『背景をぼかす』

背景をぼかして手前にピントを合わせると、プロっぽい写真に仕上がりますよね。
コンパクトデジタルカメラでは残念ながらそのような写真を撮る事はできませんが、
一眼レフやミラーレス一眼では簡単に撮る事ができます。

ボケは、被写界深度が浅い写真ほど、また奥行きがあればあるほど強くなります。
「被写界深度」とは、ピントの合っている範囲のことを言い、
被写界深度が浅いほど周りがボケて写るということを意味するんですね。
ボケを出す方法は大きく分けて2つあります。

1つ目は明るいレンズを使うこと。
明るいレンズとは、F値を出来るだけ小さくできるレンズです。
F2.8あれば明るいレンズと呼ばれていますが、この明るいレンズをつかうと大きいボ
ケを出す事ができます。F1.8くらいになるとより綺麗にボケを出すことができます
が、F1.8となるとズームレンズはなく単焦点レンズしかありません。明るい望遠もあ
りますがとても高額です。

2つ目は絞りを開いて撮影すること。
F値を一番小さくし、撮影します。
ただ、この場合は露出とシャッターバランスに注意が必要です。

共通して言えることは、被写体に出来るだけ近づき、被写体との背景が遠ければ遠い
ほど背景はボケるということ。

・・・等々エラそうに書きましたが、ボケを上手く使いこなせるようになりたいと思
い、基礎から学習中なのです。
背景の照明をボカすことで明るくて柔らかい雰囲気を演出するなど、さまざまに応用
がききますので覚えたいテクニックのひとつです。

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