『コダック初のスマートフォン』

コダックが、このたび新たにAndroidスマートフォンの市場に参戦です。
世界初のデジタルカメラを開発し、写真の技術を開発し続けてきたコダック。
そのコダックが手がける初のスマートフォン「Ektra」が発表されました。

欧米では年内に発売が決定していますが、日本での発売は未定です。
「Kodak Ektra(エクトラ)」の名称は実は、今から1941年に発売されたフィルムカ
メラシリーズと同じ名称。
つまり、特にクラシックカメラファンにはたまらないモデルなのです。
デザインも、「カメラ付スマホ」というよりは、「スマホ付カメラ」といった佇ま
い。

しかしながら、コダックはこの新しいスマホがグーグルやアップルのような巨人と競
うものではないと言います。
その代わり、コダックはこのスマホが「フォトグラファー向け」にデザインされてい
て、何百万人というよりはむしろ「数十万人」の人々が興味をもつものだろうと言っ
ています。
それゆえ、このモデルには21メガピクセルのソニー製センサーをもつリアカメラと13
メガピクセルのフロントカメラが与えられています。
「Pixel XL」、「iPhone 7 Plus」のデュアルカメラのどちらよりも高解像度です。
ただ、最強を誇り41メガピクセルをもつノキアの「Lumia 1020」には遠く及びませ
ん。

ハードウェアを補完するために、コダックはEktraのAndroid向けのカメラアプリも開
発しました。
アプリは簡単に使うことができ、デジタル一眼レフユーザーなら馴染みのある使い方
ができるとのことです。
スクリーン上でもホイールで操作するのと同じように設定画面が表示され、背景がボ
ケた写真をつくれるモードもついています。

グーグルの写真編集アプリ「Snapseed」もプリインストール。
そのほかにも、動画フィルターアプリや印刷用アプリをカスタマイズして使うことが
できます。
レザーケースも多数用意されており、なかには本物のカメラケースのように見えるも
のもあります。

スマホとしての性能も十分で、高性能なカメラを搭載していながらiPhone7より安価
ということで、Android使用率の高い海外で人気が出そうです。

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