女優写真

こちらは女優の坂井真紀さんのHPです。
ProfileとPhotoというページがあり、Photoには坂井さんの女優としてのプロフィール写真とでも言うのでしょうか、雑誌の巻頭カラーページのような美しいポートレートを見ることができます。
現在vol.38まで更新されていますが、そのほとんどの写真は坂井さんの夫でもあり写真家の鈴木心さんが撮影されています。
ここ最近は更新がなく最近のものは鈴木さんの撮影のものではないのですが、ともかく女優という被写体とヘアメイク、スタイリスト、そしてフォトグラファーが一体となって作り上げた作品としてとても楽しめます。
vol.1から見ていくと、続けてクリックしていく手が止まりません。
そして私見ですがvol.22のところなど、写真が現れたモニターにハッとしてしまいます。
それほど美しいんです。そしてその撮影が鈴木氏のもの。
他の方の手による撮影もとっても美しいんですよ、もちろん。それでも鈴木さんの撮影によるもののハッとされる感じはさすがになんでしょう、夫婦である視線というか何か特別なお互いが作り出している信頼感のようなものを感じてしまいます。
女優さん(または俳優さん)と写真家が恋人なり夫婦なりで写真撮影をした作品、写真集などはこれまでにもありますが、見えないところに人間関係、信頼関係が見える写真って素敵ですよね。
あ、アラーキーの「センチメンタルな旅」。こちらはもっと私写真なのでちょっと違いますが、美しさは同じですよね。

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『風景写真の中のコピー人間』

写真家マチュー・ベルナール・レイモンの作品は、一見普通の風景写真に見えます。
しかしよく見ると、何かがおかしいと違和感に気づくはずです。

http://matbr.com/intervalles

実はこの写真のなかにいる人々は、すべて同じ人をコピーしたものなのです。
つまり一枚の写真の中に同じ人が何人もいるということ。
これが彼の作品「Intervals」です。

彼はフランスやスペイン、ポルトガル、スイス、日本をまわって撮影を行いました。
中判カメラをその場に固定した後は、もう岩のようにただじっとして、同じアングルで同じ距離からその場の状況を何枚か撮影します。

現像室へ戻ってから彼はネガフィルムをスキャンしてPhotoshopで画像を繋ぎ合わせていきます。
多くの人物が写り込む遠景の作品には40枚もの画像が一枚の写真作品になるのだそうです。
その結果、人々の方向性は失われていて、カオスが引き起こされます。
同じ人が何回も写っていますが、あっちに行ったりこっちに行ったり、目的を持った動きのようには見えなくなっています。

作者の意図によると、作品を見る者は写真のなかの人々が「クローン」だと気づいた途端、その人の行動からどう行動しようとしているのか、そのストーリーを読み解こうとしますが、「クローン」たちのバラバラな行動がそれをわからなくしているのだそうです。

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「ゆかい」なワークショップ

写真家池田昌紀さんの写真事務所「ゆかい」が物撮りについての技術をまとめた「あかるい物撮り」の出版を記念して、青山ブックセンター本店にてワークショップが開催されます。
書籍、広告、CDジャケットなどなど多方面の写真を手がける「ゆかい」は、HPにも紹介があるように、写真家のみならずイラストレーター、デザイナーをメンバーにした「写真とデザイン」の会社で、独特なアプローチや多彩な人脈との仕事ぶりからまさに写真事務所というよりは写真を中心としたアーティストチームといった趣です。
仕事ぶりそのものが楽しそうな「ゆかい」の今回のワークショップは「あかるい物撮り」という本のタイトルどおり、参加者に撮りたい物を自由に持ってきてもらい、それを撮影してプリントアウトした物を持って帰れるという物。
「物撮り」というテーマだけに持ってきてもらう物は手に乗るサイズの物を一つ。カメラも照明機材も講師である池田さんが用意した物を使用するということで当日も身軽に参加できそうです。
「物撮り」とひとことで言っても、撮りたい物は人それぞれ。素材や形が変わるだけで撮影の仕方とそのポイントは変わってくる物です。それをワークショップで撮影しながら人気写真家の池田さんに教えてもらえるとは、まさにかゆいところに手が届くワークショップ。
日程は1月28日、午後13時からから3時間の予定です。

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『スマホ窃盗犯を追跡』

日本ではあまり気にしませんが、海外では油断していると一瞬のうちにiPhoneを盗まれたという話をよく聞きます。
スマートフォンの盗難事件があとを絶たないのです。

写真、メール、連絡先、スケジュールなど、ありとあらゆる個人情報をひとまとめにしたスマートフォンが手元になければ、もはや日常生活がままならないという人も多いでしょう。

そんなご時世、オランダのある学生がスマートフォンを「わざと盗ませて」犯人をリモート監視して、その一部始終を記録したドキュメンタリー映画を制作しました。

彼は運悪くiPhoneの盗難被害に遭い、被害を通報したのですが、それだけでなく、同時にある計画を思いついたそうです。
その計画とは、盗まれたスマホが取引されるブラックマーケットに“潜入”し、ドキュメンタリーを制作するというものでした。

