写真を愉しむ家

昨年11月にビジュアル・コミュニケーション事業を展開するアマナが、バーニーズニューヨーク横浜店に「写真を愉しむ家」というテーマで「&ima(アンドイマ)」をオープン。

雑誌「IMA」や、「IMA CONCEPT STORE」などを手がけるアマナが「写真と暮らす」というコンセプトのもとに「&ima」も同様に、どのように写真と生活の中でいっしょに暮らすか、どのように写真を生活に取り入れるか、といった提案を3つのエリアで実際に体験できるというもの。

確かに写真は好きでも家の中にインテリアのひとつとして写真をどうやって取り入れたらいいのか、どうやって飾ったらいいのかというのは、簡単そうだけれども実はセンスを問われる玄人レベル。
IKEAの展示販売のように、実際にインテリアの中でヒントを探せるのは「愉しむ家」そのものです。
さらに本格的なセットが施された「スタジオ」ではプロのフォトグラファーによる撮影、ワークショップなども開かれています。家族写真からブライダルなどの記念写真まで写真観とは違う空間ででの撮影。
ここで撮影して、その写真をプレゼントする。というのも生活と写真を結びつけるひとつですね。

一貫して「写真を生活に」といったテーマを追求するアマナがつくる、まさに実用的な大人のテーマパークといったところでしょうか。
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

家族だから

同じ日に偶然ふたつの記事を読みました。
ひとつは、糸井重里さんのほぼ日刊イトイ新聞にて石田ゆり子さんによって書かれた愛犬「はなちゃんシリーズ」のはなちゃんがなくなってしまったというお知らせです。
それは4月1日に、ほぼ日刊イトイ新聞サイトにて石田ゆり子さんからの手紙という形で載りました。ただ、実際にはなちゃんがなくなったのは昨年の4月1日で、公言するまでに一年を要したことになります。
もうひとつは、3月に刊行された本の紹介。ヒロコ・ムトーさん著「天使になったシュクちゃん 世界一愛された犬の七年半」。
こちらも実際に愛猫を失くした著者が、同様の体験をした友人のことを物語にした実話です。
どちらの記事もペットをなくして悲しい、というだけでなく、家族として過ごし愛情に溢れた生活が綴られています。
「はなちゃんシリーズ」は本のみならず今でもサイトにて掲載されているので読んで、そして写真を見ることができます。
こんな風に写真で愛でられ、文章で綴られたペットは幸せですね、家族ですから。
撮影機材・LED照明の専門店

フィッシングジャケット

いかにも「カメラマンです」といった風貌のあの、カメラマンベストが好まない、という方にはフィッシングジャケットはいかがですか?
まさに写真撮影をする人の動き、持ち物、機能性を考えて合理的に成り立ったものが、「ザ・カメラマン」的なスタイルのあのベストなのです。
必要なものをすぐ取り出せ、必要なものを必要な場所に収納できるポケット。動きやすく、負担のない軽い素材。
上記のカメラマンベストの条件を兼ね備えて、さらにプラスαの特徴があるのがフィッシングジャケットともいえるかもしれません。
フィッシング、つまり釣りも、その場で必要なものを必要な時に取り出せるようにカメラマンベストのように多くのポケットが装備されています。さらに環境を考慮された防水、防風の仕上がり、
もちろん素材はかるい素材で、動きやすいものです。
そのうえ、デザインもタウンユースにも対応できそうなほどオシャレ。
これからのアウトドアの撮影にもぴったりです。
カメラバックを保管できる場所があれば、カメラ本体だけ持ち歩き、必要なものはフィッシングジャケットのポケットに収納して、いくらでも歩いて散策しながらのアウトドア撮影ができそうです。
撮影機材・LED撮影照明の専門店

『色によって変わるイメージ』

いきなりカラーセラピーのようなタイトルですが・・・
目から入った光は脳の視床下部に届き、神経や内分泌系に影響を与えます。
神経や内分泌系は精神状態と大きく関係しているので、視界に入ってくる色によって
そのもののイメージや受け取り方が違ってきます。
要するに、青は寒そう、赤は暖かそう、という具合に、色はイメージを生むというこ
となんですね。

