広角と遠近感

広角レンズを使って表現できるのは、広い範囲を写すことだけでなく、遠近感を強調することができます。
広角レンズの特徴として、手前のものをより大きく、遠くのものをより小さく映し出すため、被写体と背景の距離感や構図をうまく計算すると迫力ある写真を撮ることができます。

例えば長い道を撮影する際に、広角レンズと望遠レンズで撮影するとその違いがよく分かります。広角レンズでは手前から先に続く道の長さが強調され、望遠レンズでは圧縮効果で道のスロープが肉眼よりも短く写し出されます。

ひとつ注意しなければならないのは、広角レンズはフレームの端が歪むということ。集団写真を撮影する際も真ん中の人は問題ないものの、端の人になると顔のゆがみが目だつことがあります。
被写体と表現のよって使い分けたいですね。

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ホリゾント

スタジオ撮影の際によく聞く言葉「ホリゾント」。これはスタジオで使われる背景用の布製の幕や壁、そしてさらにそれを照らす照明のことを指します。
空や空間をあらわし、余計な影を残すことなくクリアで広がる空間を作り出すものです。
この一枚の布、またや平面で、空間をあらわすために照明の役割が大切になります。朝日、夕焼けなど時間から季節まで照明によって描写します。
その演出には経験、そしてテクニックが不可欠になってきますね。

また、幕または壁の色はベーシックな白から、グレー、そして鮮やかな青色などスタジオと用途によって様々です。

本格的なスタジオ撮影ではこういったホリゾントを駆使しますが、個人でのスタジオ撮影では背景紙と照明を使ってセッティングし、テーマに沿って必要な空間を作っていきます。
もちろん被写体の大きさによって、大幕なホリゾントは必要ではないので撮影するもののサイズにもよりますね。

撮影会などで本格的なスタジオ撮影を体験し、その経験を個人のスタジオ撮影に活かすのも、どのような手順と機材が必要化を知るために有効ですね。

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ブームスタンド

照明のライトスタンドには、通常のスタンドと、重さでシーソーのように照明位置を調整できるブームスタンドがあります。
このブームスタンド、前にもご紹介したことがあると思いますが、上からの照明が必要な撮影にはとても便利なスタンドです。
2灯設定できる場合には、上からと横からのライティングが可能なので、様々な撮影に対応できる万能な組み合わせです。

ブームスタンドはアームの部分を外すと普通のスタンドとして使用することができるので、初めてライトスタンドの購入をお考えの方には、どちらにも使えるブームスタンドを選ばれると得策かもしれません。

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黒締めと透明感

前回お話しした「黒締め」、これはワインや飲料水などのボトルに使われるテクニックゆえに、容器とさらに中身のものの透明感が問われます。
そこで用いられるのが、黒締めですが、それとともにライティングには逆光を利用することがあります。
メインライトの他に、商品の斜め後、または真後ろからの逆光によって輪郭をはっきり浮かびあがらせることとともにガラスボトルなどの容器と商品そのものの液体の透明感を表現できます。

その際にはメインの照明と逆光の光量バランスが重要です。
ボトルの色、液体の色、エチケットなどの商品に巻かれている帯などの色なども考慮しつつ、白飛びしないほどのライティングで、もちろん露出アンダー気味ではないライティング。
ここが難しいところですが、白飛びに関しては「黒締め」が大変活躍してくれます。
ちょっとした手間ですが、大きな差が出るのがこういったテクニックです。

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黒締め

「黒締め」。なんだか仰々しい単語ですが、これ、商品撮影では結構使われる言葉、技術です。ワインボトルといったガラス製のボトルから、ペットボトルなどの清涼飲料水、ミネラルウオーターなどにも用いられると思います。

商品撮影には、カメラのファインダー内に写る画像そのものを使うものから、切り抜きといって、写った商品のアウトラインを切り抜いて、背景が真っ白のように、そこに商品をのせる方法があります。

