OGUEとVOGUE

ゴシップを一つ。
2017年に婚約した話題のカップルが今月7月7日に結婚しました。
そのカップルといえば、アメリカ版「VOGUE」名物編集長のアナ・ウィンターの娘であるビー・シャファーと、元イタリア版「VOGUE」名物編集長のフランカ・ソッツァー二の息子であるフランチェスコ・カロッツィーニの二人。
ロングアイランドで結婚し、そして二つ目の式をイタリアのポルトフィーノで挙げたそうです。
その写真を早速インスタグラムにアップしたのはアメリカ版VOGUEでもなければイタリア版VOGUEでもなく、日本版のVOGUEでした。

フランカ・ソッツァー二は2016年の12月に66歳で亡くなりましたが、その際にもフランチェスコのそばにいて支えていたのがビー・シャファーでした。
さらにフランカ・ソッツァー二とアン・ウィンターはもともと強い絆を持ち、フランカがなくなる前に見舞いをしたアンが身につけていた時計はフランカからのもので、もし将来フランチェスコに女の子が生まれたらその子に受け継いでほしいと約束した仲。

お互いVOGUE編集長を母に持った二人は、ファッションの道ではなくどちらも映像の道で活躍しています。ビー・シャファーは映像プロデューサー、そしてフランチェスコ・カロッツィーニはフォトグラファーであり映像作家です。
ファッション界での活躍でなくとも、二人のファッションは注目の的で、今後も動向とともにファッションに注目が集まります。

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130000枚以上のウォホールの未発表写真

アンディ・ウォーホルのファンには勿論、そしてウォーホルの多彩な交友関係、あの時代のアーティストからセレブリティの面々に興味がある人にとっても大きなニュースが届きました。

アートサイトのartnetによると、ウォーホルが1976年から彼がなくなる1987年まで撮影された計3600枚のコンタクトシート、130000枚以上の写真をスタンフォード大学が入手し、アンディ・ウォーホル美術財団とともに「Contact Warhol Project」と名を打って写真画像をデジタル化しオンライン公開にする予定を発表しました。

その未発表の写真にはトルーマン・カポーティ、ジャン=ミシェル・バスキア、ジョンレノン、マイケルジャクソンなどなど彼がマルチアーティストの先駆けとして時代を引率したことがこの交友関係からも伺えます。

興味深いことは、ウォーホルはこれらの約17%しかプリントしていなかったとのことです。膨大な数のシャッターをきりながらも実際に彼が目にした写真が130000枚以上の17%。
未現像のフィルムを大量に残したヴィヴィアン・マイヤーを思い起こさせます。

9月にはスタンフォード大学にて、これらの写真のなかから選抜された未発表写真が展示される予定で、その後11月にはこのプロジェクトに関して英国にて本が刊行される予定だそうです。
今年の年末にはデジタルライブラリーとしてウォーホルの未発表写真を目にすることができるそうです。
ちょっとどきどきしますね。

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24年間撮りためた極寒の景色

写真家高橋ヨーコさんの写真集「WHITE LAND」が刊行されました。
世界の生活文化をフィールドワークするように撮影旅行をする高橋さん。これまでの写真集も「グルジアぐるぐる/GEORGW ON MY MIND」や蒼井優さんの写真集「ダンデライオン」でシベリア鉄道でロシアを渡ったり、ロサンゼルスの砂漠を高畑充希さんが旅した写真集「ユメクイサバク」など、旅と写真が結びついている写真家です。
そんな高橋さんが旧ソ連や東欧へ出掛けその土地での風景を記録した写真集が「WHITE LAND」。
そういえば、高橋さんのインスタグラムにはロシア、東欧でのエピソードとともに載せられる寒そうなのに気持ちはあたたかくなるような写真がつどつどアップされていました。
それが、なんと24年間撮りためた景色をまとめたのがこちらの写真集。

現在高橋さんはカルフォルニア在住。
これから巡回される写真展の始まりもそちらで行われました。
高橋さんが主宰となって創刊されている「ONTARIO」はサンフランシスコとニューヨークで創刊され、今では東京、京都、名古屋、福岡などで手にとることができるビジュアル・ジャーナルです。

今回の刊行を記念して7月16日には鹿児島にてトークイベントが開催されます。
「暮しの手帖」での連載のファンの方もいらっしゃるでしょう、編集者の岡本仁さんとのトークイベント。どのような経緯、どのような経験、どのような体験をされたなどなど高橋さんご自身から伺えるような機会は貴重でしょう。
聞き手が岡本仁さんというのも絶妙なマッチング。
「WHITE LAND」の購入はONTARIOのHPから。これからの地方巡回の写真展も楽しみです。

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レトロ風でいこう!!

きれいな写真撮影を目指す一方、ビンテージ、レトロ風に仕上げる表現も人気ですね。
これは撮影後の編集の時点でソフトを使って簡単に加工することや、最近ではスマートフォンのアプリケーションを選択して、気軽に色調をかえてレトロ風に撮影できるものまであります。

レトロ風に見せるためには、いわゆる鮮明ではない色調によって古く色あせた色合いを作り上げます。
もうひとつはくっきり精密ではない画像もレトロ感が増します。

デジタルカメラでレトロ感を表現するには、ISOを上げてざらついた質感を利用するといいでしょう。普段は鮮明に見せるためにISOは100を目安に設定しますが、この「レトロ調」には、こんなISOの利用法があるんですね。
ISOを上げることは感度を上げることになるため、暗い環境での撮影などやシャッタースピードを上げるために設定します。
日進月歩の現在のデジタルカメラではモデルによっては3600までもくっきりきれいなものもありますが、レトロ調写真を撮る目的の際には編集前に、撮影の時点で高いISOで撮影するのはいかがでしょう。
撮影したものをトリミングしてさらに拡大すると一層効果的にあらわれます。

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小物撮影のピント合わせ!

