モニターの遮光

先日CMのロケ撮影をしている撮影隊を見かけました。かなり大掛かりなセットのなか、目立っていたのが黒いテント。
日中の太陽光が強いなか、撮影した映像チェックは屋外では不可能です。
ロケ撮影で近くに中継点としてお店やなど建物を確保できたりする場合は、そこを基点に撮影前後の映像チェックは屋内ことがほとんどでしょう。
それでも立地的にそれが不可能な場合も多々あるはず、そして登場したのが黒テント。
いわゆるアウトドアのテントとは違い、小部屋くらいの高さと幅のある空間で、天井もしっかり張られていましたが、側面は出入りをしやすくするためかカーテン状になっていました。
ひらひらとなびく側面のカーテンの隙間からは、テーブルに設置された機材がかっしり、そしてその横には椅子とともにモニターが置かれていました。監督チェックの空間です。
モニターチェックの際に遮光がシビアに行われるのは、外光に左右されてモニター上の明暗や色合い、コントラストが正しく判断されなかったり、外光反射で作業の妨害も避けるためです。
映像でも写真でも最終チェック次第で仕上がりが変わると思えば、自ずと慎重になります。
さて、ご家庭でもパソコンでの写真やビデオのチェックや整理の際にモニターの遮光に気遣いされていますでしょうか。日当たりのいい窓を背にして、または窓を前にしてパソコンに向かっていませんか? ディスプレイの輝度が自動調整されている場合には部屋の明るさによって、時間によって自動調整され、知らないうちに一定の輝度で作業していないことになります。
ポストプロダクションのオフィスや印刷ラボなどは外光をシャットアウトしていたり、もともと日当たりのよくない物件を選んだりします。「日当たり良好」はモニターの作業には必要ないんですね。
プロのようにモニターの遮光フードをつける必要はありませんが、ちょっと意識してみてはいかがでしょう。

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本とビールと焼酎

本とビールと焼酎。なんとも素敵な組み合わせのキャッチコピーにひかれて、HPにたどり着いてみると6月1日にオープンしたばかりの福岡市天神にある「Tethink Books」という本屋さんでした。
コンセプトを読んで、イベントの様子を見てみると、むむ、、下北沢にある「本屋 B&B」と似ていることにすぐに気づきます、そう、こちらは「本屋 B&B」がプロデュースしているお店なんですね。
カフェ空間の中で本を読めるお店も随分増えてきましたが、こちらは会計前の本でもテーブルに座って、ビール片手にゆっくり読める本屋さん。近所にあったら毎日寄りたい空間ですね。
仕事を終えてオンとオフの合間にビール片手に写真集などのページをめくりたいものです。
そして大きな特徴としてはほぼ毎日トークイベントがあることです。様々な業界の人が違った分野の人とのトークイベント、福岡市天神にあることからその土地に関係している人もいる魅力的な人選です。
トークイベントにはワンドリンク付きチケットが必要ですが、未知の興味へ開眼してくれそうなラインナップです。
「Rethink」という名の通り再考する場として空間作りがされ、店内カンター横の壁面の黒板には「Rethink Booksからの宿題」なる作家、デザイナー、写真家など様々なジャンルの人からのコメントがあるそうです。
東京でも天神でもお近くの方にはお勧めスポット。
リフレッシュにも、インプットにも、そしてアウトプットにも刺激を与えてくれるような本屋さんです。

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アイラブキャット

カーサブルータスのweb版に「ilove.cat」という記事があるのをご存知ですか?
猫ブームと言われながらも、どの時代にも猫愛好家は多いものです。
こちらはカーサブルータスならではで、デザイナーやミージシャンなどのなかで愛猫家のお宅でのインタビューと撮影された記事が「読み」「見れ」ます。
飼い主のインタビューはもちろん面白いのですが、何と言っても写真がいい!
猫好きでなくとも唸りたくなるような可愛い猫たち。それぞれ性格の違う猫を撮影するのは本当に大変だと思いますが、その猫たちの性格が表情に出ているような写真の数々。そして絶妙なシャッターチャンス。
動物写真をもっとうまく撮りたい、と思っている方にもお勧めです。
猫の表情、動き、毛質、色合いなどを考慮しながら露出、F値が美しく調整されて撮影されています。
もちろんカーサブルータスゆえにデザイナーのお宅拝見としてみても面白いです。ちょっとしたコーナー、窓際やシンク周り、階段ぎわなど、すっきり収納、見せる収納が見て取れます。
これらの美しく愛らしい猫写真が、ますます猫ブームを盛り上げそうです。

