『ローライフレックス』

ローライフレックスはドイツのローライ社の代表作で、二眼レフカメラの代名詞でも
あります。
一眼レフカメラとは見た目も使い方も違うので、少々購入には勇気がいりますが一度
は憧れを抱いた人も多いのではないでしょうか。

ローライフレックスの最大の特徴は、撮影レンズの上にファインダーがあり、いわゆ
る「構える」ポーズではなく猫背気味に上から覗き込むように写真を撮るという、独
特のスタイルで知られていますね。
現在でも二眼レフの製造が続けられていますが、基本的なスタイルは初代のローライ
フレックスとは変わっていません。

ローライフレックスは縦にも横にも引っ張られることがない6×6のスクエアフォー
マット。
操作の感触が優しく静かなシャッター音も魅力の一つです。
ただ、フィルム1本で12枚しか撮れないうえにレンズ交換ができない・・・と市場
で出回っている一眼レフに比べると欠点だらけにも見えますが、手間のかかる子ほど
愛着がわくというもの。

淡い写真を撮ることで女性人気を博す写真家である川内倫子さんに影響を受け、氏が
愛用するローライフレックスにはまってしまったという女性もじわじわ増えているよ
うです。
二眼レフをじっくり構えてスナップ撮影をするというのは粋ですよね。

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エンドフック

写真撮影において重要アイテムのひとつとして、何度も三脚を上げてきました。
撮影スタイル、被写体、カメラの機種に合わせて三脚も適切なタイプを選びますが、移動する撮影の際にはなるべく軽いカーボンタイプやアルミタイプが好まれますね。
さらに女性の場合にはカメラ機材のほかに三脚などすべて準備して移動するのはそれ自体大仕事。
そのために軽めの三脚や、セカンド三脚として手ぶれ防止だけの機能を目的とした華奢な三脚を使う際、軽すぎなのが返って難点。三脚が軽すぎて不安定な時に三脚センター棒の下部に重しを吊るして重量を増すようにするのが、「エンドフック」です。
形は文字通りフック型で、センター棒下部のキャップを外すとフックの取り付けネジが対応しているかたちになっています。

また三脚メーカーによっては取り付けネジタイプでない場合もあり、違う形で三脚にフックを設置できるようなアクセサリーもあります。

こういったちょっとした工夫で、撮影機材の軽量化も可能というのは結構助かるものです。
商品撮影用の撮影照明は

『折り畳みLEDランプ』

ユニークなLEDライトその2。

https://www.youtube.com/watch?v=W5av3HAoTHs

こちらの名前は「Orilamp(オリランプ)」。
たたんで収納できるという新しいスタイルのLEDランプです。

本体の素材は木と紙系素材で、和モダンな雰囲気。
アコーディオンのように広げたり、折りたたむことが出来ます。
全部折り畳むと木の箱になり、持ち運びもカンタンです。

色々なカタチで楽しめるのもポイントですね。
ジャバラを好きな長さに伸ばしたり、扇状に開いて置いたり、提灯のように吊るしたり。

電源はバッテリー式で7時間持続するそうです。
明るさや光量、点灯時間などは、何とスマホから調整できるという、スマートランプなのです。
Bluetoothを内蔵しており、スマートフォンには専用アプリが用意されています。

スマホからの操作では、単純な点灯/消灯の他、調光、バッテリー残量の確認、さらにはアラームやスリープタイマーと言った機能もあります。

照明本体は単純な動作でON/OFFが可能。
マグネットでくっついている2つの木を引き離すと照明がON。
そして再び2つの蓋をくっつければOFFになります。

カナダのデザインですが、ネーミングの由来は日本語っぽいですね。
折り畳みランプ→オリランプ、みたいな?
動画の様子から、提灯にヒントを得てそうな感じがしますね。

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光と時間

写真の画像の明るさは、「きれいな写真」と感じる基準の一つでもあります。
さて、この画像の明るさはセンサーに入ってくる光の強さで決まる訳ですが、それは何によって関連してくるかというと、おもにセンサーの感度、シャッタースピードです。
感度が強いと、つまりISO設定が高いと暗いところでも撮影できますね。また暗いところで撮影するということはシャッタースピードが遅くなるということでもあります。

「きれいな写真」はこの光の感度と時間に必然的に関連してきます。
同じ被写体を同じ条件で撮影するとします。
ISO400とISO100で撮影した場合は、センサーの感度の高さは1:4ですが、シャッタースピード時間は4:1となります。感度が上がると反比例してシャッタースピードが遅くなるというわけです。
反対に言い方を変えると、シャッター時間が長いときれいな画像という言い方もできるでしょう。
なぜならば、感度が低ければ低いほど、画像のきめが細かいからです。