潜入と言っても実際に危険を冒して我が身を投じるというわけではなく、上記の通り盗まれたスマホそのものが潜入捜査官なのです。
その手法は次の通りです。

彼はまず囮となるAndroid携帯を購入して、そこに盗難対策アプリ「ケルベロス」をインストールしました。
蹴るバロスは有名なアプリなので、犯人にバレないようアプリの表示名を変更します。
さらには犯人がスマホをリセットしても継続して犯人を追跡できるよう設定。

さて、これでひとたび犯人がこのスマホを盗めば、位置情報や通話履歴をトラッキングできるだけでなく、リモート操作で録音、写真・動画撮影もできるように仕上がりました。

そしてそのスマホは順調に(?)盗まれます。

はじめは、通話内容や立ち寄り先などをもとに犯人像を推理する「クライムサスペンス」の展開。
しかし頻繁に利用する出会い系サイトでのやり取りなど、犯人が自分の胸だけに秘める深層なプライベートと直面することで、被害者であるはずの彼自身が、いつの間にか犯人に対してシンパシーを抱き始める心情の変化が起こります。

クライマックスには、犯人を直接その目で見ようと位置情報をもとに窃盗犯の自宅訪問を決意します。
果たして、実際に対面する犯人は、どのような人物像なのでしょうか。
以下、その一部始終です。一見に値しますよ。

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『フェルメールの名画をレタッチで再現』

光の画家フェルメール。
その人並みはずれた作品は誰でも一度は目にしたことがあるはずです。
とくに「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」などの作品が有名ですね。
彼の生涯に描いた絵は確認されているもので30枚程と、大変寡作です。

1664年頃に描かれたと言われている「合奏」という作品。
これは1990年に美術館から盗難されて以来、いまだに行方不明のままです。
盗難された絵画はフェルメールに限らず色々ありますが、その中ではもっとも高値の2億ドル(約200億円)もの価値があると言われています。
はてさていま現在だれが所有しているのか。。。

そんな超高額の「合奏」をPhotoshopを使って新しいスタイルで再現したフォトグラファーがいるそうです。
彼女の名前はErik Almasさん。
なんと、フェルメールの絵とは関係ないストック写真を合成し続けて、この絵画を再現したというのです。

その手法は、まず「合唱」に描かれているものと同じようなパーツをストック写真から探しだして、本物のように加工・合成していきます。
この作品の制作プロセスを収めた動画がありました。

最終的に、この作品のレイヤーは898枚になったそうです。
制作時間は3週間。
よく見ると本物と完全に一致はしていないので、贋作とも言い切れない、新しいスタイルのデジタルオマージュとでも言いましょうか。
ちょっと遠目から見たら完全にだまされそうですね。

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『フェルメールの名画をレタッチで再現』

光の画家フェルメール。
その人並みはずれた作品は誰でも一度は目にしたことがあるはずです。
とくに「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」などの作品が有名ですね。
彼の生涯に描いた絵は確認されているもので30枚程と、大変寡作です。

1664年頃に描かれたと言われている「合奏」という作品。
これは1990年に美術館から盗難されて以来、いまだに行方不明のままです。
盗難された絵画はフェルメールに限らず色々ありますが、その中ではもっとも高値の2億ドル(約200億円)もの価値があると言われています。
はてさていま現在だれが所有しているのか。。。

そんな超高額の「合奏」をPhotoshopを使って新しいスタイルで再現したフォトグラファーがいるそうです。
彼女の名前はErik Almasさん。
なんと、フェルメールの絵とは関係ないストック写真を合成し続けて、この絵画を再現したというのです。

その手法は、まず「合唱」に描かれているものと同じようなパーツをストック写真から探しだして、本物のように加工・合成していきます。
この作品の制作プロセスを収めた動画がありました。

最終的に、この作品のレイヤーは898枚になったそうです。
制作時間は3週間。
よく見ると本物と完全に一致はしていないので、贋作とも言い切れない、新しいスタイルのデジタルオマージュとでも言いましょうか。
ちょっと遠目から見たら完全にだまされそうですね。

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『クリスマスの泥棒撃退』

欧米のクリスマス → 休暇 → 外出 → 空き巣が増える。
懐かしの映画「ホームアローン」がまさにその話ですよね。
というわけで、こちらも空き巣被害が多いというデンマークでは、被害を防ぐためにクリスマスならではの防犯グッズが開発されました。
その名もそのまま「Christmas Spotlights」。

パッと見は、ただのクリスマスのイルミネーションの照明です。
しかしこの電球にはモーションセンサーがこっそりと接続されているというのです。

そのモーションセンサーがひとたび人の動きを感知すると、設置された「ChristmasSpotlights」が一斉に明るくなって1万2000ルーメンもの光を放ちます。
家に侵入しようとした泥棒も、ビックリする程のとてつもない明るさです。
そして、センサーが侵入者を察知した途端、スマートフォンに通知が届くシステムになっています。
外出先で、いま自宅が危ない!ということがわかるんですね。
ちなみに、デンマークではクリスマスの時期は、空き巣被害が1.5倍に増加するそうです。

