」という若手クリエイター達が展開するブランド「TANSAN TEXTILE」とコラボしたカメラトートバッグシリーズが、カメラバッグブランドの「MOUTH」より先日発表されましたが、一見、見た目はおしゃれなトートバック。
なのに中はメラやレンズなどを保護するインナーケースがセットになっているほか、最大でカメラ+交換レンズ2本の収納が可能という機能性抜群のつくりとなっています。

定価もまあまあのお手ごろ価格。
今までカメラ用のカバンといえば使い勝手重視でごつい上に高いというものばかりでした。
こういうおしゃれなカメラバックが欲しかった、というカメラ女子は多いのではないでしょうか。
また、女性に限らず男性のニーズもあるはずですよね。

専門性を深めつつ、カジュアルに。
恐るべし、ウーマンパワー。
女性の知的好奇心が世の中を変えるのかもしれませんね。

撮影機材・LED照明の専門店

フードの必要性

フードの必要性

「フード」と言っても、これは料理撮影の「フード」ではなくて「レンズフード」のお話。
レンズフードをつけると、光よけ、つまりレンズの日よけとして余分な光をカットしてくれるのは分かっていても、ついついつけ忘れたり、持ち歩きが面倒だったりするとフード無しで撮影することってありますよね。もちろんそれでも撮影はできてしまいます。だからこそレンズフードの必要性について語られたりします。
実際に天気のよい屋外の撮影ではレンズフードをつけた写真とそうではない写真の違いははっきり表れてきます。
太陽の位置や光量にもよりますが、フレアという現象が表れたり、光の強さによって露出を適切に判断するのが難しくなったりします。
それを防ぐための近道、解決策がレンズフードなのです。
実際にレンズフードを手にすると、日よけ、光のコントロールの役割なので、素材は黒くつや消し、ものによっては内側に反射防止の加工がされているものもあります。

メーカーやモデルによってはカメラ、レンズ購入時にレンズフードがついていない場合もありますが、やはり常時持ち歩き、特にロケ撮影の際にはレンズフードの装着を心がけたいですね。
また、スナップなどでカメラを持ち歩きながら移動する時もフードが邪魔に思いがちですが、移動時はフードを反対にしてレンズに被せるようにすると便利です。

ちなみに望遠レンズのフードは長く、広角レンズのフードは短めが特徴です。
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どちらも防水

どちらも防水

スポーツの会場で目にするフォトグラファーでもビデオカメラマンでも、非常に重たそうな鞄(リュック)を持っているのが気になります。どちらもどっしりとした三脚、または一脚を持っていますが、それに加えてもちろんバッテリーの替え、アクセサリー、ビデオカメラの場合には種類によってはディスク、メモリー、音声などの様々な準備が必要になるでしょう。
いろんな場面を想定して、必要に応じた準備を備えています。
それを感じるのが雨天のとき。雨が降り始めると、サササッとフォトグラファーもビデオカメラマンもカメラに覆うレインカバーを取り出すのです。
そう、大切なカメラ、そして高価なレンズを濡らしてはなりません。

こういった場面を何度か目にしていると、プロカメラマンたちの格好にも気づくようになりました。
とにかく靴底が厚いのです。まさに登山靴のようでもあり、防水加工を施した靴もあるでしょう。
雨天に備えてもいますが、悪天候の中で撮影するには、雨、寒さなどからも自分自身を守らなければいいコンディションで撮影を続けることはできません。
さらにスタジオ撮影と違い、ロケ撮影では、撮影現場までの道がアスファルトだけではなく、ぬかるんだ道や葉や草などで滑りやすい道も機材を持って移動しなければなりません。
こういう備えからも、プロだなあ。と感じることがあります。

何を揃えればいいか、というのではなく、経験とともに「あのときあれが必要だった」という積み重ねが準備周到をもたらしているのかもしれません。
みなさんもプロカメラマンを見るときに、彼らの服装、持ち物、身なりなどに気をつけてみて、今までと違う発見をしてみてください。
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マニュアル機で学ぶこと

マニュアル機で学ぶこと

このところ立て続けにフィルムカメラを使ったことがないというカメラマンに出会いました。
なるほど、写真の学校でもデジタルカメラから始めているのでしょうね。
もちろんそれに異論はありません。ただ実際にフィルムカメラを通ってきてない人たち曰く、露出とシャッタースピードなどの撮影条件のつながり方が今ひとつつかめないというのです。
もちろん経験や個人差もあるでしょうが、数字上の上での理解だけでは写真撮影の実感しづらいのかもしれません。

フィルムカメラでもデジタルカメラでも設定上ですることは同じ。
ISO設定だったり、ホワイトバランスだったり、そして撮影自体もたとえオート設定でもマニュアルのフォーカス設定でもF値、スピードシャッターなどの読み方は一緒です。
ただシャッターを押した時から実際に写真を確認するまでの過程が違います。押してからすぐにモニターで写真を確認できるデジタルとは違い、フィルムカメラでは現像してプリントとして出来上がるまでの時間がかかります。
そのためフィルムカメラでの練習では何枚目にどの条件でシャッターをきったのか、あとで見比べるように撮影コマ数ごとにのF値やシャッタースピードを記載するのが習慣になるような写真撮影をしていきます。まさに写真撮影記録とも言えるようなものでしょう。
そしてプリントが出来上がったときに、実際にシャッターを押した時の条件と見比べながら、被写体のボケ加減、ピントの具合、被写界深度などを見ていくのです。
この確認過程が、デジタルカメラとフィルムカメラで学び練習した場合の違いがでてくるのかもしれません。
もちろん習得するのにフィルムカメラが必須な訳ではありません。
デジタルカメラでも同じように、記録を残しながら撮影していくと、のちに記録したデータと写真をゆっくりと照らし合わせながら確認できます。
同じ被写体、構図で条件の違いがよくわかる写真ができれば、記録と写真をアーカイブとして保存しておくといい手引きにもなるでしょう。
遠回りが近道になるのは、写真撮影でも言えることかもしれませんね。
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『日中シンクロ』

