ガーリーフォトブームから20年

AERAの表紙撮影のバトンタッチの件でも話題に取り上げた蜷川実花さんですが、当時ガーリーフォトブームのおひとりでした。
ふと、当時のブームメントの代表的な存在だったHIROMIXはいまはどのような活動をしているのだろうかと思ったところ、昨年2015年は写真家デビュー20年を迎えて、撮りおろし写真とともにインタビュー記事がありました。
HIROMIXという字面を耳にするだけで、あの幾つかの自撮りのポートレートが思い浮かべられるほど、爆発的な勢いとともに脚光を浴びました。その写真集「HIROMIX」は世界で32カ国同時発売されたそうです。
20年を経て、インタビュー記事内では当時の記憶から現在の写真論、そして写真そのものの社会での位置付けなど非常に興味深い視点で語られています。HIROMIXだからこそ言えること、感じたことが写真家でもなくアーティストでもなく、HIROMIXとして語られています。
代表的なガーリーフォトブームの写真家といえば、2001年に前述の二人に加え、とともに木村伊兵衛写真賞を同時受賞している長島有里枝さんの三人です。。ガーリーフォトという言葉自体が写真家を始め評論家などからも批判的な捉え方をされたりしましたが、こちらの代表的な写真家それぞれみても、もともと自身が持っているアイデンティティーとオリジナリティーとで、一世を風靡したのみならずいまも一線で活躍しています。

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