しかし、経験が関連して浮かび上がってくるイメージというのもあるので、同じ色で
も人によっては異なった連想が出てくることもあります。

写真も光と影と色で出来ているので、その組み合わせによって印象が変わります。
蜷川実花さんのような鮮やかな色の写真は華やかな印象を与え、見る人を楽しい気持
ちにさせます。
反対に白黒写真をみると時が止まったような印象を与え、どこかセンチメンタルな気
分になります。
ただ先述のように、同じ色でも経験によって色の印象は変わるので、もしかするとぼ
くと反対の感情になる人も中にはいるかもしれません。

とはいえ、被写体があってそれなりの条件が揃ってしまうと、光と色をコントロール
するのは容易なことではありません。
絵画のように自分で色を生み出す事ができれば、イメージと色を結びつける事ができ
ますが、写真はそう簡単にはいきませんよね。
何を撮るか、それをどのようにしてコントロールして自分のイメージに近づけるかを
常に意識し、光や色の組み合わせを決めていけば、撮りたい写真に近づく事ができる
のかもしれませんね。

撮影機材・LED照明の専門店

『過去と現在』

興味深いアプリが開発されました。
その名は「Pivot」。
現在の街並みにスマホをかざすと、その場所の「昔の姿」を映し出してくれるアプリ
でスマートフォンをかざすと、その場所の数十年前の姿が画面に表示されるというも
の。

YouTubeにも動画がアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=j-VoveKtEFk

これはタイムトンネルの入口をつくりたいという思いから計画されたものということ
ですが、全世界の過去がスマートフォンをかざすだけで見ることができたら、旅行の
新しい楽しみが生まれそうです。

それだけだったら、まあ一見「セカイカメラ」的なARアプリの一種で特に役に立たな
そう、と思われるかもしれませんが、実は意外と深い意味があるんです。
開発者たちは「Pivot」が歴史保存のプラットフォームになってくれれば、と考えて
いて、過去の写真はオンラインで集め、GPS座標に結びつけられて正確かどうか判断
されるようです。
同時に、現在の街の風景もアーカイブされていく、というわけです。
とてもビッグなプロジェクトじゃないですか。
現在の写真がいつか未来で 「過去の写真」としてPivotに映し出される日が来るかも
しれませんね。

歴史的に重要なパレスチナとボストンの各地点に対応するものが、今年の秋に発売さ
れるようで、その後他の都市にも広げていく予定だそうです。

今いるところが昔どんな風景だったのか、とても興味がありますし、また、街は常に
変わっていくものですからその変遷を詳細にたどったり、シンプルにノスタルジック
な気分に浸れたりする、上手くいけばそんなアプリになり得るかな、と。

日本対応のPivotが開発される日が待ち遠しいですね。

撮影機材・LED照明の専門店

キットバック

いわゆる「プロ並みの写真」を撮影するには撮影機材、ことのほか照明機材が必要になります。
ライトスタンド、ソフトボックス、アンブレラ、レフ板、ディフューザー、ブームなどなど、厳選しながらもひとつの被写体を撮影するには大きい機材から細かなものまで様々です。

カメラ自体、レンズやバッテリーなどとともに持ち歩くだけで結構な荷物になりますが、カメラバックに加え撮影機材を持ち運ぶのは手間と力が必要になると考え、ずばり「面倒」になるでしょう。

しかし、つねに撮影機材、照明機材を「撮影準備OK」の状態にしておくとストレスフリーです。
つまり、機材を全て一カ所にまとめて、持ち運びができる状態ということです。
弊社の撮影照明機材セットでは、その全ての機材が収納し持ち運びができるキットバックが含まれているものが多くあります。機材をキットバック内に収納できるので、自宅やオフィスなどで撮影機材を保管する際にもとても便利です。

撮影しない間に、機材を別々の場所で保管しておくと、いざ撮影準備をする際に用意し忘れたり、つい見落としてしまうこともありません。使用後はキットバックに全て収納することで、次回の撮影には全て揃った状態で持ち出せるのでスムーズです。
撮影するごとに、「あったら便利なもの」が浮かんでくることがあれば、忘れないうちにキットバックに収めるようにしておけば、文字通り「撮影準備OK」のスタンバイ状態のキットバックができあがります。
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

二年ぶりのダブル受賞

第40回木村伊兵衛写真賞の受賞者が発表されましたね。
石川竜一さんと川島小鳥さんのダブル受賞です。

石川竜一さんの写真集は「絶景のポリフォニー」「okinawan portraits 2010-2012」で沖縄生まれ沖縄在住の石川さんの地元への視線が凝縮されている2冊の写真集です。
川島小鳥さんの写真集「明星」は3年間通った台湾での撮影をまとめたもので、「未来ちゃん」でブレイクした川島さんの独特な視点ががテーマを変わったこの写真にも、そして装丁にもつまっています。

