NTTドコモが世界初となる「球体浮遊ドローンディスプレイ」を発表しました。
映像を投影するディスプレイを浮遊させると聞くと、CGアニメーションや近未来SFのように感じられますが、いよいよ現実のものとして販売されようとしています。
基本はドローンなので、宙に浮きつつ、さまざまな映像を表示できて、コントロールも可能です。
使い道はエンターテイメント業界に需要がありそうです。
すでに、コンサートやライブ会場で空中をモニターが動き回る演出や、会場を飛び回って広告を提示するアドバルーンのような活躍が期待されているようです。
ドローンと言えばカメラというイメージが一般的ですが、どのように映像を映し出すのでしょうか。
この「浮遊球体ドローンディスプレイ」は、全方位に映像を表示しながら飛行できます。
LEDが搭載された環状のフレームを高速回転させ、光の残像でできた映像を見ることができるというシステムです。
開発段階では、ドローンの回りにディスプレイを配置すると空気の流れを妨げてしまったり、単純に重すぎる等といった課題があり、球形ディスプレイを実現するのは難しかったそうです。
そんなハードルを乗り越え、この間、幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議」の「NTT ULTRA FUTURE MUSEUM 2017」に出展され、会場内でのデモ飛行を行ないました。
https://youtu.be/xeR5GznY2C0
商用化の予定は2018年だそうです。