『LEDライトを光らせる微生物』

LED照明を光らせることの出来る微生物がいます。
「ジオバクター」と呼ばれる微生物は、有機物を食べて分解した副産物の電子を体外に放出し、「発電」する能力があるんだそうです。
その電子を捉えて、エネルギーに利用できないか、というのが発想の源です。

「ジオバクター」は1987年に、マサチューセッツ州立大のデレク・ラブリー教授が、川底の泥の中から見つけ出しました。
体長はおよそ2マイクロメートル(1ミリの500分の1)で顕微鏡でしか見れません。
空気中の酸素を嫌うので、地中や海底、沼底など、酸素のほとんどない環境で生息しているそうです。

要するにこの微生物を上手く利用できれば、汚泥を燃料として発電する「微生物燃料電池」が出来る、というわけです。
環境もきれいになるしエネルギーも蓄えられるなんて、一石二鳥のすごいヤツですね。

現在さまざまな研究室でこの燃料電池の実用化に向けた研究が進んでいます。
ペルーの大学の研究者が開発した技術では、ジオバクターから発せられる電子を捉えてバッテリーを1日充電したところ、LEDの電球を2時間光らせられる程の電力が充電できたとのこと。

また、ジオバクターにはウランを固定化する能力もあるとされていて、核廃棄物をきれいにすることができるのではないかと期待され、こちらも研究が進んでいます。
そうなればまさに奇跡の微生物ですね。

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『OKAERI ROBOT』

もしもLED照明が「人型ロボット」だったら。

https://www.youtube.com/watch?v=dfYC5mYfEeQ

「OKAERI ROBOT」は、人感センサー内蔵のLED照明。
人が近づくと「ピポポッ」と控えめな音を出しながら、両目のLED照明を光らせてお出迎えしてくれます。
人感センサーのLED照明なんて当たり前の時代ですが、木で出来たロボットの目が光ると、まるで「おかえり」と言われているようで、寂しい一人暮らしが少しあたたかくなりますね。

このロボットは、一体一体がなんと家具職人の手作業でつくられているそうです。
ピノキオじゃないですかぁ・・・。

インテリアに合わせて、ダーク系のウォルナットか明るい系のブナの、2種類の木目が選べます。
胸にある黒いセンサーは、温度変化を見る事で人の動きを感知し、頭の上にあるセンサーは、お部屋の明るさを検知して明るい所ではLEDが点灯しない省エネモードになる仕組みになっています。

使用されているセンサーは2つ。
ひとつは頭部にある、周囲の明るさを感知する「光センサー」。
明るい時間や場所ではLEDが点灯しない省エネモードになる仕組みです。
もうひとつは胸にある「ヒト感知センサー」。
赤外線によって温度変化を読み取ることで、人の動きを感知します。

「OKAERI ROBOT」の生みの親、デザイナーのTENTは、センサー式のLED照明を開発するにあたり、センサーがむき出しになってしまうという、デザイン面からするとマイナスポイントを逆手に取って、ロボットのアイデアに行き着いたそうです。

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『関節鳴らしの秘密』

誰でも一度は関節をパキッと鳴らしたことがあるのではないでしょうか。
この「パキ」という音の仕組みを解明するため、科学者たちは長く議論を続けてきました。
音が鳴る原因はなんなんでしょう。

このたびカリフォルニア大学の研究室が超音波映像を撮影し実験を行ないました。
実験では40人に協力してもらって指のホネをパキパキパキパキ鳴らしたそうです。
こちらがその映像です。

https://www.youtube.com/watch?v=7trdaB_Zmk8

実験の結果が示すのは、音が鳴るまさにその瞬間、関節から白い光が発生する、ということ。
この白い光は、「気泡の弾け」だそうなんです。
でも何故その気泡が音を出すのか、現在でもよくわかっていないんです。

今のところ、有力な説は2つ。
1つは、関節周りの圧力が軽減されて、気泡が発生したことで音が出る、というもの。
もう1つは、関節周りにあった空気が爆発していて、音はその爆発音だ、というものです。

今回映像を発表した教授は、気泡の発生による音説派だそうです。
この実験である程度証明できたみたいなんですが、更なる研究が必要とも述べていて、真のメカニズム解明にはもう少し時間がかかりそうですね。

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『Liter of Light』

ペットボトルのリサイクル方法は、ゴミとして出すだけじゃありません。
「Liter of Light」は、使用済みのペットボトルに太陽光をあてて、ソーラー電球として使うプロジェクト。
リサイクル=社会貢献にもつながる、画期的なアイデアです。
といっても、最近よく見かけるようになった、おしゃれなリサイクルアートとは一線を画します。

