色と位置

先日何気ないファッションポートレートを見て、ふと考えさせられました。
モデルは二人、着ている服の色が一人が黒色でもう一方が白色でした。
奥行きがある場所に二人が前後した形、一方が手前で前向き、もう一方はその後ろのドアにさしかかるところで振り向いたポーズです。
手前が黒い服を着たモデル、奥が白い服を着たモデルです。
何気ないポートレートですが、うまいな、と思わせるのは色と配置の組み合わせでした。

黒と白という露出で真反対の色の組み合わせでは、一緒に撮影しようとするとどちらかの露出に引っ張られ、例えば白い服が白飛びしテディテイルが見えなくなってしまうか、黒い服が真っ暗になりディテイルが見えなくなってしまうかです。
そのどちらも避けて同時に撮影されいるのは、モデルの立ち位置を前後にし距離をあけること、そして黒を手前に白を奥に持っていった点です。これによって白と黒の服にあたる照明の差を生み、中間の露出でどちらの色も違和感なくキレイに撮影しています。

何気なく見える写真でも、光で撮影する写真は露出が鍵になってきます。
色によって変わる露出、それをうまく位置を組み合わせて撮影された一枚でした。
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