もちろん自分がいちいちモーションセンサーにかかってしまっては困りますから、センサーを切って通常の照明としても使えるようで、イルミネーションにもなり、防犯にもなりで一石二鳥のアイテムですね。

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姉妹トークショー

写真家梅佳代さんの最新写真集「白い犬」が発売され、そして「白い犬」写真展開催に伴って、なんと梅佳代さんの妹さんとの姉妹トークショーが開催されます!
2006年に初写真集「うめめ」を発表、第32回木村伊兵衛写真賞受賞し、あっという間に「うめめ、梅佳代ブーム」が広まるほど影響力を示した写真家、梅佳代さんもデビュー作から10年が経つということです。そして世に出たのが梅家の愛犬、白い犬のリョウ。
2013年の梅佳代展のなかでも、飼い犬として被写体となっていました。
梅佳代さんが18歳の時に帰省するといた白い犬がリョウ、実家の能登の自然の中で梅家と共に過ごした17年間の記録が「白い犬」として写真集になっています。
「うめめ」はもちろん、「男子」でもその独特な視点で唯一無二の存在を放つ梅佳代さん。
ユニークな視点を持つ彼女自身のそのユニークさはインタビュー記事などで、こちらも楽しくなるほど。
そんな梅佳代さんが妹さんとトークするとなると、どんなことになるのでしょう。想像するだけでも楽しそう、ぜひ参加したいのですが、観覧には抽選申し込みが必要です。写真展の会場、南青山のTOBICHI②運営のほぼ日サイトからどうぞ。

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『アフガニスタンの別の顔』

ウクライナ人の写真家アンナ・ロシュキンの写真が映し出すのは、人々がごく普通にストレス解消する風景。

カラオケバーで流行歌を歌う姿、遊園地でバンパーカーをぶつけ合う姿、ピンボールを楽しむ姿などなど。
これらはどこでも目にするような光景ですが、撮影場所はアフガニスタンです。
常に戦争が起こっているような危険な国というイメージですが、それでも人々は娯楽を求めるのですね。

http://www.annaloshkin.com/gallery.php?pg=8

ロシュキンはアフガニスタンの首都カブールに1カ月滞在し、街を歩き回って、ボーリング場やペイントボール場などの「よくある」娯楽施設を見つけました。
その多くはアメリカの占領下でつくられたもので、カブール市内に増えつつある中産階級に人気だそうです。

そうした施設はアメリカの文化を取り入れたものですが、アフガニスタンの伝統的価値観や道徳観にも沿っているそうで、女性は出入禁止になっていたりするそうです。

女性たちは女性たちで、家やショッピングセンターに集まってアイスクリームを食べたり、モールに併設されたゲーセンでゲームを楽しんだりします。

ロシュキンがこうした撮影を開始して以来、アフガニスタンの政治や経済をめぐる情勢は悪化する一方で、こうした施設も今後どうなるのかわかりません。

それでも生活は続いています。
ロシュキンが撮影した多くの写真は、タリバン政権下で禁止・あるいは自粛されていた数々の活動を楽しむ人々の様子を見せてくれます。
パーティでダンスする姿やボーリングの球を投げる姿は、終わりの見えない戦争の国で、個人の自由と楽しみを主張する大切な瞬間の一枚です。

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『Photoshopを使っていない』

いまや、写真は「Photoshop」で補正するのが当たり前の時代かもしれません。
プロでなくても「Photoshop」を使えば、驚くような視覚効果のある作品をつくりやすくなりました。
現実ではないようなCGもお手の物。

しかし写真家のチャーリー・キッチンは、こうしたトリックは望んでいません。
彼は、昔ながらのカメラだけを使って幻覚をつくり出そうとしている写真家です。

http://charliekitchenphotography.com

キッチンはこれらの写真を、大判カメラと型板を使って制作したそうです。
制作には1枚に数日もの時間がかかっていて、「何をするにも多くの労力を注ぐというのがわたしのやり方なのです。時には多すぎる場合もありますけどね」とキッチンは言っています。

キッチンがこのアイデアを考え始めたのは、大判写真を始めた3年前だったそうです。
レンズの焦点を合わせてフレームを構成し、画像を感光させる。
キッチンはこうした作業にかかる時間が気に入っっていました。
そして大判写真で何かほかのことをやりたいと考えた彼は、写真家ハナ・ウィタカーの実験的な「インカメラ・コラージュ」という制作手法からインスピレーションを得たのだそうです。

キッチンは、この手法に磨きをかけるために一年半を費やして、とてつもない量のフィルムを無駄にし、現在の手法に辿り着きました。

フィルムホルダーに型板を挿入し、シャッターを押す。
型板を入れ替えて、カメラを少し移動させ、シャッターを押し、同じフィルムを感光させる。
これを1時間もの間繰り返し行うことで、自然風景がゆがんだ鏡に映ったような作品ができ上がるそうです。

Photoshopを使っていなくても、こんな写真が撮れるんですね。
でも、逆に言うとPhotoshopってやっぱりとても便利なものなんですね。。。

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