気軽にスポーツ写真を

以前お話ししたことのある、コンバージョンレンズについて触れてみたいと思います。コンバージョンレンズとは、カメラやビデオカメラの撮影時により広角、または望遠で撮影が必要な際にレンズに装着するレンズの上のレンズのことです。

ただ、レンズの先端部につけるタイプのフロントコンバージョンレンズと、レンズとカメラ本体の間のマウント部に装着するタイプのリアコンバージョンレンズがあります。

スポーツ写真にはたいていは被写体までの距離があるため、ズームレンズが必要になります。そこで気軽にコンバージョンレンズで、その部分を補うのはいかがでしょう?望遠側の焦点距離を伸ばすのはテレコンバージョンレンズです。
望遠側の焦点距離を伸ばして被写体にズームして撮影できます。
オリンピックに触発されて、テレコンバージョンレンズでスポーツ、アウトドアの撮影はいかがですか?

ちなみに反対の広角側の焦点距離を広げるのは、ワイドコンバージョンレンズといいます。

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フィルフラッシュ

フラッシュは一般的に、暗い環境で撮影する際に使用するものと認識されています。
しかし、それ以外にも屋外で、太陽光がある場合にも有効に使用することがあります。その照明、またはテクニックをフィルフラッシュといいます。

例えば、屋外の自然光のもとでの人物撮影で、強い光によって顔に影ができてしまう場合があります。自然光の十分な光があっても、その影を取るためにフラッシュをたいて撮影することによって、背景、人物、顔部分などに照明がバランスよくゆきわたります。またこれは逆光を利用した際にも使われます。背景から逆光があたり、人物の顔が影になります。そこにフィルフラッシュを用いることにより、後ろからの光と前方からの光で調和します。

このフィルフラッシュは適度なフラッシュが必要になります。
フラッシュの調光補正をして発光量を調整しましょう。自然光を利用して、補助光としてフラッシュを使うの出るから、あくまでも自然な光を演出してみてください。

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グループ写真、家族写真

夏休みの間、友達と、そして家族とイベントや旅行などで一緒に過ごす機会が多くなります。
そんなとき気軽に撮影するスナップ写真とともに、記念写真として全員がカメラを見て撮影する一枚も、のちのちいい思い出になるものです。
さて、そんな集合写真、ちょっとしたポイントをおさえるだけど、よりよい写真になります。

それは背景とのバランス。
よくありがちなのは、顔を中心に写そうとするばかりに、頭の上に大きな空間ができてしまって、膝や腰あたりで切れてしまうといった写真です。または集合写真で、全員をきちんと入れようとしたり、背景を写し込もうとして、中途半端に人物が小さくなったりしまうことです。

そんなときには、まず横一列くらいのグループ写真、家族写真の場合には、脚、またはつま先まで入れるように心がけてみてください。すると人物の体と背景のバランスがちょうど良くなります。
そして、全員が入るようにフレームを合わせて、画面いっぱいに人物を入れることです。調整は一歩下がったり、一歩前に出たりするだけでOK。反対に背景を入れてみたいときには人物をどちらか左右に寄せて、空いた部分に背景を写し込むとバランスがとれます。
ちょっとしたフレーミングのコツで、より素敵な思い出のグループ写真、家族写真を。

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花火撮影鉄則 2

準備を入念にして、いざ撮影。
花火撮影の場合に注意を払いたいことのひとつはシャッタースピードです。
背景、環境が暗い中に、光が生まれそれが広がっていき、消えていきます。
その瞬間を写真に収めるために、シャッタースピード設定が重要な要素です。
光を取り入れる、つまり露出を調整するために、普段の撮影ではあまり使わないスローシャッターが必要になります。 約1秒から4秒を目安に調整するといいでしょう。

この秒数でコントラストの効いた、ピントのあった写真のためにはもちろん三脚が必須です。
カメラの固定なしに花火撮影は成り立ちません。
場合によっては、レリーズをつかって、直接カメラに触ることなく操作したり、タイマーを使うことも有効です。
一枚の美しい花火を撮影するためには、念入りな準備と忍耐が必要ということです。
理想的なロケーションを確保し、天候(風の動き)にも恵まれたら、あとは的確に光の露出、シャッタースピードを決めることです。

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「引き」がほしいとき

「引きで撮影」とは被写体から離れて撮ることを言います。いわゆる「ヨリ」の反対で、被写体の細部ではなくて全体を写し込むために指す用語です。
この引き撮影、例えば、狭い室内で全体を写し込みたい時や、記念の集合写真やパーティー風景などの大勢を撮影する際に「引く」つまり、撮影者の位置を一歩さがる(ひく)、ということにつながります。

ただ、経験のある方が多いと思いますが、撮影場所によっては広さが足りない、撮影者が一歩さがるスペースがない場合があります。
そこで便利なのが前回お話ししたテレコンバージョンレンズの反対の役割をする、ワイドコンバージョンレンズです。
ワイドコンバージョンレンズを装着することによって、画角がグッと広がるため、狭い室内撮影でも全景が写し込めたり、集合写真なども全員を画面からきることなく写すことが可能になります。
距離を変えずに欲しい画角で撮影できるので、いざという時にお役立ちです!