光、感度、そして時間が画像の明るさに関連してくる仕組みがわかると、写真撮影の基本理論もわかってきます。

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写真を漫画風に

今や星の数ほどあるスマホのアプリケーション。
生活の中で便利で必需品になっているものから、笑えて遊べるちょっとリラックスなものまでさまざまです。
今日お話しするのは後者の方。使うのも楽しければ、そのアプリで加工したものを送る友達のことを考えるだけでも笑えてくるようなそんなアプリ。

その名も「漫画コミックカメラ」。
撮影した写真、または保存されている写真を漫画の一コマのように加工する機能です。
陰影や背景、線やベタ塗りの感じがまさに「漫画」!
バシャ!などの擬音を選んで画像にのせることもできて、まさに「漫画」。
犬や猫などペットの漫画化も面白いですし、もちろん人を撮影した写真が漫画化になるのも楽しいです。
普通の日常の写真が漫画化にするとこんなに面白いんだとちょっと新鮮です。
どんな写真も楽しいのですが、おすすめは建物。
普段何気に歩いているビルが立ち並ぶ風景や、観光で訪れた歴史的建築物などを漫画化すると、線画によって迫力があってかっこいい。

2012年に販売(無料アプリ)され、修正、追加イメージ、SNSとの連携などを重ねて現在のアップデートは2016年ですが、写真を漫画風に加工するアプリでは現在も人気です。
バッテリーの減り具合が気になる、というコメントもありますが、メモリーとバッテリー具合を見ながら一度試してみる面白さはあります。
画像加工してからLINEで送ることもできるので、オリジナルスタンプのようにも使えそうですね。
背景フィルターは92種類、効果音などの擬音持ちは64種類でその組み合わせは自由なのでいろんなパターンで遊べそうです。

仕事の合間のちょっとした息抜きに、友達同士でみんなで送りあったり、楽しみ方はそれぞれです。
シリアスな場面でもちょっと笑いが欲しい時にでも、こんな一コマがあったら和みそうです。

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明るい部屋

写真を専門に勉強した人ならば誰しもこの人の名前を聞き、そして著作「明るい部屋」を読んだことでしょう。
ロラン・バルトの「明るい部屋」正しくは「明るい部屋 写真についての覚書」は写真論の古典と言われ、スーザン・ソンタグの「写真論」と同じように写真を勉強している人のみならず、映像、思想、芸術まで関連した指南書的に広く多くの人に読まれています。

さて、読まれた方に大いに賛同していただけそうなことは、正直難しい!ということ。
まずはロラン・バルトは写真家ではないので、写真論といっても写真の技術でもなければ、写真の歴史が書かれているわけではありません。ロラン・バルトは哲学者で批評家、コレージュ・ド・フランスという学問や教育の最高峰で国立の高等教育機関の教授を務めた人物。つまりはものの言い方それ自体を理解するのが難しいのです。
哲学的で、回りくどくて、曖昧で、妙にセンチメンタルな具合の文章は、写真論といえどの視点で読んでいいのかわからないほど読者を翻弄します。
そのため、何度も読み返すことになります。
というか、時間が経つと、ちょっとまた読み返したくなる本なのです。

何度読んでも難しい本ですが、ロラン・バルトのいう「ストゥディウム」と「プンクトゥム」についての違いが写真に関わっているとわかってくるような気がします。
彼はラテン語で勉強を表す言葉「ストゥディウム」を「一般的関心」とし、刺し傷や小さな穴という意味の言葉「プンクトゥム」を「私を突き刺すもの」としています。
つまり写真を、時には感動に満ちた関心を抱くけれど、それは道徳的、政治的、教養と文化を仲介しているストゥディウムと、自分から求めているわけではないのに向こうから矢のように発して突き刺してくるプンクトゥムに分けています。

例えば、以前、若者の発掘に尽力されているギャラリー経営者の話を伺った際に、ポートフォリオを持ってくる人の中で突き刺すようなものがある写真を撮る人は一握り。というお話が印象に残っています。
ああ、まさにストゥディウムとプンクトゥム。
いくら上手な写真であってもそこにプンクトゥムがなければそれはストゥディウムでしかない写真ということですね。

この猛暑の折になんのこっちゃ!と言われてしまうかもしれませんが、文学でも古典が大事、というではありませんか。写真論の古典、なかなか興味深いです。
読みやすい、とは決していえませんが、一章ごとがとても短いところは読み始めやすいです。
まだ読まれていない方、ロラン・バルトの「明るい部屋」、夏休みのお供にいかがでしょう。

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