「はい、受けとった!」

写真撮影の現場よりも、テレビクルーの現場で耳にします、このかけ声、「はい、受けとった!」。
もちろんかけ声の仕方は撮影クルーにもよって変わると思うのですが、このやり取り、何を受けとっているのでしょう?
答えは、撮影機材のカメラそのもの、カメラレンズの交換時などです。
つまりは重く、そして高価な機材のやり取りです。
撮影者とアシスタント、機材がどちらから渡したとしても受取手は「はい、受けとった!」というかけ声をかけているのを耳にします。
これはもちろん機材の取りこぼしやタイミングのずれによって落ちたり損傷などのご作業を防ぐためです。
「渡した」と思っていても(感覚でも)、受取手がきちんと準備ができていなかったり、タイミングが悪かったりすると、受け取り外すことってあるものです。

この「機材の受け渡し」というシンプルな作業ですが、扱っているものが精密機材だったり、高価なものでは間違いは禁物です。
一言「受けとった」確認を声に出すだけで、お互いの作業の呼吸を合わせてスムーズに撮影業務を運ぶことができます。

ちょっとしたことなんですけどね、チームで撮影をする際にはとっても大切なことですよね「確認作業」。

新宿西口撮影機材ライトグラフィカ