手ぶれ補正

一眼レフカメラにある「手ぶれ補正」機能。コンパクトカメラに比べて一眼レフカメラは重量があるため、それを支えながらの撮影で手ぶれを起こすこともあるので女性にとっても嬉しい機能ですよね。

さて、この手ぶれ補正と一言でいっても2つのパターンがあるのをご存知でしょうか?カメラのボディ内に内蔵されているタイプと、レンズ内に手ぶれ補正機能があるタイプです。
それぞれの長所短所を見てみましょう。
ボディ内手ぶれ補正は、機能自体はカメラ内にあるので、レンズを選ばないということがメリットです。どのレンズで撮影しても効果を得られれます。

一方レンズ内手ぶれ補正タイプは撮影する前に補正映像が確認できるというメリットがあります。しかしながらレンズ内タイプのため、通常よりも高額な
専用レンズを購入しなければならないということです。

シャッタースピードを遅らせて撮影しなければならない場面や、照明が充分でない場所での撮影には便利な機能「手ぶれ補正」、一眼レフカメラを購入する際には、こんな視点も加えて選んでみてはいかがでしょう。撮影照明の決定版

パンケーキレンズ

前回ミラーレス一眼カメラについてお話ししましたが、このカメラのボディに組み合わされることが多い薄型の単焦点レンズをパンケーキレンズといいます。
一般的なレンズに比べて全長が非常に短く、レンズ面を上に向けておくとまるでパンケーキのように薄いためこのように呼ばれるようになりました。

カメラボティに取り付けても厚さが気にならず、まるでレンズキャップのようで、そのスマートさとレンズの凹凸が気にならない携帯しやすさで人気上昇です。

ただ機種によって焦点距離に差があるため、撮影被写体がきまっていれば、どのくらいの広角域で写り込んでくるのかをテストしておくといいでしょう。
風景撮影やスナップショットには使いやすいレンズで、F値を開けることによって暗い場所でもシャッタースピードからの手ぶれなども気にならない程度で撮影も可能。さらにボケ表現もOKなので料理写真やヨリで撮影する小物物撮りなどにも便利ですね。

単焦点レンズというと、今までズームレンズに慣れている人には物足りないように感じることがあるかもしれませんが、かえって画角や構図がつくりやすく、表現方法の練習にも役立ちます。
写真学校でもはじめは単焦点レンズから勧められることがあるのは、この点も踏まえてのこと。LED撮影照明

アンブレラはアンブレラでも

写真撮影機材の中でアンブレラといえば、それは照明機材のアイテム。
ここではアンブレラといってもその名の通り、雨や雪の日の撮影時にカメラを防水するための傘をさします。
そのためのアクセサリーがあるんです。
取り付けは至って簡単。グリップ式のホルダーを三脚に取り付けて、そこにアンブレラを設置すれば出来上がり。角度などが自由に変更できるので調整が自在です。
ユニークな点は、アンブレラをカメラの上に設置すれば雨よけに、カメラの後方に設置すると、レフ板の効果が得られる、まさにアンブレラの機能として使用できます。ストロボとともにホルダーをまわして傘の角度を変えて光をバウンスとしても使える優れもの。

ロケ撮影には不意の雨にも対応できるので、移動の車に入れておくと便利そうです!
撮影用品専門店

コンバージョンレンズ

コンバージョンレンズをご存知でしょうか?
レンズに装着して本来のレンズの機能よりも焦点距離を広角にしたり望遠にしたりするものです。
光や色を調整するレンズフィルターのようにも思えますが、あくまでも画角を変えるレンズといえるかもしれません。

こんな時に便利です。例えば室内写真を撮る場合、狭い空間ではなかなか全体を写し込むのが難しいですね。そんな時に広角にするワイドコンバージョンレンズを。
逆に被写体そのものを大きくしたり、遠くのものによりたい場合には望遠機能のあるテレコンバージョンレンズを使用すると思い描く画像に近づけるでしょう。

コンバージョンレンズを装着しても、本来つけているレンズの最短撮影距離を変えられるわけではないので、テレコンバージョンレンズを付け足すことで接写効果が期待できるというわけです。

かさばるアイテムではないので、カメラバックに入れておくと、ちょっと画角に変化が欲しい時には便利かもしれません。

ちなみに今回コンバージョンレンズをご紹介しましたが、普段「レンズ」と一般的に呼んでいるのは「マスターレンズ」といいます。撮影機材の専門店

ミラーレス一眼カメラ

最近耳にする「ミラーレス一眼カメラ」とは?
もともとフィルム撮影での一眼レフカメラはレンズを通った光をミラーで反射させてそれをファインダーに導くことによって撮影画像とファイメラの大きさ小型化、重さを軽量化することになったのです。

レンズ取り付け基準面から撮像素子までの距離をフランジバックといいますが、ミラーを取り除くことによってフランジバック部分が画期的に縮小し、さてはレンズを含めカメラ全体のコンパクト化になりました。
高画質な写真を撮りたい、でも持ち歩きにコンパクトな小さなカメラが欲しいという少々欲張りなリクエストにも見事に応えたかたちになりました。

そのため女性にもとても人気のある商品となっています。
普段使いから、パーティーなどちょっとした「よそいき」な場所で着飾っていてもミラーレス一眼カメラならば違和感なく持てそうですね。
TPOに合わせてカメラも持ち替えるという習慣も定着することかもしれません!ストロボ撮影機材