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夏こそ LED

定着してきたLED撮影照明機材。省エネかつ操作性に優れていることと並び、発熱が少ないことも大きな利点のひとつです。

発熱が少ないことから、熱に左右されやすい料理撮影をはじめ、もちろんモデルさんを起用する人物撮影にも大きく影響してきます。
これまでのライティング機材は充分な明るさを得ると、比例して発熱の影響を大きく受けます。食材を扱う撮影では熱によって被写体が駄目になり、何度も替えなければならないことや、モデル撮影では熱さでメイキャップに影響したりと難点がつきもの。

様々な利用価値のあるLED照明は、この点でも非常に有効ということが、これまでの照明機材を使った後に試してみるとよく分かります。

発熱が少ないということは、撮影後の撤収の際に、熱冷ましの時間も要しません。
被写体、モデル、そして撮影者やスタッフにもやさしいLED。夏のこの時期をきっかけにLED照明を試してみてはいかがですか?

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原点、ピンホールカメラ

こどもの頃にピンホールカメラをつくった経験がある方には、カメラのつくりがシンプルにお分かりになるでしょう。

内部を光が入らないように真っ黒にした箱に、文字通り針穴をあけ、印画紙を設置します。撮影したいものの前に置き、閉じている針穴をさらして写真撮影を行います。穴は本当に針穴、ここから光を取り込むので、時間は数秒から数分以上と、撮りたいものと明るさによってバラバラです。

ピンホールカメラと現在のカメラをみてみると、針穴部分がレンズ、現在のように絞りとシャッターとで取り入れる光を調整できます。そして印画紙の部分がCDDセンサーによって感光させるというわけです。

ピンホールカメラを経験してから、現在のカメラで撮影するのも、一眼レフカメラを撮影しつつピンホールカメラを試してみるのも、どちらも興味深いものです。

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イメージセンサー、汚れチェック

撮影した写真を大きな画面で見ていると、小さな点々にきずいたことってありませんか?色が明るい部分では、この黒っぽい点々が目立つことがあります。
じつはこれ、レンズ着脱の際にカメラ内に入り込んでしまったホコリやゴミなのです。これがイメージセンサーに付着してしまうと、撮影した写真に写り込んでしまいます。さらに面倒なことに、シャッターを切った全ての写真に、まさに判を押したように同じ場所に点々がついてきます。

クリーニング方法はエアブラシやエアスプレーで自分でできる方法もありますが、やはり大切な愛機、筆者としてはメーカーのクリーニングにお持ちになることをお勧めします。

クリーニングをプロに任せるとしても、イメージセンサーの汚れチェックはご自分できますよ!
真っ白な紙、壁または空のみを撮影します。ここで大切なのは、明るいものを撮影することと、F値を絞ることです。開放気味にしては、写り込まないことがあるからです。F11以上の高いF値で絞って撮影してみましょう。あとは大きなモニターでしっかりチェックです!

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花火撮影鉄則

夏本番、日本の夏といえばやっぱり花火。
毎年花火の撮影を試すけれど、どうもイマイチという話はよく聞きます。
ここで花火撮影について考えてみましょう。本格的に美しい花火撮影を試みるには、やはり片手間ではいけません。花火大会を見るついでにカメラを持参して、、というのでは無理があるからです。

なぜならばまず花火撮影の場合にはロケーションが何よりも大切。つまり前もって土地勘とともにロケハンを行い、撮影日には場所取りをすることが必要になるからです。
空一面に広がる花火をうまくファインダーにおさめたり、または周りの風景とともに花火を入れたい場合にはそれを見渡せる場所を選ぶ必要があります。またさらに大切なことには風向きを見極めること。土地勘があれば日時が違ってもだいたいの風向きがわかるでしょう。花火は光とともに大量の煙が発生します。この煙を避けて花火の光を美しく撮影するために風上に位置することが大切です。

まるで生き物のような被写体、そして必ず背景は暗く、ライブ撮影といった非常に高レベルな被写体だけに、ロケーション、土地勘、天気などといった地道な準備が鍵になります。

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