演芸写真家

演芸とは、人に見せるための大衆的な演劇、音楽、落語、漫才などの芸。ということですが、その演芸撮影を専門とした写真家がいます。
落語や最近人気の講談などお好きな方にはもしかしておなじみかもしれません。
橘蓮二(たちばなれんじ)さんという写真家です。
数々の高座での写真はもちろん、噺家さんの著書の写真は橘さんが撮影した写真が本当に多く見受けられます。
橘さんを知ったのは、数年前にラジオのゲストとして迎えられた番組を聞いたのがきっかけでした。寄席で写真を撮影し始め、大御所の噺家さんの写真撮影も認められるようになった話などを聞いて、演芸写真家という存在を知りました。
世の中には本当に知らない分野が数々ありますね。

さて、そんな橘さんの写真、撮影場所が高座だけに噺家がとっても映える写真が目を引きます。
背景が黒く、美しい折り目の羽織姿の噺家にあたった照明とのコントラストがかっこいいポートレートです。
伝統芸能である落語や講談が披露される高座では、噺家はもちろん、そこにある座布団一枚の写真でも凛とした存在感が放たれています。
今では橘さんプロデュースの高座があるほど。写真家が落語会をプロデュースするなんて、演芸の世界では写真撮影を超えてなくてはならない存在になっているんですね。

橘さんのtwitterでは日々の高座についてや撮影された写真を見ることができますよ。
また、動物園写真家というお顔もあります。

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