7日間のゴミ

米カリフォルニア州の写真家、グレッグ・シーガル氏の連作「7日間のごみ(7 days
of garbage)」が話題を呼んでいます。

http://www.greggsegal.com

人物が地面に寝転がったところを上から撮った写真なのですが、周りにはゴミがびっ
しりと散らばっています。
このゴミ、彼らが実際に出した1週間分のゴミだそうで。
シーガル氏の友人たちや近所の人々、ボランティアの人などが参加しています。

ゴミからそれぞれのライフスタイルを垣間見ることができます。
それぞれの個性がゴミから分かってしまうといったことだけでなく、1週間で出るゴ
ミの量の多さに驚かされます。
わざとやってない?ってぐらい、とにかくゴミが多い・・・。

自然の中に横たわる設定で撮ったのは「汚されていない場所などない」という現実を
示すためで、多彩な顔ぶれを登場させたのは「これはだれ一人として避けることがで
きない、普遍的な問題」ということを訴えたかったからだそうです。

アメリカのゴミ問題は深刻で、米国の人口は世界人口の5%ほどにもかかわらず、世
界全体のごみの約4分の1を占めていて、アメリカ人が1日で出すゴミの平均量はお
よそ1.8キロ。
これは1960年に行われた同調査の倍の量だそうです。

ゴミを出さないなんて無理だけど、少し減らす努力をしようと思わせる、とてもメッ
セージ性の強い写真です。
それにしても、アメリカ人ってやっぱりピザ大好きなんですね。

撮影機材・LED照明の専門店

ロック・バランシング

入ってしまうとは、こういうことを言うのでしょうか。
独自のアート、ロック・バランシングという、自然の環境で自然の石をつかって石のバランスによって積み重ねオブジェを作るものです。
その全くオリジナルでユーモアある活動をしているのがカナダ生まれのマイケル・グラブさん(Michael Grab)。
日本でもYouTubeなどのビデオで徐々に知られています。
彼のHPでもいくつものロック・バランシングの作品の写真をみることができますが、写真も圧巻ですが、彼の作品はビデオで観ると何倍も楽しめます。
石や岩をいくつも積み重ね、それらが絶妙なバランスを持って静止するまでカットなしで撮影されたビデオは、まさに息を飲みます。
何も使わないで積み重ねるオブジェは、驚嘆と賞賛の意味を込めて「重力が接着剤」といわれています。流れ続ける渓流の中で、湖のほとりで、森の中などなど制作されたオブジェの美しいこと。
バランスを得るのに時間がかかるために、渓流ではつららができている写真もあります。
自然の環境の中でロック・バランシングの作品は周囲のパノラマと溶け込み、作品にピントを合わせて背景がぼけているものから、作品と自然が一体になってピントが合っている写真まで、飽くことなく見ていたい作品の数々です。
撮影機材・LED照明の専門店

バックステージ シーン

インターネットが日常にあり、SNSが発達した現在、有名人、俳優、モデルなどの存在が身近に感じられるようになりました。
今のようなデジタル社会ではない時代、例えば女優さんの日常(プライベート)というものが表に出ることってありませんでしたよね。
今だったらインスタグラムで写真を投稿したり、ツイッターで個人的なことをつぶやいてみたり。
そんな個人的な投稿写真、ブログなどを通じて、表舞台ではないシーンやプライベートが覗けることが、興味深いし、面白いしということで載せる方、見る方、双方がなんともお得な感じです。
表舞台では、ツンとすませたクールなモデルでも、メイク中や、休憩中、待ち時間のシーンなど普段目にすることがない表情を見せたり、個人的な持ち物などが垣間見れば、そのアイテムがいきなり人気商品になったりと影響力もあります。
さて、そんな被写体のモデルばかりでなく、撮影中のバックステージを撮影した写真などもしばしば見かけます。つまり、被写体を撮影しているカメラマン込みのシーンも。
撮影セットシーン全体が見えるような写真の場合など、「ああ、こんな照明の仕方なんだあ」「レフ版の使い方」「あ、このカメラマンの使っているカメラってあれなんだ」なんてことが見えたりもします。撮影されているバックステージの写真と、実際に撮影された写真を見比べることができれば、本当に面白く、密かに勉強になります。
それもそのはず、アシスタントだって、現場で撮影のイロハを学びますから。いくら机上でノウハウを勉強しても実際のプラクティス(実践)を踏まなければ会得できません。
ちょっとこちらまで緊張感が伝わってくるような現場の雰囲気が垣間見れるバックステージ写真、じーっと見てみてください。
撮影機材・LED照明の専門店

