3分割法

様々な写真撮影に関するマニュアル本や、上達方法、撮影のコツなどをみていくと
構図に関するテーマにおいて必ず出てくるのがこの「3分割法」です。
一体どういうことなのでしょう。
これは理屈ではなく、普段目にする広告写真や、雑誌の特集、またグラビア、インテリア写真などの写真映像にて自然に私たちの目を引く構図(フレーミング)がこの3分割法で成り立っているとも言えます。

横長の四角形をイメージしてみてください。
その中に縦2本線、横2本線を引きます。すると縦と横の線がクロスする場所が4カ所出てきますね。この1点1点に写真のテーマである被写体をもってくると、構図として安定したそして人の目を引く効果的なフレーミングが出来上がるというのが
この「3分割法」と呼ばれるものです。
このフレーミングは、よく真ん中に被写体をもってきた、いわゆる日の丸構図というものと比較されます。真ん中にぽつんと配置された日の丸構図と比べ、この3分割法はいわゆる意図的に人の目を引く効果を分かった上で使い場合が多いのですが、それゆえに広告写真には取り上げられやすい構図になっています。

カタログ撮影などといった、説明写真はまた別にして、ペット写真や料理写真、ブログ用などの写真にこの3分割法を取り入れてみて、ちょっと違ったアプローチ方法を楽しんでみてはいかがですか?
LED撮影照明

流し撮りというテクニック

て、今回は動いている被写体を撮る。というちょっとテクニックがいる撮影方法をお話ししましょう。
実はこの撮影方法、広告写真などにもしばしば見られるテクニックです。
その名も「流し撮り」。実は文字通り、流しながら撮影するテクニックなんです。
つまり、動いている被写体、それは人物でも動物でも、そして車などの乗り物でもその被写体が動いている動作に合わせてカメラを動かせ、動いているものにだけピントが合うと、その背景がアウトフォーカスになり流れているかのように写ります。テクニックといいましたが、これは練習が必要なだけでコツを得ると慣れて撮影得きるようになります。

まず、脇をしめた姿勢でカメラを構え、ファインダーで被写体をしっかりとらえます。被写体の動きに従ってカメラを平行移動するように移動します。そのままシャッターを押す。
これだけのことですが、しっかり構えなかったり被写体の動きをきちんととらえないと、被写体も背景もブレブレになってしまいます。
実はこの流し撮り、写真学校では初期の時点で練習します。
簡単で効果的な練習は、友達に協力してもらい、公園などで歩いてもらいます。
人物が歩く線上にたいして平行になる位置に構え、歩く移動に合わせてカメラを動かしシャッターを押す。だんだん歩くテンポを上げてもらう。といった練習をしていくとキレイにきまる「流し撮り」が撮れるようになります。

シャッターを押したら終わり、ではなく押した後もしっかり被写体の動きにそってカメラを移動させることがポイントですよ!
撮影用照明機材

適用

さて、今回は撮影する側のテクニックではなく、撮影される側、いわゆる自分自身がモデルになる立場をみてみます。
もちろんプロのモデルという意味ではなくて、撮られる側。たとえば証明写真を撮る際、または友達とのスナップショットや記念写真の際についてです。

ポートレートだけでなく、小物撮影や、照明機材の使い方が分かると
いざ自分が撮られる立場になってもそれを応用できるというわけです。
例えば証明写真。一灯のインスタント証明写真撮影でもちょっとしたワザでワンランクアップの仕上がりになります。

これまでお話ししてきました、スタジオ撮影や屋外での光のコントラストが高いシーンや、ひとつの光によって影ができてしまう部分をどのようにカバーしますか?そう。レフ板です。
そのレフ板効果をインスタント証明写真にも応用。
つまり、白い紙やボードなどを下からかざして、一灯からの光を反射して、もう一方からの柔らかい光を得て顔を立体的に見せるのです。

こんな風に、写真撮影のポイントを覚えていくと、とっさの時の自分自身が撮られる側になった時にマニュアル通りではなく、ひとつ加えたオリジナルの撮影を楽しめます。
撮影機材を格安ご提供

適用

さて、今回は撮影する側のテクニックではなく、撮影される側、いわゆる自分自身がモデルになる立場をみてみます。
もちろんプロのモデルという意味ではなくて、撮られる側。たとえば証明写真を撮る際、または友達とのスナップショットや記念写真の際についてです。

