『人工知能による画像認識』

最近、人工知能が発達しすぎて人間の働き口が減るとのニュースがありましたね。
例えば写真を撮ったときの顔認識や人物認識などの昨日も人工知能によるもの。
こういった画像認識機能はすでにかなり高度なのですが、なお日進月歩の進化をして
いるようです。
その一例として、新たに公開された、画像に何が写っているか識別するサイトを紹介
します。

つまり、「これ何の写真?」って人工知能に聞いてみるサイト。ですね。

こちらのサイトでは、ユーザーが画像をドロップすると、そこに何が写っているかを
数秒で答えてくれます。
当然ですがやればやるほど、アルゴリズムが学習を続けます。
識別はいくつかのレイヤーで行なわれているみたいで、まず各画素の明るさと色、次
にエッジや影、さらに車輪や目や花びらといった特徴という段階で認識をするように
なっているそうです。

https://www.imageidentify.com

やってみるとちょっと面白くて、わかりやすい画像は結構当たります。
逆にわかりにくい画像のときは変な感じで間違えます。オバカクイズ番組みたいで
す。

ちなみに識別できる対象は、日常生活の中にあるもの1万種類くらいだそうです。
このサイトはパソコンやスマートフォンから見られるだけでなく、コードも公開され
ているので、外部のソフトウェアに埋め込むことも可能だそうです。

ただ、ドロップした画像はサーバ側にサムネイル保存されるそうなので、一応プライ
ベートな写真とかは注意が必要です。

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アラーキーファン必見

毎年このゴールデンウイークの期間に合わせるように、各都市で興味深い展示会が多く開催されますよね。展示会に合わせて旅行先を決める方も多いのではないでしょうか。
さて、ゴールデンウイークを過ぎてからもドドーンと観るべき展示会の予告も次々と目にします。
東京六本木IMA CONCEPT STOREにて5月25日からアラーキーこと荒木経惟氏の個展が開催されます。なんと1971年に私家版として刊行されたあの「センチメンタルな旅」のコンタクトシート全18枚、653カットが公開されるということです!本邦初公開、つまりは全世界初公開ということでしょうか!
これは見ごたえありそうです。
陽子さんを撮影した電車内や旅館先の幾つかのコンタクトシートは公開されていましたが、全コンタクトシートが公開、ちょっと興奮してきます。
展示会会場では荒木経惟写真集アーカイブと銘打って、これまでの膨大な数の荒木氏の写真集の数々のなかで、今では入手困難なものも含めてを展示販売されるとのこと。
さらにアラーキー三昧の企画で、同ビル内にあるタカ・イシイギャラリーにて荒木氏最新作店の「写狂老人A76齢」展と同時開催とのこと。
じっくりアラーキーワールダに浸れる一日になりそうです。

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『ストリートビューで見る被災地の復興』

最近は以前と比べると震災や復興関連のニュースを聞くことも少なくなってきましたが、実際にまだ仮設住宅に暮らしている人がいたり、造成中の高台住宅地があったりと、被災地の復興は今も続いています。

そんな中、昨年に続きグーグルから、5年目の被災地のストリートビューが公開されました。

https://www.youtube.com/watch?v=oiD9ek-YD0c

今回のストリートビューは2015年6月から半年の間、岩手県、宮城県、福島県、茨城県で撮影されたものだそうです。
ストリートビューでは5年を迎えるそれぞれの被災地の現状を、そして冒頭の動画では5年間でどのように復興が進んだのかを比較して見ることができます。

こうしてみると、被災地では瓦礫や被災した建物の撤去は進んでいるものの、地域によって復興のスピードに大きな差があることがわかります。
すでにコンビニ等の商業活動が見られる地域から、何もない広場になっている場所までさまざまです。

また、グーグルは「未来へのキオク」として、被災地の過去・未来・現在の写真や動画をアーカイブしています。
すべての被災地が震災前の日常を取り戻すことは出来ませんが、新たな平穏の日まで、復興はまだまだ続きそうです。
がんばろう東北。

https://www.miraikioku.com

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『ホログラム』

「ホログラム」と言えば、SF映画に出てくるような「実体のない立体的映像」ですよ
ね。
まだ現実世界では表れませんが、技術的にはもうそろそろ可能なのでしょうか。
「セカイカメラ」のようなAR(拡張現実)技術がけっこう発達していますからね。

マイクロソフトリサーチ社からは、3Dモーションキャプチャ技術とマイクロソフトの
ARヘッドセット「ホロレンズ」を使って「ホロポート」というアイディアが提案され
ました。

「ホロポート」とは、「ホログラム」と「テレポーテーション」を掛け合わせた造語
だそうです。
超能力で瞬間移動するのではなく、ホログラムの力でヴァーチャル的に移動するわけ
です。
・・・ってどういうこと??