少しの灯りでも必要としている人のために、必要最低限のリソースで作る、きわめて実用的なリサイクルライトなのです。

https://www.youtube.com/watch?v=o-Fpsw_yYPg

初期の対象エリアは電気インフラの発達していない、貧困な地域。
たとえば、フィリピンのマニラ郊外では、300万世帯もの家庭に電気がありませんでした。
日本ではあまり想像できませんが、日中でも真っ暗な家の中。

この状況をどうにかしようと、フィリピンからのMIT留学生イラック・ディアスさんが、お金をかけずに簡単に生産・設置できるライトを開発しました。

1リットルのペットボトルと水、キャップ3杯の漂白剤、それと太陽の光。
たったこれだけの材料で、電気を使わずに55ワット分の「電球」を作ることに成功したのです。
その名も「Liter of Light(1リットルの明かり)」。

そして、天井=トタン屋根に穴を開けて、それを差し込みます。
もちろん雨漏り防止もしっかりと。
すると、何ということでしょう!
太陽光が水と漂白剤に反射して、家の中に光を放ってくれるのです。
しかも、耐用年数は5年とけっこう長期間。

アイデアだけでなく行動力もまたすごい。
製作と設置は、ディアスさんが運営するNPOが行ないました。
ボランティアを募集してペットボトルの回収とライトの製作をしてもらい、政府や企業、あるいはウェブを通して個人からも設置のための寄付金を集めました。

いま、フィリピン各地の100万世帯以上に設置されているそうです。

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『邪魔な映り込みを消したい』

いつでもベストなシャッターチャンスが訪れるわけではありません。
写真を撮るとき、邪魔なものが映り込むことって多いですよね。

たとえば、動物園でライオンを撮ろうとしたら金網が邪魔だったり、ガラス越しの風景を撮ろうと思ったら反射して自分やカメラが映り込んだり。
仕方なくシャッターを押すものの、当然ながら満足な仕上がりにはなってくれません。

多少ならフォトショップ等で編集できますが、いかんせん面倒ですし、うまくいかないこともあります。
そんなニーズに応えるかのように、写真に写り込んでしまった「障害物」を一発で消すことのできる、うれしいアルゴリズムが開発されました。
グーグルとMITの共同研究だそうです。

研究チームの解説によれば、このアルゴリズムは、近くにある物ほど動きが速く見える「運動視差」を利用しているそうです。
スマホを動かしながら撮ると、写り込んでいる障害物は本来撮るべきものより近くにあると判断され、写ったものは2つのレイヤーに分けることができます。
そして、いらない方が削除されるという仕組み。

この機能で、レンズについた水滴や汚れなども消せるようです。
他にもいろいろな写り込みを処理したデモンストレーションの動画が用意されています。

https://www.youtube.com/watch?v=xoyNiatRIh4

まだ開発段階とのことで、実用化は少し先になるみたいですが、スマホやデジカメに搭載されたらとっても便利ですね。

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『クラウドからコントロールするLED照明器具』

日本から世界初の、クラウドからコントロールするLED照明器具が登場しました。
その名も「NetLEDシステム」。

https://www.youtube.com/watch?v=kKdVR0h8ebQ

40W相当のライトは寿命が4万時間で、WiFiを内蔵しています。
ユーザーは「NetLED」のアプリをスマートフォンやタブレットやパソコンにインストールし、Web上で照明を一つ一つコントロールできます。
例えば、明度は10段階で変えることができます。

またこのアプリでは、一つのライト、複数のライト、そしてライトの集まりをコントロールできます。
WiFiですので、電波が届く場所ならライトがどこにあっても制御が出来ます。

さらにこのシステムは、エネルギー利用をリアルタイムで計測しています。
一ヵ月間や半年間など、一定期間のエネルギー消費データを自動的に記録してくれます。
それによって、先月は電気を使いすぎたから明るさを少し押さえよう、とか細かい調整が可能なんですね。

NetLED社の説明によると、たとえば企業がこのライトを200基使った場合、ふつうのコントロールなしの照明器具の場合に比べて、電気の消費量を最大50%も削減できるんだそうです。
経費削減だけでなく、地球温暖化防止にも役立ちますね。

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『火星探査機キュリオシティ』

初めて見た時は相当なインパクトがあった火星の写真。
カメラマンは、今も火星をあちこち動き回って探検中の「キュリオシティ」さんで
す。

が、実はそのキュリオシティさん、ついこの間まで地球と音信不通になっていたので
す。
現在は無事復活していますが、音信不通の原因となっていたのは、カメラと画像デー
タ保存の仕組みに問題があったようなんです。