ポートレートだけでなく、小物撮影や、照明機材の使い方が分かると
いざ自分が撮られる立場になってもそれを応用できるというわけです。
例えば証明写真。一灯のインスタント証明写真撮影でもちょっとしたワザでワンランクアップの仕上がりになります。

これまでお話ししてきました、スタジオ撮影や屋外での光のコントラストが高いシーンや、ひとつの光によって影ができてしまう部分をどのようにカバーしますか?そう。レフ板です。
そのレフ板効果をインスタント証明写真にも応用。
つまり、白い紙やボードなどを下からかざして、一灯からの光を反射して、もう一方からの柔らかい光を得て顔を立体的に見せるのです。

こんな風に、写真撮影のポイントを覚えていくと、とっさの時の自分自身が撮られる側になった時にマニュアル通りではなく、ひとつ加えたオリジナルの撮影を楽しめます。
撮影機材を格安ご提供

目線の位置

同じものをとっても人それぞれ違った写真になって出来上がる。
写真コースなどを受けた方には強く実感する事柄のひとつかもしれません。
同じテーマまたは課題を与えられたり、またはワークショップとして同じ時間に同じものをとったりしても、人それぞれ違った写真になります。
これって面白いですよね。人の見方が、つまり視線が違うことがよく表される結果ですね。

さて、数回ペット撮影についてお話ししてきましたが、今回のテーマはペットのみならず、風景写真、都市写真、またスナップについても幅広く効果が出る撮影ポイントです。
目線を下げること。つまりは低い位置からカメラのシャッターを切るということです。
ペット撮影で言うと、人が立っている状態でペットを撮影するのと、しゃがんだりしてペットと同じ目線でカメラを構えて撮影するのとでは、そこに映し出されるペットの視線、表情、趣が変わってきます。つまり被写体に対して近づく、ということですね。そしてまた、風景写真でもたった目線の位置ではなく、低い姿勢で同じように撮ると、パースペクディブ(遠近感)がひろがり、何気ない風景でも迫力ある一枚として印象が変わります。
写真内の地面の面積が大きく占めるかたちになりますが、F値を絞りすぎず、ある程度開放気味に、そして焦点を遠くに置いてみてください。地面の前ボケがいいアクセントになって、より立体感のある、そして奥行きの広がる写真が撮影できるでしょう。
目線。ふとすると忘れがちですが大切な要素のひとつですよ。
写真照明

本当の色

前回に続き、ペット撮影のちょっとしたコツを見てきましょう。
さて、屋外で躍動感ある動物ならではのショットを撮りたいと思っても、
いざ撮影すると実際の犬、猫の毛色が随分と変わったりしませんか?

それは露出で解決!
自動設定にしておくと、背景の色や光の加減と、動物の毛並みの色で露出がどちらかに引っ張られて
黒い犬なのに、グレーに見えたり、白い猫なのにぼんやりした毛色になったりすることがあります。

そんなときには場所を変えるたびに露出補正画面でチェックし調整しましょう。
プラスにすると明るくなり、マイナスにすると暗く写ります。
つまりは、毛色の黒いペットの場合、つやのある漆黒さを出すためには露出をマイナス気味に設定すると、より黒さが際立ちます。

同じように毛色が白いペットの場合には露出はプラス気味に。
しっかりと白さが出る撮影設定をし、本来の色を引き出しましょう。
もちろんディテイルも大切なので、黒をつぶしすぎたり、白を飛ばしすぎませんように!
撮影照明が重要

リフレクター

ご存知ですか?「リフレクター」。
名前はあまり聞いたことがなくても、実物をみると「ああ、このことか」と思われる方も多いはず。
大きさは小物撮影用の小さなレフ板サイズから、ひろげると1m-1.5mなどあっという間に大きなリフレクターになるものまであります。
スタジオ撮影のストロボ光を和らげる効果から、スタジオでも屋外でもレフ効果を大いに活用できるアイテムです。

一度広げてしまうと、どうやって畳んだらいいのだろうと初めて使う時には思いますが、弾力ある枠組みを、迷いなくクルクル曲げていくとあっという間に数分の一の大きさに変化します。
持ち運びにも便利ですし、いざという時に非常に活躍してくれるので
撮影時に持ち歩く頻度が自然に多くなります。

