どう写りたい?

写真撮影の撮影時に気をつけることをみていきましょう。

撮影者はファインダーを覗きながら、ちょっとした細かな点に気づき、それを撮影される人にアドバイスをするという役割もありますので、撮影者がどう写りたい、どこを気をつけたら思っているような写真として写るかということに留意することも大切です。

さて、撮影される側が気をつける点は、それぞれ撮影目的によって違います。
例えば、証明写真ひとつとっても、受験用、就職活動用、オーディション用などといろいろあります。
証明写真以外には、家族写真、行事の記念写真、お見合い写真などもあり、それぞれ「どう写りたいか」は少し違う点があります。
それでもどの写真にも共通した求められることは、「清潔さ」「聡明さ」といった、写真全体から醸し出すポジティブな雰囲気です。
男女によって違うのは、女性はもちろん「美しさ」でしょうし、その美しさを身だしなみや服装はもちろん、カメラの前でのポージングを指示するのは実際は撮影者です。
子どもから大人まで、特別に自分自身の写真を撮る場合には緊張します。その非日常のカメラの前での撮影時に、自然にしかも明るい表情を引き出すのが撮影者です。

カメラと撮影される人の目線の高さ、耳から肩にかけるライン、両肩の高さなど体のラインを整える指示は大切です。指示がうまく伝わらない時には「肩甲骨をしめる」「肩を下げてあごを少しひく」といった具体的な体の動きをいうといいですね。
基本的な髪型や化粧、襟やネクタイなど見えるもの以外にも、写り込まないけれどちょっとした体の動きひとつを微調整するだけで、すっとした印象がのこるような写真になります。

人を撮影することによって、自分自身が撮影される時にどうしたらいいのかというポイントも自然に身につくものです。

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