日中シンクロと聞いて、写真を知らない人だと水泳のシンクロを連想しそうですが、
これは日中フラッシュを使うことを意味します。
日中シンクロ(デーライトシンクロとも呼びます)は逆光では被写体が影になる部分
にストロボの光をあて明度差を緩和させることによって、背景と被写体をバランスよ
く撮影することです。
なんてわかりにくい写真用語なんでしょうね(笑)

ストロボは暗いところで使うよりも明るいところで使うものであると個人的には思っ
ているのですが、いざ日中シンクロを使って撮影しようとすると白くぼけてしまった
り、光の量や角度がわからないうちはなかなか難しいものです。
もちろん、内蔵のフラッシュを使い手軽に日中シンクロ撮影することも可能ですが、
光の量が少ないため失敗することが多いので、それなりのテクニックが必要になって
きます。
慣れないうちは使用するフラッシュのガイドナンバーによる計算で、絞りやシャッ
タースピードを想定すると良いかもしれませんね。

逆光だからといってフラッシュをたかなければならないのではなく、場合によっては
露出補正で調整したりレフ板を使ったり日中シンクロを使ってみたりすると、より自
分の撮りたい写真に近づけることができます。
もちろん当社のLED照明機材を使ってみるのもアリですよ。

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『くまモンとライカ』

くまモンとライカって配色がちょっと似てるよな・・・と思っていたのは僕だけでは
なかったようです(笑)
なんと、この度あのライカ社から特別限定モデルの2機種、「くまモンのライカC」と
「くまモンのライカM」が発表されました。
ボディ前面だけではなく、トップカバー上部にもくまモンが入っています。
そして製品名が「くまモンのライカ」って・・・。

その真意を確かめるため、くまモンのブログを覗いてみたところ、昨年7月くまモン
はライカの新社屋「ライツパーク」へ行きライカカメラのCEOであるアルフレッド・
ショプフと直談話しているではないか!!
しかもCEOはこのオファーを快諾している。すごいなくまモン。

ベースとなったのはコンパクトデジタルカメラ「ライカC」で、焦点距離28~200mm相
当(35mm判換算)のレンズと、有効1,210万画素の撮像素子を搭載するモデルとレンジ
ファインダー式デジタルカメラ「ライカM」。
ちなみに、「くまモンのライカC」は国内限定50台の発売で、特別付属品として「く
まモン直筆サインが入ったポストカード」が同梱されるそうです。

「くまモンのライカM」は非売品で、世界に1台のみの特別モデルだそう。
くまモンの誕生日(3月12日)を記念してライカが作ってくれたんだそうです。
くまモンが羨ましい・・・。

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デジタル商戦

誰もがスマートフォンを持つ時代になりつつ、デジタルカメラでの市場の動きが変わってきているというニュースを読みました。
スマートフォンでカメラの代用するのが日常になり、コンパクトカメラ市場が大幅に低迷し、生産も打ち切るメーカーが大きくなっているようです。
その分コンパクトカメラからミラーレスカメラ市場に移行している。
カメラ市場は他の電化製品と違って、未だ日本のメーカーが主権を握っているため、
今後各メーカーが打ち出す商品が直接カメラ市場の動きであると言い換えることもできます。

日常のスナップ写真や記録、ブログ用などの写真にスマートフォンを活用するようになり、スマートフォンのカメラ機能も大きく飛躍しているとなると、確かにコンパクトカメラ使用率は目に見えて低くなります。といっても一眼レフカメラを購入する人は撮影の目的がはっきりしているため、広範囲な顧客ターゲットは狙いづらいものです。
そこでメーカーが生産割合を大きくしたのがミラーレスカメラ。
コンパクトカメラよりもこだわりの質感、機能を追求し、かつ一眼レフカメラのように重くなく持ち運びしやすいカメラ、重さばかりでなく形、薄さも人気の一理を担っています。

メーカー同士のクオリティー競争によって、消費者にとってより使いやすく、適切な値段のモデルがでてくることを願いつつ、2014年もカメラ市場から目が離せなくなりそうです。
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富士山を撮る

富士山を撮る

晴れて世界遺産となった富士山。
日本のシンボルでもありますが、海外の人にとってだけでなく、日本人である私たちにも富士山の存在は特別。
絵画でも工芸でも、むかしからモチーフにされる富士山。
そして写真の被写体としても、不二な存在、さらに縁起が良いということで今も以前も絶好の被写体のひとつです。
だからこそ世界遺産を機に、絵画や写真などで富士山をテーマにコンテストや展示なども多く開催されました。
この年末年始、冬休みの間にあらためて富士山をモチーフに撮影するのはいかがでしょう。
縁起担ぎもかねて、富士山を撮る。
ただ、日本のシンボル、日本一高い山といっても、実際に肉眼で見える範囲は限られています。
山梨県、静岡県、神奈川県など周辺で富士山が見える場所がありますが、天候にもよるので、常に見ることができるという訳でもありません。

世界遺産にもなり、富士山が見えるスポット富士山を撮影できるスポットガイドがいろいろとでています。富士五湖周辺がメインな場所でしょうが、たとえば箱根温泉への道中にもなにげない撮影スポットがあります。霧がでていれば富士山の位置もみえないくらい曖昧ですが、いったん晴れると目の前に大きな富士山を見て取れます。
場所によって富士山の表情も色合いも随分変わってきます。
年始の記念に富士山撮影をする、というのも乙ではないでしょうか。
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