通常表裏の色は違っていて、白、黒、銀、金のリバーシブルカラーになっている場合が多いです。
これもまた色の使い道は、アンブレラの使用時とほぼ同じように使い分けするといいでしょう。自身が照明効果を与えるのではなく、間接照明または拡散光効果をするアイテムの力がいかに大きいかというのは、写真のクオリティーを追えば追うほど感じられることのひとつです。
撮影機材のご相談

アンブレラ

スタジオ撮影には欠かせない、ストロボとほぼセットと考えていいアイテムが、そう「アンブレラ」です。
簡単に、そして的確に拡散光がつくれることもあり、スタンダードですが
表面内側と素材や色によって違いと使い道が多様です。

重宝されるアンブレラに、アンブレラとディフーザーが一体になったものがあります。

もちろん撮影スタイルと撮影する被写体によって変わってきますが、
アンブレラディフーザーの長所として、持ち運びが便利(畳めるという利点)つまり収納時も場所をとらない。組み立てが簡単で速い。バウンス光なのでコントラストが気にならない柔らかな光が得られる。そして、それゆえに被写体のみでなく周囲にも光を放つ。ということが挙げられます。

一般的なアンブレラは内側は白です。この白によって拡散された柔らかい光が撮影に効果大です。一方内側が銀色のアンブレラもありますね。これは白いものよりも
コントラストが利く光が生まれます。ざらっとした質感、強くアピールしたい被写体など、また服飾の場合そのスタイルに合わせて銀のアンブレラも試してみると面白いと思います。

上記の長所のように、持ち運び、収納、組み立てが便利なので
まず照明を変えたい!といった初心者の方でもおすすめです。

撮影機材アンブレラ

シズル感

よく料理写真において「シズル感」という言葉を耳にしますが、
「シズル感」とはなんでしょう?
広告業界で食品において生き生きとした感触があり、それを見ると食べたり飲んだりしたい気持ちにさせる状態であるということを指します。
英語のsizzleは肉がジュージュー焼けることを意味してます、その発音からきてる言葉なんですね。
前回お話しした「湯気」もシズル感を上げる効果があるのも納得です。
つまりは熱々の状態、そしてみずみずしさ、調理によって変化する食品のもつ色やつやの新鮮さがこのシズル感につながるということです。

もうひとつシズル感は、動きがあることによって生き生きした表現が生まれます。
つまりは、数時間前にはすでにそのかたちに出来上がっているお弁当や、水分のない食品や、温度を必要としない食品などからシズル感を引き出すのは難しいということです。

このシズル感はもちろん広告業界で使われるため、どれだけおいしそうに見せて
食欲、つまりはその広告の対象に触発するかが目的です。

これはブログの料理写真や、実際に自分が食した料理の記録などにも利用できますよね。家庭で撮影する時には、以前は盛りつけたお皿をいかに上手に撮るのかに重点を置いていたのを、一度、どのように温度、水分感、動きを加えようか試してみてください。例えば盛りつけたお皿の料理を静止した状態でなく、盛りつける状態を撮ってみるとか。
工夫していくとシズル感の魅力に納得ですよ!
料理撮影照明

おいしい湯気

料理で何よりもごちそうは「湯気」だ。といった人がいました。
つくりたての温かい料理からの湯気は、確かに何よりも食欲を湧き立て
おいしさを増長させてくれます。
そんな大切な存在を料理写真のなかにぜひ取り入れたいものですよね。

さて、そんな「湯気」をどうやって撮影したらいいのでしょう。
まず大切なのは背景です。明るい背景に、湯気の「煙」は写ってきません。
ですから、なるべく黒に近い暗めの背景を選ぶことが大切です。
その背景を利用しながらライティングしていくと「湯気」部分が白く浮き出てきます。

そして次にシャッター速度です。
速いシャッタースピードでは「湯気」は写り込まないので、スローシャッターにすることが重要です。それでもあまりにもスローシャッターにすると、大げさに湯気がぼやっと写り込み不自然になりますので、その加減を試写してみてください。
料理撮影はF値を開放気味にすると柔らかな感じと立体感が出ますが、スタジオ撮影での「湯気」をテーマにする撮影の場合、あまり開放しすぎずお皿と料理、そして湯気のそれぞれ一部にきちんとフォーカスがくるようにF5.6からF8くらいの間を試してみてください。

「ちょうどいい」塩梅がキーワードですよ!
ストロボ撮影照明