高さをつくる

物撮りのテクニックは商品の特性によっても、環境設定によってもさまざまですが、今回は商品の高さについて考えてみます。
カタログやオンライン販売に最も多いシンプルな白背景の場合、装飾などがないため、商品そのものがわかりやすい反面、味気ない感じも否めません。
また白地にそのまま商品をおくと立体感もないため、訴求力にかけることもあります。
それをシンプルに解消するのが高さです。そう、商品を少しだけ高さを出しておくことによって、証明による影もできるため立体感を自然に表現できます。

例えば商品が、お皿、本、詰め物菓子を例にしてみましょう。これらの商品の下に1cmから2cmほどの厚みの物を敷きます。その上に商品をおくことによって自然な影が現れ、商品をぐっと引き出すことができます。
商品が透明でなければ下に敷く物は本や手帳など身近な物で構いません。安定感のある平らな物をカメラバックに入れておくと便利です。薄いタイルなども便利です。

こんな日常の物を使って物撮りにも工夫を加えると、オリジナル性ある商品撮影ができそうですね。

撮影照明のライトグラフィカ