仕組みはこうです。
部屋(またはスタジオ)に複数のカメラを設置し、複数アングルから人物を撮影しま
す。
撮影したデータは3Dモデルとなり、それに色を付ければ、ホログラムのできあがりで
す。
このデータは別室にいる人のホロレンズへと送られ、ホロレンズ越しにみれば、いな
いはずの人物がまるでそこにいるように見えます。
動画を見るとリアルに見えますが、これはリアルに見えるよう合成したイメージ映像
だそうで、実際には動画左下のワイプの映像のように見えるとのこと。

課題はヘッドセットを付けないと見れないことでしょうかね。
これからに期待です。ホログラムもいつか当たり前になるのかもしれませんね。

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ポートレートについて

先日アエラの表紙撮影について、撮影者が坂田栄一郎さんから蜷川実花さんにバトンタッチという話題をお話ししました。
創刊1988年のアエラでは毎回表紙の被写体は話題、有名、著名の人物です。
蜷川さんも被写体としてアエラの表紙を飾った際には、坂田栄一郎に撮ってもらって嬉しいという感想をもったと語ったり、また以前にはキャスターの安藤裕子さんは撮影前日には念入りにパックをしたと冗談交じりに話されるように、アエラの表紙として撮影されることは著名人にとってさえもステイタスなんですね。
言わずもがな、ポートレート撮影は風景写真や建築、オブジェ撮影と違い「相手」が存在する撮影。
蜷川さんはポートレート撮影をするとき、「撮らせてもらう」という大前提で撮影するそうです。
よくポートレートには、誰を撮影してもそこには撮影者が写ってくる、という言い方をします。
つまり、被写体と撮影者の関係性が撮影された人を通して表に出てくる、写りこんでくるという意味でいわれます。なのでポートレートをみて、それが有名な媒体であっても、グラビアであってもどんな媒体でも、あ、いいなと感じたポートレートではまず撮影者が気になります。
被写体と撮影者の関係が表に出てくるポートレートって、不思議な相乗効果から生まれる一枚です。そう感じるとポートレート撮影の面白さ、そしてポートレートの魅力が一層増してきます。
難しいポートレート撮影、まずは撮影経験の数がモノを言うとも言いますが、上達する一つのステップとして被写体側としてたくさん撮影されるというのもいいですね。撮影される立場だからこそ撮影する立場もわかることもあるからです。
魅惑のポートレート撮影、いつの時代も写真撮影の華ですね。

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気になる写真展

少し先ですが5月20日から、常に注目していたいギャラリー「Gallery 916」にて川内倫子さんの写真展が始まります。
今回の写真展では、今年に、熊本現代美術館で開催された「川が私を受け入れてくれた」での最近発表された作品や最新作までを初期の作品を合わせながら展示されるということで、川内さんの写真家としてのキャリアを通してを作品を追って観ることができそうな写真展です。
熊本現代美術館での写真展も「Cui Cui」や「Illuminance」、「あめつち」シリーズと彼女の代表作品が展示され、特に「あめつち」は熊本・阿蘇の野焼きを撮影したシリーズで、東京都写真美術館での個展でもフューチャーされましたね。
今回の写真展ではこれまでの未発表作品も含め、約100点の作品が展示されるそうです。
そしてGallery 916の併設スペース、その名もGallery 916 smallにて新作映像の上映。
大きな空間でゆったりと写真を堪能し、親密な空間で映像を楽しめるなんで、川内作品に触れられる絶好の機会ですね。
期間もゆったり設けられているので期間中何度も足を運んでみたくなりそうです。

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『まさかの超レア記念写真』

先日起こったエジプト航空旅客機のハイジャック。
幸い、全員無事に解放され、犯人は逮捕されて一件落着しましたが、現場は相当な緊迫感だったはずです。

そんな中、ありえない当時の写真が出てきました。
一見なごやかな雰囲気のツーショット写真ですが、これ何と、犯人と人質だそうです。

よく見れば犯人(左)は物騒なモノを腰に巻きつけています。。。
この爆発物が偽物とわかったのは解決後のこと。
この後この陽気すぎる乗客は無事解放され、飛行機が爆発すると思って全力疾走したそうです。
だとしたらこの時のこの笑顔は一体。。。

実はこれは犯人を落ち着かせるための乗務員の作戦+乗客の勇気(?)だったんですね。
一応、写真撮影を提案したのはご本人のようです。
約7時間ものあいだ、乗務員が必死に懐柔したことで犯人は投降し、乗客全員の無事解放につながったということです。
プロですね。。。無事で何より。

