日の出2

初日の出の写真撮影。
日本人にとっては初日の出は、いつもの日の出とは違います。
都会から見える日の出でも、富士山から見える日の出でも、昇ってくる太陽が初日の出という新鮮で神聖、そしてある緊張感をもったものだからでしょう。

そんな日の出撮影は準備がまず大切ということはお話ししました。
そして写真撮影に関して、いつも同じようにイメージも大切です。どんな感じに、どんな色合いに、どんなコントラストに写したいかということです。

準備段階で、イメージトレーニングをするのはまるでスポーツ選手のようですが、出来上がりの写真をイメージして、それに近い写真にすることが大切です。
ここで日の出撮影の場合、太陽の色は角度と時間によって変わってきます。
太陽とともにうつり込む風景や建物のコントラストを強めたい、空は明るめに、または赤みを帯びた色に仕上げたいといったイメージです。
そこで露出によって、そしてコントラストによって空の色合いも撮影者のイメージに近いように設定がかわってきます。
露出をマイナス目にすると太陽の赤さが出ますし、太陽の光と周辺の風景、建物の影が濃くなります。それと反対のイメージが欲しければ、露出をプラス目に。
こういったイメージトレーニングって、シャッターチ
ャンスが少ない撮影こそ必要になってきます。
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