黒締めはその後者に使われるテクニックです。
ボトルなどの形に合わせて、黒紙、黒ケントを設置します。つまりは商品の周りを黒でかたどった状態で撮影するのです。
これによって何が変わるかというと、ボトルのふち、商品と背景の境界線が、「黒締め」をすることによって白飛びすることなくはっきり映し出すことができます。
ディテールが大切な商品撮影にはとても大切なテクニックです。
ライティング術も大切ですが、こういった商品ごとの細かな撮影技術が写真撮影の仕上がりを大きく左右します。

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いよいよ春

これからの季節、待ち遠しいのはさくら。これだけのお花見文化は日本独特といっていいでしょう。桜前線の天気予報なんて他の国じゃどこに行っても見られませんからね!

さて、さくらはもう少し先ですが、これから梅をはじめ、様々な花が咲き始めます。花の撮影についてみてみましょう。

ロケ撮影では自然光がキーポイント。時間によって柔らかな光から直射日光でコントラストの強い光まで差があります。
この自然光によって、花の色が左右されるので要注意。

梅の花は白や鮮やかな紅梅までありますね、そしてさくらは概してふんわりとしたピンク色。さらに桃の花は圧巻なほどの桃色です。
それぞれの花の色を大切に表現するために、ホワイトバランスをマニュアルで設定したいものですね。

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撮影用LED

小中商品撮影から、ポートレートまで撮影用LED照明機器をお探しの方に朗報です。
弊社の撮影用 LEDライトセット、LED600スクエアタイプはいかがですか?
600とは、発光部にLED電球を600個使用しているということです。
セット商品には、バーンドアが内蔵され、さらに注目したいのは色温度変換フィルターが付きで、バーンドサイドからスライド式でフィルター交換が楽々できます。
さらに便利なのが、リモコン式の調光スイッチあるので、被写体へのライティングをしながらコントロールするセッティング可能です。
またライトスタンドはエアクッション付きのため、伸縮調整が簡単な上、最長240cmまで伸ばせるので高さのある被写体にも対応できます。

一方、LED1000スクエアタイプは発光部にLED電球を1000個使用し、映像の世界で一般的に使われています。
用途によって、発熱が少なく、省エネルギーのLED照明機器をお選びいただけます。

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マイクロ一眼2

マイクロ一眼カメラはレンズも交換できるのに、なぜ軽さも大きさもコンパクトなのか?
それは反射鏡を使って画像を映し出されたものを見ながら撮影する一眼レフカメラと違って、マイクロ一眼カメラはその反射鏡なるレフ板がないため、ファインダーを覗かずに、これまでのコンパクトデジタルカメラのように液晶画面を見ながら撮影するためです。
つまりは構造はコンパクトデジタルカメラのようですが、レンズの取り替えができるために画角や構図の幅が広がるというわけです。

ただ、レンズは従来の一眼レフカメラの規格と違うためこれまでの一眼レフカメラのレンズとの併用は残念ながらできません。
ちなみにこの規格を、マイクロフォーサーズというそうです。

楽しみと便利さとともに、カメラのカテゴリーが増えそうですね。

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マイクロ一眼

電気機器でなくても、部品や機材のカテゴリーなど呼び名っていろいろありますよね。最近よく目にする、マイクロ一眼って、何を指すのでしょう。
マイクロ一眼とは、一眼レフカメラのように高画質でさらにレンズも交換できるコンパクトカメラを言います。
そう、以前にも触れたことのある、コンパクトデジタルカメラなのに、レンズが交換できるという高性能、高画質のカメラ。それをマイクロ一眼というんですね。
コンパクトカメラはもちろん持ち運びは便利なことから、さらに軽量なため、一般的に常に毎日持ち歩くカメラとして、そしてサブカメラとして人気は不動です。

しかしいくら機能が進歩するコンパクトカメラといっても、その機能に飽き足らず、そしてコンパクトカメラの長所を活かしつつ人気が出てきたのがこのマイクロ一眼でしょう。
軽さと大きさを維持しながら、一眼レフカメラの画質に近づけるようなカメラ。
それは魅力的です!

各メーカーから続々モデルが販売されています。一度手にとって試したいものですね。

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