写真を撮った理由は「爆弾が本物かどうか見てやろうと思った」とのこと。
その後SNSにアップされ、賛否両論あったそうです。

ちなみに容疑者は捜査当局に対し、「別居中の妻と子供に会うためだった」と犯行動機を説明。
極めて個人的な事情だったんですね。なんて迷惑な。。。

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いまからだって写真学校

入学式や入社式、フレッシュな活気が街の中に漂う季節がしばらく続きそうです。
一旦社会に出てしまうと、転職や転勤がなければがらりと環境が変わって「始まる」感覚ってなかなかないものですが、勉強ならばいつからでも始められます。
写真撮影を独学で学んだり、経験を通して学ぶことはオリジナリティーある視点を持てることもあり、独学後活躍している写真家やアーティストの方たちもたくさんいます。
それでも、これまで独学で撮影してきたけれどちょっとあたらめて基礎を学びたいな、とか、効果的な撮影方法を学びたい、または自分の撮影方法の確認のためなど、写真学校に入って学びたいっていう社会人の方って結構いるようです。
そのため、いわゆるフルタイムで学生さんが通う写真学校の他に、社会人を対象にしたコースを設置した学校が探せば各地で見つけられます。
学校のスタイルはそれぞれ、週数回のレッスンやら、集中短期講座、一回限りのワークショップなど様々です。「学校で学ぶ」と思おうと気構えしてしまいますが、学びたい時が機会です。カルチャーセンターのように入りやすい講座もたくさんありますしね。
レベルにあったコースの選択、授業の時間帯、講師、学校のエリア、などなど学校を探す条件はいろいろ。ちょっと検索してみても様々な選択肢が見えて、学校で学ぶイメージができてきます。
「講師の先生が女性だとテンションが上がる」なんて男性のコメントを聞いたことがありますが、なるほど、人によってモチベーションはそれぞれです。
春の季節に後押しされて、写真撮影を勉強してみるのはいかがでしょう。

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アエラの表紙撮影

1988年創刊の「アエラ」の表紙撮影フォトグラファーに蜷川実花さんを起用しました。
4月11日発売の4月18日号から担当となり、その初めの被写体は渡辺謙さんです。
すでに店頭などでキリッとした謙さんのポートレート写真を目にした方も多いはず。
創刊以来これまで坂田英一朗さんが表紙を飾るポートレートを撮影し、毎号の著名人の表情、時の人の話題などとともに注目されてきました。
ここで蜷川実花さんにバトンタッチ。
時代の変わり目というか、歴史の変化といっては大げさかもしれませんが、そんなことも感じられるニュースです。
今後撮影される著名人の中で、以前に坂田さんに撮影された被写体と重なることもあるでしょう。写真家によって変わるポートレートも見どころです。
蜷川さんが「歴史を引き継ぎ、さらに進化」とコメントしているように、これからのアエラの「顔」を撮影する写真家としてこれまで以上に彼女のポートレートも注目されていくでしょうね。楽しみですね。

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30周年のレンズ付きフィルム

富士フィルムの「写ルンです」が今年発売30周年だそうです。
もはや時代はデジタルの流れ、今の中高生のどのくらいが「写ルンです」を知っているでしょうか?
それでもフィルムの製造自体、現在も製造を続けている富士フィルムの方針はアナログカメラ、フィルムカメラ派には本当に頼もしい存在で、フィルムで作品を制作している写真家、アーティストにとっても感謝、尊敬を持って仰ぐメーカーといっても過言でないかもしれません。
さて、スマホ世代にはフィルムカメラといっても、遠い存在なのかと思いきや、最近ではこの「写ルンです」の売上が上がっているそうです。
といっても発売当時の売上ピーク時には出荷本数8960万本を記録しているというので、その頃と比べるわけにはいかないでしょうが、スマホとフィルムの写真とでは色合いの違いや「おしゃれ」ということでフィルム帰りがあるようです。
そしてそのシンプルな形状、つまりレンズとシャッターをつけて、フィルムそのものから写真を撮る、という構造上、タフだということも改めて認知されています。
石川直樹さんがエベレストで、過酷な環境ゆえに他のカメラは壊れたけれど「写ルンです」では撮影できたというエピソードを語られたのは、今では「写ルンです」のタフさを物語り、とびきりの商品アピールになったと言えるでしょう。
ちなみに写真家、奥山由之さんが写ルンですを使い作品制作されているアーティストの一人ですが、ちょうど現在東京恵比寿のPOSTで写真展が開催されています。
ちょっとフィルムで写真を撮りたくなるかもしれません。

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