『Lytro Cinema』

ピントを撮影後に調整できるライトフィールド機能で、一躍有名となったLytro。

このライトフィールド・テクノロジーは高い注目度を浴びましたが、構造上、ライト
フィールドカメラは高解像化が難しいとされていました。
それでも2014年にリリースされた「LYTRO ILLUM」は約400万画素を実現しています。
各メーカーが競って高解像度化・小型化を進める中では一般的には実用性は低く、大
衆向けのアイテムではありませんでしたが、このカメラでなくては撮れない世界があ
り、世界中で人気となったといいます。

そして2016年。
満を持して、Lytroは本格的な映画撮影用の大型カメラ「Lytro Cinema」を発表しま
した。
これにより、映像表現の世界が一新するのではと、またもや世界中で話題となってい
ます。

メインレンズのほかに、複眼的なマイクロレンズを大量に使った約7億5500万ピクセ
ルのセンサーは、被写体から周辺のオブジェクト、背景にいたるまですべての光の要
素をキャプチャできるとのこと。
そして3Dソフトとシームレスに連携し、特定のオブジェクトの上にCGを重ねるといっ
た、現代のSFXには欠かせない技法がカンタンにできるプロカメラなのだそうです。

実写とCGの融合は、今後世界中で、より必要とされるテクニックでしょう。
これを使えば、今までにはない映像表現も可能になると期待されています。
どんな映像作品が出てくるのか楽しみですね。

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