カメラマンの服装

カメラマンの服装は黒?
という質問をされることがあります。もちろん決まりはありませんが、実際に黒っぽい服装が多く見られます。
それはなぜか?
まず、適切な露出をはかるため。
被写体に対してスポット測光のような露出計では影響することはないでしょうが、測っているカメラマンの衣服が影響してはいけないから、と言われています。
また、被写体の至近距離で撮影する際に、明るい系統の衣服を着ていると写り込んでしまう。そしてポートレートも顔をアップで撮る際にモデルの瞳の中に写り込んでしまうから、ということです。
どれも、本当かな?といわれそうですが、実際にブツ取りなどでツルツルした反射するような被写体の場合、近くで撮影すると多少なり影響が出る場合もあるので、「黒い服装が無難」ということはあるでしょうね。
もう一つの理由としては、文字通りカメラマンは黒子に徹するべきだからです。
人を撮影する際も、被写体のモデルの気が散ることなく進められるように。人が多くいる場所、例えばウエディング写真などは、カメラマン自身が動くことが多いため、それぞれのシーンで邪魔にならないために黒い服、ということはあります。実際にウエディングフォトで教会や会場にいるカメラマンが明るい色の服を着ているってことはないですよね。
それぞれの職業にはそれぞれのルールがありますね。
撮影機材・LED照明の専門店

写真集をつくる

デジタルカメラ時代になってから、手軽さゆえに、誰でもどこでもいつでも写真が撮れるようになって、それゆえに、写真の枚数も大量で、パソコンに取り込んでも「撮りっぱなし」状態の方も多いようです。
フィルム時代ならば現像して、グループ写真の場合には人数分焼き回しをして、アルバムに貼ってといったように写真を整理してましたが、気軽なデジタル写真は撮っても改めて整理したリプリントすることがまれになってきました。いつでもモニターで見れるからでしょう。
まとめて整理した際に、気に入った写真をプリントする方法もありますが、最近ではこんな趣向もあります。
それは写真集つくり。
写真をプリントし、アルバムをつくるのもいいですが、写真集として製本することも気軽にできるようになりました。写真集というと大げさのようですが、一冊から作成でき、サイズやページ数、紙の質なども選ぶことができ、作業そのものも楽しめます。
需要が増えているためか、最近では大手の出版社からオンラインで注文できるサイトまであります。
たくさんたまった写真を時期別に分けたりやテーマ別にまとめて写真集にするのはどうでしょう?
記録や記念だけでなく、プレゼントとして写真集をつくるという用途もあり、目的も作り方もどんどん多様になっていきそうです。
撮影機材・LED照明の専門店

ハッシュタグ

インスタグラムやTwitte、Fecebookなどに使われる記号、ハッシュタグ。
常用しているひとから、知っていても使わない人、そして「ハッシュタグ?」と聞き返す人までいるでしょう。
SNS上で、投稿した写真などにハッシュタグ(♯記号)を付けてフレーズや言葉、場所名などを表記することによって、カテゴリー化され、同じ文面、言葉のハッシュタグでタグ付けされた写真などを参照できるシステムです。
例えばこんな感じ。
愛犬の写真を投稿する際に投稿と同時に思いつく言葉をハッシュタグで、
「♯ペット♯フレンチブルドック♯散歩♯都内♯夕焼け♯日課の散歩中」といった具合にタグ付けすると、シャープ記号で付けられた言葉それぞれカテゴリーとなって、気になる言葉をクリックでき、同じ言葉で投稿した写真、動画、メッセージを見ることができます。「♯フレンチブルドック」をクリックすると世界中(世界中の人と繋がるために英語表記でタグ付けする人も多し)の人が投稿した写真が見れる、というシステムです。
これがなかなか面白い!
国内外で作品を発表している写真家の大森克己氏が、インスタグラムを始めて密かに写真ファンの間では話題を呼んでいますが、大森氏もハッシュタグの面白さを語っています。
自分が投稿した写真が知らない人が撮影したものとグループで分類される楽しさ!
ちなみに終了間近で残念ですが、そんな大森克己氏のインスタグラムで発表されたプロジェクトがプリント作品として展示された写真展が多くの写真家が展示を行っている山梨県、八ヶ岳のふもとのギャラリー、「ギャラリー・トラックス」で今週の日曜日、26日まで開催中です。
撮影機材・LED照明の専門店

もうこれで困らない!?