アクセサリーやオブジェ、植物や花など小さなものを撮影する際には一眼レフカメラではマクロレンズで、そしてコンパクトカメラではマクロモードが役立ちます。

小さな被写体に立体感を出して撮影したり、「迫力ある」または「ディテイルに説得力のある」撮影をするために被写体に近づいて撮影する方が有効だからです。

さてその際に、焦点がうまく定まらない、ということがよくあります。マクロレンズ、マクロモードでは距離の読み取りがうまくできないときに、ピント設置が定まらないんですね。
これに似たようなことは、白を基調にした被写体、また被写体と背景などトーンカラーが同じような場合には焦点距離が定まらないことと同じです。

そんなときの解決法として、ペンを使ってみましょう。
被写体上のピントをおきたい場所にペン先を近づけます。そのペン先にピント定めると、オートモードでもすぐに察知してピントを合わせることができます。
ペンでなくても、「芯」部分がよく見える鉛筆でも同様に機能します。
人によっては色鉛筆だったり、長細い厚紙だったりと、使いやすいものでいいのです。
ピント合わせに、かざす手が邪魔にならないように長細いものであればいいので、持ち歩きやすくてわかりやすいものを普段からカメラバックに入れておくといいでしょう。

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メインでもサブでもOK!

先日写真撮影ではなく、テレビの番組制作の撮影に同行しました。撮影スケジュールはロケ撮影で、かなりの箇所を廻るタイトなものでした。
ブツ撮りから、遅めの午後からやや光が足りなくなった際のインサート撮影まで、照明を必要になった際に、ビデオカメラマンが取り出したのがLEDのコンパクト照明でした。
持ち歩きに便利、軽量、場所をとらずに数個用意していました。取り付けも簡単で動作の無駄がなく、タイトな撮影スケジュールにもすぐに対応できますし、バーンドアやフィルターが装着しているため被写体に合わせて照明量の調整も可能です。

撮影は写真はもちろんビデオでも照明が大切。
コンパクトLED照明が常時、サブ照明として必須機材になっているようです。

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色かぶり対策!

色かぶりとは?
これはフィルム撮影でもデジタル撮影でもあらわれる現象ですが、光源の影響によって写真が特定の色に偏っている状態をいいます。
肉眼では普通に見えても、いったん写真となると全体的に緑色や赤色におおわれているようなことがありませんか?それは例えばヒトの目には白色に見える蛍光灯には緑色の成分があり、カメラのホワイトバランス設定が適切でないとその緑色が写真の中に反映されてしまうといったことが原因です。
さて、ではどのようにしたらこの色かぶりを避けられるのでしょう。
デジタルカメラには色補正機能があるため、撮影時にはホワイトバランスの設定をまず確認したいですね。マニュアル設定のホワイトバランスが難易だったり、時間がない場合には少なくとも光源が蛍光灯、白熱電灯、自然光のどちらかに合った撮影モードに切り替えることがまず大切です。
それ以外に、撮影後の色かぶり除去には写真加工ソフトなどの「自動補正モード」といった機能を活用すると簡単に緩和できます。

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黒締めと透明感!

先日お話しした「黒締め」、これはワインや飲料水などのボトルに使われるテクニックゆえに、容器とさらに中身のものの透明感が問われます。
そこで用いられるのが、黒締めですが、それとともにライティングには逆光を利用することがあります。
メインライトの他に、商品の斜め後、または真後ろからの逆光によって輪郭をはっきり浮かびあがらせることとともにガラスボトルなどの容器と商品そのものの液体の透明感を表現できます。

その際にはメインの照明と逆光の光量バランスが重要です。
ボトルの色、液体の色、エチケットなどの商品に巻かれている帯などの色なども考慮しつつ、白飛びしないほどのライティングで、もちろん露出アンダー気味ではないライティング。
ここが難しいところですが、白飛びに関しては「黒締め」が大変活躍してくれます。
ちょっとした手間ですが、大きな差が出るのがこういったテクニックです。

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黒締め!輪郭をくっきりと!

「黒締め」。なんだか仰々しい単語ですが、これ、商品撮影では結構使われる言葉、技術です。ワインボトルといったガラス製のボトルから、ペットボトルなどの清涼飲料水、ミネラルウオーターなどにも用いられると思います。
商品撮影には、カメラのファインダー内に写る画像そのものを使うものから、切り抜きといって、写った商品のアウトラインを切り抜いて、背景が真っ白のように、そこに商品をのせる方法があります。
黒締めはその後者に使われるテクニックです。
ボトルなどの形に合わせて、黒紙、黒ケントを設置します。つまりは商品の周りを黒でかたどった状態で撮影するのです。
これによって何が変わるかというと、ボトルのふち、商品と背景の境界線が、「黒締め」をすることによって白飛びすることなくはっきり映し出すことができます。
ディテールが大切な商品撮影にはとても大切なテクニックです。
ライティング術も大切ですが、こういった商品ごとの細かな撮影技術が写真撮影の仕上がりを大きく左右します。

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