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入ってしまう鳥写真

ジョン・ジェームズ・オーデュボンという名の画家・鳥類研究家がいました。
その彼の名が使われている、野鳥の保護を目的とした自然保護団体「全米オーデュボン協会」というところが主催している野鳥の写真コンテストがあります。
この写真がすごい!
HPには今年のコンテストで選ばれたトップ100の作品が掲載されているのですが、クリックする手が止まらないほど100枚の野鳥の写真を見入ってしまいます。
いやあ、鳥と一言で言っても、ものすごい色合いの鮮やかな鳥から見たこともない形の鳥まで本当に様々です。鳥の動きが華麗な写真からちょっとコミカルな表情の鳥など、たとえ野鳥に興味がなくても惹きつけられる写真です。
2016年のコンテストでは1700名参加、7000枚の作品がエントリーされたそうです。カテゴリーにはアマチュア、プロフェッショナル、ファインアート、ユースと4つありますが、トップ100の作品を見る限り、ものすごいレベルのプロ写真です。
これらの写真を撮るには相当の機材、レンズが必要になると思うのですが、それ以上にこんなにも見たことのない野鳥を撮影できる環境を探す、移動する、滞在するという条件を満たさなければなされない写真たちです。
たとてバードウオッチングなど人ごとの趣味だと思っている方でも、「写真が好き」「動物が好き」このどちらかに当てはまる方ならとても興味のある野鳥写真ではないでしょうか。

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それはつまりは照明が綺麗な写真ということ。

例えばオークションサイトをあげてみましょう。
「商品」を探している検索者は、その商品が欲しいので同じ商品の写真を見比べます。商品自体が綺麗なことは前提で、同じような商品二つを比べた際、明るい方を選ぶ傾向はありませんか。
もちろん出品者もよく試行して、人気のある出品者の提示している写真は本当に綺麗ですよね。
もう一つの例は不動産屋さんの写真です。
大きな決断が必要な「家」は、探していても時間がかかり、それゆえに購入者(賃貸人)は多くの物件の「写真」を見ていきます。そこでだんだん「写真」をみていくのも慣れていきますし、飽きてもきます。しかし「お」っと目が止まる写真は、とにかく明るくて「白」が綺麗ということ。
上手な不動産屋さんは、とっかかりである写真をおざなりにしたりはしません。室内に自然照明が入り込む時間帯に撮影をし、露出も高めです。
つまりは、「人気商品」で「売れる」商品は「白」がとても重要になるということです。
その露出の補正加減が難しいわけですが、コツは同じ写真を露出補正をした異なる何枚かの写真を一緒に並べてみることです。そして「白」部分が「白飛び」することなく、ちょうど良い綺麗な白であることを見てみてください。

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『完璧な猫写真を撮る11のヒント』

世界的な「猫写真家」、ラリー・ジョンソン氏から、完璧な猫写真を撮るためのヒントが11個提示されました。

1. 猫の個性と向き合う
例えば、ペルシャやヒマラヤンは面倒くさがり屋でおとなしいので、寝そべった姿なら撮影しやすいです。
反対に、アビシニアン、ロシアンブルー、コーニッシュレックスは、活発で遊びが大好きななので、キャットタワーに登った姿を撮影するといいでしょう。

