タイトルのつけ方

写真が作品となる時点で、タイトルというものが必要になってきます。
公募展やフォトコンテストなどに応募する際にも写真のタイトルが必要になりますね。
一枚の作品であれ、シリーズとしての写真作品であれ、タイトルがあることによって写真だけでは表わされない作者の意図であったり、伝えたい部分を補佐する役目も兼ねます。
さて、そんな作者同様大切なタイトル、いざつけようとすると難しいものですよね。
例えば海辺が写った写真を、あっさり「海」とタイトルが付けられると肩透かしを食うようで、なんだか興ざめですし、かといってあまりにも凝った命名やポエティックなタイトルでも、それはまた作者の感情移入が強すぎる感があり、一歩引いてしまいそうです。
さりげなくて的を得ていて、かつ「その先」を知りたくなるようなタイトル、理想的だけに難しいでしょうか。「その先」とは、先ほど述べた作家の意図であったり、写真の撮影方法といったように、見てそれだけではなくて、その作品を知りたいと思える誘導といったらいいでしょうか。
いきなりタイトルを考えるのは難しいのですが、普段からタイトルに意識しているとつけることに慣れてきます。例えば、本屋さんで好きな作家の写真集をタイトルを気にしながら手に取ったり、展示会に行った際に、作品とタイトルを合わせて鑑賞したりするということです。
もちろん展示会そのもののタイトルもみてみるといいですよね。
そこには必ず作家の意図、または出版や主催者の考えが反映されています。
気に入ったものや、納得したもの、かっこいいなと思ったものなどちょっとしたメモにしておくと、いざタイトルをつけようとするときに役立つかもしれません!

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