生鮮食品のシズル感

例えば魚介類や果物など、「獲れたてですよ!!」とキッチフレーズがあっても、隣の写真が暗くどんよりしていたんじゃ、誰も見向きもしてくれませんよね。新鮮さ!、活きの良さ!を表現するポイントは、露出補正で明るめに撮ることです。そのひと手間で、ぐーんと新鮮に見せることができます。また、みずみずしさを演出するため、霧吹きで水滴をつけることもプロがよくやるテクニックです。この時、ちょっとつけ過ぎたなーと思ったら、綿棒の出番。細かな所の余計な水分や汚れをさっと取り除くことができます。余談ですが、綿棒を機材バッグの中に忍ばせておくと重宝ですよ。水滴だけじゃなく、もっと新鮮に見せたい場合には、アクリル素材でできたイミテーションの氷が活躍します。魚介類の回りにこの氷をばらまいて、鮮やかな緑の笹の葉なんかをアレンジして見せたら、もうバッチリOKですよ。果物なら切り口のみずみずしさを見せることも効果大ですよね。果物も霧吹きで水滴をつけておきましょう。その水滴にライトの光りが反射して、とっても華やかな感じになります。『生鮮食品は明るめの露出と水滴のキラキラ感で美味しく見せる!!』でした。料理写真撮影はこちらの照明で