洋服の置撮りに、なるほどテクニック。

洋服の撮影で大変面倒なのが、服を床に置いて撮る場合です。照明ライトは全体にムラなく光が回るような大型サイズであればOK。重要なポイントは、角度をつけた板のようなものの上に洋服を置くこと。だいだい畳一枚ぐらいの大きさがベスト。角度の高さはカメラ位置にもよりますが、40cmから60cm位の台に板を掛けて、そこに背景紙等を敷き、洋服を置きます。こうやって商品を斜めにすることで、カメラを正面からまっすぐセットでき、正しい形で自然のままを撮影することができます。では斜めにせず、洋服を床の上に置いた状態で普通に撮るとどう見えるでしょうか。遠近感ができてしまい、縮んだ感じでちぐはぐに写ってしまいます。脚立を使って真俯瞰で撮るなら別ですが、そんな伸びる三脚を用意するのは無理です。手持ちで撮るのは危ないのでやめてくださいね。ちょっと大掛かりのようですが、やはり丁寧に準備して撮影に望むことが大切ですよね。今回は、撮影対象物とカメラは正面でまっすぐの位置が最も自然に写るというテーマでした。写真機材はこちら