みえない静電気

この時期頻繁に悩まされる静電気。
さて、静電気はなぜ起こるのか。
プラスの電気を帯びている陽子ととマイナスの性質を持つ電子が、バランスを崩してマイナスかプラスに偏り帯電することによって起こるそうです。
そのきっかけとは「摩擦」。子どもの頃下敷きを髪の毛に当てて静電気で遊んだことありませんか?
物質によってマイナスに帯電するかプラスに帯電するか性質が分かれていて、例えばポリエステルやアクリルはマイナスに帯電しやすく、ウールや毛皮はプラスに帯電しやすい。
ひとの体はプラスに帯電しやすく、一方金属はマイナスに帯電しやすい。そのため帯電した手で金属のドアノブに触れた瞬間にバチバチッ、マイナス電子がプラス陽子に一気に移動することによって静電気が生じるということです。
今では多くの静電気防止グッツが商品化されているわけですが、ちょっとしたことでも防ぐことができます。金属部分に触る前にプラスチックや壁、木などに触れて放電してからにするとで静電気がおこにくくなります。
またこまめに水分を取ったり、ハンドクリームを塗ったり、手を洗うなどするのもいいですね。
このみえない静電気、写真撮影の際にも注意したいものです。カメラのメモリーカードに触れる際に静電気を起こしてデータが飛んでしまった、という話を聞いたことはありませんか?
メモリーカードには金属部分がありますからね。
是非とも避けたい経験なので、乾燥している冬の間じゅう、気にかけて注意したいものです。
金属に触れる前に身近なものに触れて防ぐ、みえないだけに覚えておきたい習慣です。

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