出版社の歴史は作家の歴史とともに。

今年2016年、新潮社が創業から120年を迎えるそうです。それを記念して新潮社のネガ庫に保管されている写真の中から50人の作家の写真を選び展示される写真展が開催されています。
50音順に表記されたその展示作家のリスト名を見ると、んんん、文学界に興味がない人でもそそられる作家名がずらり!
それらの写真はいわゆる作家のプロフィール写真ではなくて、出版社の編集者、記者とカメラマンが入れる作家の普段の風景、家族との風景、作家同士の光景などの写真です。
もちろんカメラが介在しているので、作家たちが意識しているのは当然でしょうが、出版社所有のネガでの写真をこういう機会なしで拝見できるのは、写真が掲載されたその一つ一つの雑誌などを探していくほかなかなか機会はありません。
その膨大な貴重なネガ、多くの作家、長年のアーカイブをどのように保存してきたのか、その裏側も気になります。なんといっても、ネガフィルムの数が15万23千本というのですから。
今回は50人の作家を選んで展示されますが、またその膨大なアーカイブの中から新たな写真展示もしてほしいものです。
会場はla kagu、会期は7月31日までです。

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