確認モニター

先日あるインタビュー撮影に同行しました。
テレビカメラは大小4台。撮影前には機材のセッティングや念入りなライティング、さらにはすべてのカメラのホワイトバランスやタイムコード調整など、大きな機材から小さなアクセサリーやシステム準備までの時間を要します。
チーフカメラマンが用意していたのは、各テレビカメラの画像をチャンネルを変えながら確認できる大き目のモニターです。スタジオ撮影ならもちろん備わっていますが、ロケ撮影ではそういった確認用のモニターも準備機材の一つになります。
各カメラの構図をチェックするものの、カメラのファインダーまたは小さなモニターで見るものと、確認用の大きなモニターで見るのは違います。スタッフ全員で同じ画面を見て確認することができることはもちろん、やはりある程度の大きさのモニターで確認しなければ見逃してしまうこともあります。
写真撮影をしていて、モニターで確認していたつもりが、撮影後にコンピューター画面で見るとフォーカスが甘かったり、構図が今ひとつだったということはありませんか?
デジタルカメラ恩恵ゆえに、現在では写真撮影もスタジオならばやはりコンピューターに接続して確認しながら撮影するのと同じことですね。
大切な撮影時、初めの何枚かだけでも確認のためにコンピューターのモニターで画像チェックするのはたとえ一手間でも、後のことを考えると早道だったりします。
地味なプロセスが撮影には大切だという一つの例ですね。

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