質感を大切に

写真学校などで撮影技術の前に学ぶことが、「質感」です。
これはもちろん学校や写真コースなどで学ばなくても、人それぞれのセンスですでに持っているものなのですし、普段から感じていることなのですが、あまりの多くの情報、映像の中にいると、かえって鈍感になったりして、実際に撮影する際に配慮が足りなくなったりします。
質感を見て感じる、わかることと、質感を撮影するテクニックは違うでしょう。
普段から広告写真などで、この素材だからこう見せている。といったように写真の見せ方に関心を持ってしっかり見ることも写真撮影のテクニックにつながります。

質感が重要、かつ表現することが難しい被写体としてジュエリーが挙げられるでしょう。
質感を引き出すのも、ここでも照明がたいせつです。
ただ、ナチュラルに、かつジュエリーのもつ品のある質感を表現するのには、光を「たす」だけでなく、光を「ひく」ことも重要。

つまり、照明の光の加減を調整して、強すぎて反射したり、背景に影ができないような適切な照明を得ることが大切です。そこで活躍するのがフィフューザーです。被写体と照明の間にフィフューザーを置き、光を拡散することによって面光源を大きくします。それによって被写体、ジュエリーに届く光が柔らかく、貴石や貴金属部分をなめらかに写し、さらに背景の影なども気になることがありません。
ディフューザーを使って、適切な照明を演出しましょう。

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