普段使い慣れた単語でも、英語になったとたん混乱することってありますよね。
外来語とアルファベットで溢れている日本でも、いざ外国で使う英語ってなかなか出てこないもの。
それもそのはず、例えば日常茶飯事の「デジカメ」という単語、これはもちろん今では子どもでも理解する「デジタルカメラ」のことですが、さて、デジタル一眼レフカメラは英語でなんと言うのでしょう?「デジタルカメラ」じゃありません。
Digital Single-Lens Reflex。ちょっと長いですよね。英語でも多用されるように略語でDigital SLR (ディジタル エスエルアー)といいます。単に頭文字をとってDSLRといわれることもしばしば。
知らなかったら出てきませんよね、こういった単語。
プロのフォトグラファーと将来フォトグラファーを目指す人のために撮影時に必要な英語本が、スタジオ事業で知られているイイノ・メディアプロから出版されています。
海外で撮影した経験をお持ちの方は、諸手を挙げて手に取りたくなるでしょう!
例えば撮影時に必要になる「箱馬」、日本では普通に使っているアイテムでも、英語ではなんと言うのか?専門用語ほど、海外に行って意思疎通が難しいものはありません。海外でも撮影専門の機材屋さんに行けば、だいたい説明していけばその言葉自体を知らなくても通じますが、知っていることにこしたことはありません。
この本はプロ、プロを目指す人向けにつくられていますが、撮影旅行の際でも役に立ちそうですよ。
撮影機材・LED照明の専門店

犬もまた

写真家の岩合光昭さんといえば、身近な猫から世界中の猫まで撮影され、猫の写真でおなじみですね。
しかし、猫ばかりでなく犬もまた撮影されているんです。
現在ノエビア銀座ギャラリーで岩合光昭さんの「ニッポンの犬」写真展が開かれています。
ここでは柴犬や紀州犬などニッポンの犬をニッポンの風土、季節とともに写し出された写真が展示されています。
私たちにとってはおなじみの犬でも、桜や富士山と組み合わされた写真では、外国人にとっては日本そのものを表しているかのように見えるかもしれません。
それくらいインパクトが強く、なおかつ猫写真同様に「いい表情」が作品の中に写されています。
動物写真家の岩合さんの写真を見て、癒されたり、そして動物を撮影するという欲求を感化されます。
日本の風土の中で季節、光、自然を「犬」という被写体と相互作用で高めあって作品となっている写真をみるのは、むずかしい動物写真を撮影するための目を養います。
癒やしと感化、どちらの目的にも絶好の写真展です。
撮影機材・LED照明の専門店

こんなチラリズム

あえて説明する必要はないでしょうが、「チラリズム」とは性的嗜好を示す、「ちらり」と「イズム -ism」を組み合わせた造語です。
近年の言葉かと思いきや、じつは60年以上前に新聞記者が表現として使った言葉だそうです。
性的嗜好といっても、なにもグラビアやポルノグラフィティのなかだけではありません。
例えば、20世紀最後の巨匠といわれたバルテゥス。昨年は東京都美術館でも「バルトゥス展」が開催されましたが、バルテゥスの世界にもチラリズム的要素が描かれています。
全て見せるよりも、ちらりと見せることによって観るものに、その世界観に引き込んでしまう作用とでもいえるでしょうか。
芸術でも商業でも共通する手法、テクニックだともいえます。
さて、今日ご紹介するのは、ひと味違った「チラリズム」。
そう、動物のチラリズムです。ただ、「ちらり」と「イズム」の「チラリズム」ではなく、「ちらっと見る」の「チラリズム」!
動物と目が合うときってありますよね、確かにこっちをみた!っていう瞬間。それを集めた面白いDVDがあります。声の出演に、なんと窪田等さんから、西村雅彦さん、清水ミチコさんと演出もユニーク。
思わず笑ってしまう癒しのチラリズム、ちょっと覗いてみたくなります。
撮影機材・LED照明の専門店

こんなチラリズム

あえて説明する必要はないでしょうが、「チラリズム」とは性的嗜好を示す、「ちらり」と「イズム -ism」を組み合わせた造語です。
近年の言葉かと思いきや、じつは60年以上前に新聞記者が表現として使った言葉だそうです。
性的嗜好といっても、なにもグラビアやポルノグラフィティのなかだけではありません。
例えば、20世紀最後の巨匠といわれたバルテゥス。昨年は東京都美術館でも「バルトゥス展」が開催されましたが、バルテゥスの世界にもチラリズム的要素が描かれています。
全て見せるよりも、ちらりと見せることによって観るものに、その世界観に引き込んでしまう作用とでもいえるでしょうか。
芸術でも商業でも共通する手法、テクニックだともいえます。
さて、今日ご紹介するのは、ひと味違った「チラリズム」。
そう、動物のチラリズムです。ただ、「ちらり」と「イズム」の「チラリズム」ではなく、「ちらっと見る」の「チラリズム」!
動物と目が合うときってありますよね、確かにこっちをみた!っていう瞬間。それを集めた面白いDVDがあります。声の出演に、なんと窪田等さんから、西村雅彦さん、清水ミチコさんと演出もユニーク。
思わず笑ってしまう癒しのチラリズム、ちょっと覗いてみたくなります。
撮影機材・LED照明の専門店