蛍の撮影

暑い夏も、夜風とともに遭遇する蛍は本当に涼しげで優雅ですよね。
蛍の撮影は、なかなか高度な撮影レベルとなりますが、今年の夏はぜひ蛍の写真を一枚!と思っている方はご参考に。

まず、なんといっても必需品は三脚です。少しの明かりの中で蛍のほんのり揺らぐ光を撮影するためには長時間露出が不可欠ですよね。
そして、もちろんフラッシュは使用しません。光を与えるのではなく、こちらが蛍の仄かな光を受け取る側なのですから。

そしてカメラ設定は感度のISOをなるべく高く。ここで難しいのはその加減です。
それはカメラの性能によって随分違いがあるからです。プロフェッショナルな一眼レフの場合、設定できるぎりぎりの高さでもノイズが出ませんが、そうでない場合高く設定しすぎると、暗闇の部分にもノイズが目だちます。
カメラの性能によって、ノイズが出ない程度で高めのISOを設定しましょう。
そしてF値の絞り加減も経験と感が必要ですね。光を取り入れたいからといってF値を開放しても蛍の飛ぶ位置によって、画像が曖昧なボケ方になります。でも絞りすぎると、蛍が飛んだとしてもその光はうまく写り込みません。その調整も難しいところですが、ぜひ何度か重ねて撮影を繰り返してみる必要がありそうです。
ISO、F値、シャッター速度の兼ね合いを見ながら忍耐力とともに!

ちなみに筆者は日本ではなくヨーロッパの田舎で、驚くほどの多くの蛍を目にしたことがあります。それはまるで弱い光のイルミネーションのようでしたよ。
撮影自体もそうですが、この場合、その肝心な蛍に出会う場所を探すのが難易かもしれません!撮影照明の使用方法お気軽に