『世界の校庭』

子供達のはしゃぐ「校庭」を撮影し続ける男・・・。

ケニア出身の写真家ジェームズ・モリソンは「Playground」という名の写真集を発売しました。
Playground=校庭ですよね。
彼は5年かけてアメリカ、ケニア、ノルウェー、ボリビアなど十数カ国を訪れ、子どもたちが遊びまわる学校の校庭を撮影したそうです。
校庭を撮り続けるなんて、まさか・・・。

と思いきや、意外にもかなり社会的意義の深い写真集だったんです。

写真集には日本の小学校の校庭もあり、なんと開閉ドーム式!の屋上校庭を持つ、千代田区立昌平小学校の運動場の様子が写されていて、都会の小学校の校庭はハイテクだな・・・と、日本人である僕も驚かされてしまいました(笑)

校庭の写真は単なる風景としてだけではなく、社会経済状況や文化、政治といった背景も読み取ることが出来ます。
たとえば、戦争のある国には銃弾から身を守るための分厚い壁があったり、あるいは古い建物のせめぎあう路地の一角だったり、はたまた昌平小学校のように高層ビルが頭を出す屋上のスペースだったり。

ただ、「子どもたちが遊ぶ姿は、どこにいても驚くほど似ていました。建物や風景、学校の設備はまったく違っても、子どもたちの行動は、ロサンゼルスでもネパールでもケニアでも、ほとんど違いがないんです」と、モリソンが話すように、その写真集の中の子供達は、どの国でも、自由でとても楽しそうにはしゃいでいます。
素晴らしいことですね。

どれも加工しておらず、ありのままを撮影しているとのことなので、本当に興味深く面白い写真集に仕上がっています。

ということで、ソッチ系の趣味の写真ではないので、ご安心を(笑)

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