パリフォト 2020
世界各国で大きなイベントや展覧会など新型コロナウイルスの影響で中止や延期、または縮小
したりというニュースが飛び交っています。
そんな中、9月15日に今年のパリフォトの開催が発表になりました。
例年通り、11月にグラン・パレで開催、日程は11月12日から15日までです。一方、10月に通常
開催の現代アート国際フェアのFIACは中止になりました。昨年のFIACでは5日間に7万5千人弱
の入場者を記録し、28カ国の199のギャラリーが参加しているアートフェア、この大きなフェ
アも中止になる程ですから、パリフォトの開催決定もいろいろな機関で錯綜しての決定でしょ
う。
主催者側はもちろんのこと、参加するギャラリストの準備なども大変なことは想像に難くあり
ません。
大規模な写真の国際フェア、パリフォトだけあって、期間中には既にいくつも大きな展覧会が
企画されています。
パリ近代美術館でのサラ・ムーン展(9月18日-2021年1月10日)やルイ・ヴィトン財団美術館
でのシンディ・シャーマン展(9月23日-2021年1月3日)など。
今年、パリフォトのニューヨークでのフェア開催を中止して、それを受けて出展予定だっ
た1200点以上に及ぶ写真作品オンラインビューイングが開設されました。
実際に行く機会がなくとも毎年パリフォトの様子やニュースには関心が集まります。さて、今
年のパリフォト、どんな感じになるのでしょう。
今月末に参加ギャラリーの発表があり、注目が続きます。
月: 2020年9月
新しい販売プレゼンテーション
新しい販売プレゼンテーション
Canonの新型カメラ、手のひらサイズの望遠鏡型カメラ「PowerShot ZOOM」の先行販売とし
てクラウドファンディングサイトの「Makuake」にて出品し限定販売数1000セットを発売日の
半日で完売しました。
前回のCANON×Makuaakeコラボシリーズの第一弾のiNSPiC RECの1000台販売も13時間で完
売しています。
今回のプロジェクトの終了予定日は10月7日でしたが、販売日9月10日の当日に完売、魅力的な
商品なだけに需要は十分にあるでしょうが、クラウドファンディングサイトの販売を知らなけ
れば、または少しでも遅れてしまうと購入不可能。それゆえに購買欲は刺激され、さらには商
品の注目度も上がります。新商品の新しいプレゼンテーションとも言えるのでは。
さて肝心の商品は、手のひらで包むようにして覗く望遠鏡型のカメラで重さや約145g、画素数
は1210万画素、画角が35mm判換算で100mm/400mm/800mm相当の三段階を手元のボタンで切
り替える仕様、覗きながら静止画も動画も動画も撮影。
支援金額は「本体1台+急速充電器1台+クリアファイル」と「本体1台+クリアファイル」の2種
類でそれぞれ31,460円、どちらも500セットの計1000セットでした。
掲載されている写真のように、その場で瞬間的にズームできるのでスポーツ観戦にはぴったり
でしょう。
スマートフォンとの連携機能も搭載、カメラで見ているその画像を、他の人がスマートフォン
で一緒に見ることができるという楽しみ方ができるのも特徴です。旅行や運動会、イベントな
どでも重宝しそうですね。
気になるのは一般販売がいつになるかということ。
新しいカメラの形によって日常生活のあり方も変わってきます、使い方も自分次第のカメラ、
ますます楽しみになります。
ライアン・マッギンレーのTシャツ
ライアン・マッギンレーのTシャツ
25歳の時にホイットニー美術館で同館史上最年少の個展を開催し、現在でも国際的に展覧会を
開催しているアート界のみならずファッション界でもひっぱりだこのライアン・マッギンレー
がユニクロとコラボをしてTシャツが商品化されました。
ユニクロのUTコレクションといえば、アニメやキャラクター、ディズニーなど不朽の人気キャ
ラクターから旬で話題のキャラクターまでいろいろありますが、写真家とのコラボレーション
として「写真」がプリントされてTシャツとなったことがあるでしょうか。
現在バスキアのUTコレクションも発売されていますが、ペインティングやグラフィックではな
くて写真家とのコラボレーションはあったのでしょうか。
写真をプリントしてTシャツにする、その写真家をライアン・マッギンレーを取り上げたユニ
クロ!凄いなあと率直に思うところです。そして今や日本全国を網羅するのみにとどまらず、
ユニクロの店舗は世界中にあるということ。季節限定商品でも世界共通のものもありますが、
このライアン・マッギンレーとのUTコレクションはどうやら日本でしか購入できないようで
す。ユニクロが年2回発刊しているフリーマガジン「LifeWearMagagine」にUTコレクション発
売にあたってマッギンレーにインタヴューをした記事が日英で載っているのですが、購入でき
るのが日
本のみとなると、悔しい思いをする海外のファンは多いのではないかと想像できます。
さて、Tシャツはメンズの6種類がラインナップ。
エネルギッシュで美しい色のグラデーションと光のプリントはマッギンレーの作品そのもの。
どちらも写真のプリントとともにメッセージがはいっています。
メンズコレクションのみですが、構うことなく女性ファンも購入することでしょう。
ミュージアムの展覧会でのグッズ商品ではないけれど、その名の通り「コレクション」として
求める人もいるかもしれません。
写真家とのコラボレーションTシャツ、これからも広がると嬉しいなあ。
ライアン・マッギンレーのTシャツ
ライアン・マッギンレーのTシャツ
25歳の時にホイットニー美術館で同館史上最年少の個展を開催し、現在でも国際的に展覧会を
