ボケが重要!?

レストランガイドや、料理雑誌など、そこにある情報が重要なのはもちろん。
それでも目を楽しませてくれるのは、なんといっても写真!
気になるレシピでも、写真の美しさに惹かれたレシピの方が魅力的だし、
ガイドブックで見るレストランの写真は、まさに「おいしそう」な写真が載っているレストランに行きたくなるもの。

さて、そんなフレッシュで、おいしそうな写真はどうやって撮影したらいいのでしょう。料理に関する撮影は深いもの!数回に分けてみてきましょう。
今回はまず焦点に関して。
料理写真には、ボケ表現が非常に重要なキーワードになってきます。
いわゆるパンフォーカスといわれる、前面から背景まですべてにフォーカス(焦点)がある風景写真や、またタイミングを逃さないスナップショットなどは、このボケ表現の対にあたります。
料理写真の場合、立体感と、素材、色を引き出すために絞り、つまりF値をなるべく開けて、ピントが合う範囲を小さくします。
ここ数年で、料理雑誌などで見られる撮影方法として、昔では考えられない方法がよくとられてます。
それは、手前ボケで、逆光の料理写真!
一昔前の料理本などを手にする機会があったら、ぜひ見てみてください!
近年の料理写真と、昔の料理写真の違いを!
手前ボケというのは、タブーといわれてきたものですが、この手法によって
料理を引き立て、凹凸、そしてつややか感もまして、「おいしそう」な写真が実現できるのです!料理撮影の照明機材