メインコンピューターに画像データを保存しようとしたとき、ソフトウェアにミスが
発生して、なぜか自身をセーフモードに切り替えてしまったとのことです。
セーフモード発動時は、最低限の機能のみでその他すべてがシャットダウンされるそ
うです。
何とか機能回復するまでに10日間ほどかかっており、NASAはさぞや気をもんだことで
しょうね。

2011年11月に打ち上げられ、2012年8月に火星に着陸して以来、コレといった大きな
問題もなく、元気に冒険を続けるキュリオシティ。
随分長いこと火星で奮闘していますが、キュリオシティの活動がさらに2年延長、と
発表されていて、まだまだ現役でがんばる様子です。

問題なしと言っても、ときにタイヤに石はさまったり、丘に埋もれたり、カメラの
フォーカス機能がバグったりはあったそうですが、乗り越えてきました。
人類がまだ見ぬ火星の砂漠の中を、たった1人で何年も冒険しているんですから、す
ごいですよね。

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『セルフィー撮りすぎご注意!?』

スマートフォンとSNSの普及で、セルフィー(自撮り)をする人は一気に増えまし
た。
自撮り棒など、専用のアイテムも世界中でブームとなりましたね。

でも、あまりにも頻繁にスマホの画面を自分の顔に向けてはセルフィーばかりしてい
ると、自慢の美肌がとんでもないダメージを受けているかもしれません。
セルフィーのしすぎが原因で、肌荒れやシワが増えて、顔の老化が加速する危険性が
あるとかないとか・・・。

たくさん自撮り写真を撮影してSNS等へ公開している人は、ひょっとすると注意した
ほうがよいかもしれません。
イギリスのスキンケアクリニックでメディカルディレクターを務めるサイモン氏の警
告によると、スマートフォンのスクリーンから発せられるブルーライトが、肌に損傷
をもたらす可能性があるというのです。
日焼け止めクリームを塗っても防げない、スマートフォンの液晶画面から出るブルー
ライトは、肌の深部にまで達して皮膚にダメージを与えるのだそうです。

その証拠に、頬の右側と左側で肌荒れ具合を比較するだけで、普段どちらの手でス
マートフォンを耳に当てて通話しているのか、医師は正確に言い当てられるそうで
す。
うーん、怖いですね・・・。

ただし、こうした一連の警告メッセージは、すべて美肌クリニックの関係者から出さ
れているため、もしかすると、やや宣伝の意味合いがあったりするかもしれません。

また、単にブルーライトが原因なだけではなく、古くから指摘されてきた携帯電話の
発する「電磁波」が身体におよぼす影響とも言われています。
実際にセルフィーが原因で老化が加速したという臨床事例が紹介されているわけでも
ないので、やはりやや言い過ぎな感じがあるようですね。
ともかく、どうしても気になる方は美肌クリニックへ行ってみるといいでしょう。

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『ワンちゃんの仮装大賞』

イギリスのフォトグラファー、ピーター・ソープ氏による、年末の恒例行事が海外で
話題になっています。
その恒例行事とは、クリスマスカードを送ることなのですが、思わず微笑んでしまう
写真が使われているのです。
それは、愛犬を犬以外のものに変装させる、というもの。

ソープ氏がこれを始めたのは1990年からだそうで、それから毎年、通算25回行なって
います。
犬も初代モデルのパディーさんから、2代目のラグルさんに引き継がれていますが、
ラグルさんも高齢となってきており、おそらくもうそろそろ引退かもしれません。

衣装や小道具はCGを用いず全て本物で、そこにはソープ氏のこだわりがあるとのこ
と。
成長した子供たちも撮影のお手伝いをします。
写真を撮った後はこれをクリスマスカードとして親戚や友人、取引先などに発送して
いるそうです。

2015年、ラグルさんは煙突にハマってしまったどじなサンタに変身。
2014年はネズミに、2013年は鳥、2012年はBah Humbug(バー ハンバグ)、2011年は
ペンギン、2010年は羊、2009年はクリスマスのローストターキーに、2007年はロバ、
デビュー年の2006年はラクダでした。

2001年以前は、初代のパディーさんがモデルで、少年聖歌隊や妖精、豚などに扮して
います。
記念すべき最初の年である1990年は、真っ赤なお鼻のトナカイさんでした。

こんな素敵なクリスマスカードもらってみたいですね。
これからも続けていってほしいです。

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