芥川賞や直木賞を代表に、文学での賞から毎年素晴らしい作品が輩出されるように、写真界でも賞によって見いだされ、注目されることによって写真業界全体も活性されます。
授賞式は少し先の4月27日、彼らのコメントにも注目です。

受賞作品展は4月11日から20日まで東京・新宿のコニカミノルタプラザで開催です。
手に取る写真集とはまた違う、展示される写真を体感できる機会を是非お見逃しなく。
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

京都国際写真祭2015

4月18日から5月10日の日程で京都国際写真祭がはじまりました。
この写真祭、今年で3回目、京都が一年で最も美しくなるといわれる春の季節に開催される国際的な写真祭です。
吟味されたプログラムの中、展示会は「TRIBE_あなたはどこにいるのか?」という今年のテーマのもと、会場の異なる14の写真展が開催されます。
京都ならではの開催方法ともいえる、歴史建造物や空間、伝統工芸職人などとのコラボレーションで展示の場所から展示方法など、まさに、地図を片手に京都を味わいながら写真祭を愉しめる仕組みになっているところがいいですね。
ニューヨークの国際者新センターIPC(International Center of Photography)とパートナーシップを結び、IPCで教鞭をとるステファニ・ド・ルジェ氏が来日、特別マスタークラスの開講するというのも興味深いですね。
また、他の国際写真祭などでも人気のあるポートフォリオレヴューもプログラムされています。
レヴュアーは18名。名だたる写真キュレーター、評論家から、作家、ギャラリストなどの名前が連なっています。
20分間のレヴューを3回受けられるという形式は、アルル国際フォトフェスティバルと同様です。
国内でこういった国際的な写真のイベントが開催され、参加できるというのは画期的。
注目の写真祭!
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『スマートグラス』

日本のメガネブランド「JINS」が、目の動きと頭の動きを測定できるアイウェア
「JINS MEME(ミーム)」を発表しました。
「JINS MEME」はグーグルが開発した「グーグルグラス」のようなハイエンドな機能
を内蔵しているわけではなく、歩数計算や体軸のチェック等のほか、目の疲労や集中
度を検知する機能を持つ、いわば未来の健康アイテムです。

フレームの3カ所(基部、鼻パッド、鼻の上の部分)にある電極が、瞬きや8方向の目
の動きを検知し、収集されたデータはBluetoothで着用者のスマートフォンに送信さ
れ、自動的に分析されるとのこと。

デザインも普通のメガネとほとんど変わりなく、度があるタイプとないタイプの両方
選べます。
健康ブームな上に高齢者 社会である日本にとっては需要の高そうな商品ですね。
子どものゲームやスマートフォンのしすぎ対策にも良いかもしれません。

「JINS MEME」は、フレームに内蔵された加速度センサーとジャイロセンサーによ
り、目の動きだけでなく体の動きも分析でき、歩数計算や体軸のチェック、上下動や
横移動の測定、姿勢角の捕捉などの追跡機能があるようです。
いやすごいな。目は悪くないけど欲しい・・・。
これならダテメガネでも、「カッコつけ」以外の正当な理由となりますもんね。

「JINS MEME」はまだ発売されていませんが、オムロン・ヘルスケアと連携し、2016
年の商品化を目指し共同開発するそうです。

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桃の花

桜の季節が終わってしまうと「がっかり」という方もいらっしゃるでしょうが、春の象徴は桜ばかりではありません。
あまり知られていないのですが、「桃の花」があります。見応えも桜に勝るとも劣らず。
桃の花はその名の通り「桃色」で、満開時には一斉に開く花によって、一面が桃色に染まります。
そのうららかさは「桃源郷=俗界を離れた別世界、理想郷」という言葉を体現してるかのような絶景です。
東京から近い山梨県では、笛吹市や山梨市など、桃の花の見所スポットが密集しています。
同じく今の季節の八重桜に似ているように見られるのは、くっきりとした色と満開時にはぼんぼりのように見えるからかもしれません。
都心から近いため、この時期に偶然訪れて桃の花を知ったという方も多いようです。
桜とちょっと違ったおもむきの桃の花、次の春の被写体にいかがでしょう。
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