臨機応変に!

一脚が便利なところは場所を選ばないという点です。
お話しした通り、人が多いところでスペースを確保できない場合は一脚がよく使われます。フォトグラファーが一脚を使用するシーンは、例えばスポーツ撮影。サッカーの試合など注意をしてみるとピッチの両側、ゴールのサイド後ろ側にはびっしりとフォトグラファーが据えています。その多くのカメラマンが一脚を使用しているのがみることができるでしょう。撮影の特性上、超望遠カメラを使うので、さらに使用頻度が高くなります。タイプは違いますが、ファッションショーなどでの会場でもやはりフォトグラファーが使用するのは一脚になってきます。
このように狭い場所でも使用できるという点と、もうひとつ場所を選ばないというのは安定していない足元、例えば野外での撮影で、坂や段差で平行な場所でも問題ないということです。
脚を置く場所は一点だけなので、たとえ坂でも、そして段差があるところでも撮影準備に支障がないんですね。

安定させる意味で、一脚部分を撮影者の脚に持たせかけたり、また段差などがあれば、地面と段差の部分に一脚の重心をおいて安定を保つという方法があります。

三脚のようにまず平行に設置してから撮影する、というのではないので、撮影までの準備時間も短縮できますし、また一点のみが地面に接しているので、動きの速い被写体を追いかける場合や、またビデオでのパン撮影などにもとても便利です。

撮影機材・LED照明の専門店