デザイナーと写真家

今年のカンヌ映画祭では、映画監督川瀬直美さんががYOHJI YAMAMOTOを着る、そしてその写真を撮影するのがレスリー・キー、というここでもヨウジヤマモトとレスリー・キーのコラボレーションが映えています。
昨年、ヨウジヤマモトのコンセプトショップ「グランド ワイ(Grand Y)」のヴィジュアルフォトに起用されたのが俳優の村上淳と村上虹郎、そしてアーシストの花世と点子の二組の親子でした。
思わず、おお、と唸りそうなほどかっこいいそのヴィジュアルは、写真撮影はレスリー・キー。
レスリー・キーのヨウジヤマモトへのリスペクトは広く知られていて、すでに多くのシューティングプロジェクトを手がけていて、デザイナーとの絆もしっかり結ばれています。
ブランドイメージには影響大な広告写真は、ブランドに影響するというよりも広告写真そのものがブランドイメージにつながると言っていいでしょう。
そのくらい大切なブランドのヴィジュアルで、昨年のこの二組の親子のキャスティングは絶妙です。
例えばユニクロのヴィジュアルキャスティングもとても興味深く、手がけている人を見ても宣伝というより作品と言ってしまいたいほど。ユニクロが手軽だから流行る、というわけではないんですね、やはり広告がかっこいい企業イメージ、ブランドイメージを作ってるんですね、だからこそ企業は広告に費用をかける。
そして、そこにどの写真家を起用するかもアートディレクター、プロデューサーの手腕の見せ所です。

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