開催しているアート界のみならずファッション界でもひっぱりだこのライアン・マッギンレー
がユニクロとコラボをしてTシャツが商品化されました。
ユニクロのUTコレクションといえば、アニメやキャラクター、ディズニーなど不朽の人気キャ
ラクターから旬で話題のキャラクターまでいろいろありますが、写真家とのコラボレーション
として「写真」がプリントされてTシャツとなったことがあるでしょうか。
現在バスキアのUTコレクションも発売されていますが、ペインティングやグラフィックではな
くて写真家とのコラボレーションはあったのでしょうか。
写真をプリントしてTシャツにする、その写真家をライアン・マッギンレーを取り上げたユニ
クロ!凄いなあと率直に思うところです。そして今や日本全国を網羅するのみにとどまらず、
ユニクロの店舗は世界中にあるということ。季節限定商品でも世界共通のものもありますが、
このライアン・マッギンレーとのUTコレクションはどうやら日本でしか購入できないようで
す。ユニクロが年2回発刊しているフリーマガジン「LifeWearMagagine」にUTコレクション発
売にあたってマッギンレーにインタヴューをした記事が日英で載っているのですが、購入でき
るのが日
本のみとなると、悔しい思いをする海外のファンは多いのではないかと想像できます。
さて、Tシャツはメンズの6種類がラインナップ。
エネルギッシュで美しい色のグラデーションと光のプリントはマッギンレーの作品そのもの。
どちらも写真のプリントとともにメッセージがはいっています。
メンズコレクションのみですが、構うことなく女性ファンも購入することでしょう。
ミュージアムの展覧会でのグッズ商品ではないけれど、その名の通り「コレクション」として
求める人もいるかもしれません。
写真家とのコラボレーションTシャツ、これからも広がると嬉しいなあ。
パキッと照明
パキッと照明
みうらじゅんさん責任編集の仏像写真集が発売されました。小さい頃から仏像に魅せられたと
いうみうらさんは仏像に関する書籍も数多く、自らを「見仏人」と称し、国宝ではなく「僕の
宝」である「僕宝」を見つけよう、といった独特の感性で楽しませてくれます。
写真集の撮影は帆足てるたか(ほあしてるたか)さん。
みうらさんが「パキッと照明」と表現されたように、黒の背景に細部まできっちり見える仏像
が浮かび上がるように写されています。二度目のタッグを組むお二人は、今回特別対談があり
その様子も収められているそうです。
そこでみうらさんが写真家帆足さんについて知ったことは、もともとバイク写真を撮影する
フォトグラファーだったということ、それから10年くらい前から仏像を撮り始めたというこ
と。
バイクを撮るようなメタリック感、バイクを撮っていたからこそのパリッとした照明が再現さ
れたのだろいうということ。なるほど。随分と違った被写体の撮影経験が技術として表れたん
ですね。
この写真集では、仏像を真正面から撮影した写真のみで構成され、真正面だからこそ仏像の表
情の違いが分かり顔つきが見てとれること、さらに実際にお寺で拝観するときにまず人は正面
から見るからとのことです。
そして面白いのはいわゆるメジャーどころの京都奈良のみならず、東北、関東、中部、京都1、
京都2、奈良、近畿、という7つの章に分けて構成されている点です。
なるほど、タイトルが「ぐるっと仏像 ご当地仏真正面!」というわけですね。
正面から撮影された仏像写真を一挙に85、掲載。正面の仏像だからこそまるで目が合っている
ようで、どんどん引き込まれて見入ってしまいます。仏像ファンのみならず、写真ファンに
とっても見応えのある写真集ですね。
撮影機材・LED照明の専門店
写真家と写真家の相乗効果
写真家と写真家の相乗効果
インスタグラムで作品を発表している写真家ユニット、原久路&林ナツミ。
その名の通り現代美術家の原久路さんと林ナツミさんのお二人が無名の少女たちを被写体にコ
ラボレーション作品を制作しています。
2012年に刊行された「本日の浮遊」は林ナツミさんによる、まるで重力から解放されたように
浮遊して見えるセルフポートレートのプロジェクト。不思議なのに懐かしいようなこの作品が
世界中にファンがいるというのに頷けます。そして原久路さんが2009年に発表した写真シリー
ズ「バルテュス絵画の考察」の、バルテュスの世界観の美しさと危うさと艶かしさに目を奪わ
れました。
そうして辿り着いたのが写真家ユニットの原久路&林ナツミ、すごい吸引力の作家がユニット
として活動し、だからこそ目が離せない作品が続きます。
「本日の浮遊」ではシャッターを押していたのが原さんで、林ナツミさんは2009年から原久路
さんのアシスタントを務めているということでどちらの作品も既にお二人の存在があったんで
すね。そして2013年に写真家ユニットを結成。2014年から東京から九州へ移住し現在は別府市
在住、作品制作を続けています。
インスタグラムでは「世界を見つめる」シリーズで双子シリーズや三つ子シリーズなど、多彩
で(浮遊少女のように)一瞬の刹那を切りとった作品を見ることができます。
そんな写真家ユニットのお二人が、今回の東京都写真美術館の「日本の新進作家」にて5組の新
進作家の一組として出展しています。「日本の新進作家」は東京都写真美術館が2002年から開
催している展覧会で、写真、映像に関して支援そして作家の発掘と活動の紹介を目的に開催し
ているもので今回で17回目となります。
「あしたのひかり 日本の新進作家 vol.17」は9月22日まで開催。
4組の新進作家の作品とともに、写真家ユニット原久路&林ナツミの大きくプリントされた作品
を見ることができます。
撮影機材・LED照明の専門店