知恵と発明

話題の商品を最近知りました。
その名はSteade Pod(ステディポッド)。
先日三脚を持ち歩くのが大変な場合があるということをお話をしたばかりですが、
確かにその重量と、移動の際には三脚は撮影アイテムとして大きさも重さも負担になることがあります。
さらに、撮影場所によっては大掛かりに三脚をたてて撮影できない、または控えたい場所がありますよね。そんな問題を解決。
このステディポッド、メジャーのような形で小さくて軽量。その使い方は、ステディポッドをカメラに取り付けて、ワイヤーの先を踏んでワイヤーの長さを調整します。カメラの位置と足で踏んでいるワイヤーの先部分の距離がきまったら、そのまま引っ張った状態で固定し需42影!
何ともシンプルですがりに合った撮影方法。これで手ぶれ防止にも効果があります。なかなか考えられた商品ですね。

残念ながらフルフレームのデジタルカメラなど、カメラボディ自体に重量がある機材の撮影には、支えるという点に対応していないため難しそうですが、コンパクトカメラから中型カメラまで対応できるでしょう。

このステディポッド、筆者もぜひ試したいアイテムです!新宿ショールームオープン撮影照明のライトグラフィカ

赤目軽減

以前にも暗い場所での人物撮影、スナップ、記念ショット撮影などで赤目について触れたかと思います。
暗い場所では人の目の瞳孔が開いて、その目の毛細血管が光に反射して赤く写り込んでしまうという現象。そう説明されると面白いなあと改めて思います。

さて、そんな赤目軽減のために前回お話ししたシーンモードにもカメラによっては赤目軽減モードがあるほど。つまりは撮影前にフラッシュを何度かたき、それによって瞳孔を絞り赤くならない方法です。ただこのモード、フラッシュが何度かたかれるので、撮影される側にすると撮影のタイミングが分かりづらいといったことやフラッシュがまぶしくてシャッターチャンスがうまくとれないといったこともあります。

こんな際には赤めになりがちな人や、一度撮影して赤めになる人などは、実際撮影する前に一秒ほど蛍光灯を見てもらうと瞳孔が絞られます。こんなふうにアナログな方法でも赤目軽減ができますよ。撮影用品はライトグラフィカ

シーンモード

一眼レフカメラに、そしてコンパクトデジタルカメラにもシーンモード表示がありますね。被写体のモードに設置すると、撮りたい被写体に適切な効果を得られて撮影できるというもの。

さて、どんなモードがあるかみていきましょう。
ポートレートモード
人物写真の際には、背景と人物の距離をとって絞りを開き気味にした、いわゆるボケ効果を演出にした撮影方法を基本的にするため、このモードを設定するということは、ピントを置く部分と背景には被写界深度が浅めに設定するということになります。

マクロモード
それぞれのデジタルカメラの機能(レンズ機能)によりますが、被写体に近づいて撮影できるモードなので、距離が適切でないとピントがうまく合わない、ということも。

風景モード
ピント設定がすでに遠くに置かれているのが特徴です。遠くの風景をピントを合わせて撮影するために、明るさによってはシャッタースピードが自動的に遅くなるので、手ぶれ防止のため、三脚使用が望ましいモードです。

このほかにテクニカル的なシャッタースピード優先、絞り優先、露出優先などのモード切り替えもありますね。撮影照明の専門店

測光方法

一般的にデジタルカメラには、名称が違ったとしても大体3種類の測光方法があります。1.分割測光(マルチパターン測光)、2.中央重点測光、3.スポット測光といったところ。
1.分割測光(マルチパターン測光)は、カメラ自体が露出補正を行う方式で、画面に構図された全面から分割して、それぞれの明かりを算出して適切と思われる露出を決定するというものです。
2.中央重点測光は、その名の通り、被写体は画面の中央にあるという前提のもと算出される露出方法。
3.スポット測光は画面の中央のごく狭い範囲だけを測光する方法で、撮影者自身がどの明るさで表現したいか、その部分を測光できるという利点があります。
それぞれどの測光方法にも利点や、使い方を理解していないとデメリットもあります。

オートモードなどやシャッタースピードの速さが必要な場合など、分割測光(マルチパターン測光)を利用するのも便利ですし、また例えば人物の逆光撮影の際には、スポット測光を使うと、被写体と背景の明暗差が大きくても、被写体に対して露出補正をするので人物が暗くならない、といった便利な方法もあります。

同じ被写体を3つの測光モードで撮影してみると、その違いを確認でき、実際の撮影の際に役立つでしょう。撮影照明機材、ストロボ

天トレ

前回の高さのある被写体撮影の照明セッティングについてお話しした際に
でてきた「天トレ」をもう少し詳しく見てきましょう。

基本の「天トレ」セッティングはシンプルなゆえに簡単。一般的には被写体を上から撮る、テーブルトップ撮影に多用されるライティングです。
一灯のメインライトを上からかざし、天トレをライトと被写体の間に置きます。テーブル、天トレ、一灯ライトというセッティング順序なので限られたスペースでも組み立てやすいのも利点のひとつです。
そのため、料理撮影などでも多用される照明方法ですね。

被写体全体に光を与えて、拡散面が広いために艶や反射する素材の撮影にも写り込みを防げるという効果も狙えます。ただ、一灯のみの天トレ撮影は、いささか単調で動きのない写真に仕上がりがち。数多いカタログ撮影などの場合には、すばやく多いカットをこなすのに便利ですが、被写体の特徴やオリジナル性を出すには、もう一灯足したり、レフ板などで補助光を添えたりするといいでしょう。

例に挙げた料理撮影などでは、つや、みずみずしさ、立体感などシズル感を演出するために、ハイライトをつけたり、そしてどこにハイライトを持ってくるかなどを試行しながら天トレ撮影を活かしてみてください。撮影照明 新宿