2. 背景はシンプルに
無地あるいは何もない場所や壁が望ましいそうです。
写真の中心となるべきは猫であって、やりすぎると散漫になってしまうとのこと。

3. 撮影は慣れた環境で
自宅は猫たちが勝手知ったる場所で、安心していられます。
それこそ撮影にふさわしい場所でしょう。

4. フラッシュに注意
ストロボに驚く猫もいるので、弊社LED照明機材を使用していただくのが最適です。

5. 猫におもちゃ
猫は犬と違って勝手気まま。
おもちゃは、撮影中に猫に一ヶ所に留まってもらうのに有効なツールです。

6. 時には少量のキャットニップ
キャットニップとは猫が好むとされるハーブで、イヌハッカや西洋マタタビとも呼ばれています。
これを嗅いだ猫は酔っ払ったようになるため、撮影が難しくなりますが、時にはそんな姿も撮りたくなるものです。

7. スマートフォンでの撮影方法
バーストモード(連続撮影)等を利用して、生き生きとした猫の写真を撮りましょう。

8. 撮影前に猫の爪を切っておく
飼い主以外の人に触られることを嫌う子もいますので、ケガをしないように、可能なら事前に爪を切っておきましょう。
それでも攻撃的だったり、苛立っているようならば、しばらく時間をおいて撮影に臨んだ方がいいかもしれません。

9. 軽く音楽をかける
猫は音に敏感です。
バシャッと、突然の物音がするとびっくりしてしまい、撮影が難しくなるので軽く音楽をかけましょう。

10. ほどほどに近づこう
遠くにいても猫はカメラに関心を示しませんし、近寄り過ぎれば遊ぼうとしたりします。
ジョンソンさんは被写体から90cmは離れるようにしているそうです。

11. 軽くレタッチソフトを使う
フォトショップなどの画像編集アプリで、無駄な毛、涙目、縮毛など、気になるところをホドホドに修正するといいでしょう。

以上11個。
ジョンソンさんは今も世界を飛び回り、有名ブリーダーや雑誌社などのクライアントのために猫の写真を撮り続けています。
ありがたや~。

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手軽なコンパクトLED

弊社でも大人気のコンパクトLED照明。
本当にいろんなシーンで臨機応変に使えて便利です。
ビデオカメラの装着したり、付属のブラケットでいろいろビデオ、カメラに取り付けることができます。
機材に取り付けて撮影ができることはもちろんですが、コンパクトLED照明が便利なのは、まさにそのサイズ。
あらかじめスタンドなどに固定された照明機材と違って、単体でも移動できるというのが便利ですよね。どんな位置にも方向にもその場の必要に応じて手軽に変えられることが最大メリットともいえるでしょう。
小物撮影や、料理撮影で被写体と素材によって微妙に照明の方向を変えたり、照明を当てる場所を変えるにもその場ですぐにチェンジ。
その手軽さゆえに、一人撮影もスムーズにできます。
ひとつ持っていれば、ビデオカメラにも写真撮影にもどちらにも使えていいですよね。
スタンド照明のようにコードが邪魔になったり、コンセント位置を確認する必要もない。本当に「手軽」で「コンパクト」なLED照明です。
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もう一枚

フィルム撮影の時代に比べて、今はデジタルカメラの撮影ではその場で写り具合を確認できるので、微妙な変更もすぐできます。
ただモニターによって色合いと明暗の具合が変わる場合もあるので、RAWで撮影する以外は同じ構図で露出を変えて(露出補正)をして何枚か撮影することをお勧めします。
例えば、植物や花などちょっとした光の加減で見え方が随分変わる繊細な被写体があります。
白飛び寸前だけれど、透けるような葉脈、花びらなど、露出補正することによって幻想的な写真になるか、平凡な写真になるかにわかれてきます。
上記と同じように今度は露出のマイナス補正をして暗めにすることで濃い色をうまく引き出せることもあります。色がしっかりでることによってひき締まった画像になります。
同じ構図のまま違った露出で撮影するとその違いがよくわかります。
自分自身の感覚とイメージで出来上がりの写真が変わってくる大きなポイントが露出補正です。
あ、これいいな。とおもった被写体とその構図では「もう一枚」露出を変えて撮影してみましょう。

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