原点、ピンホールカメラ

こどもの頃にピンホールカメラをつくった経験がある方には、カメラのつくりがシンプルにお分かりになるでしょう。

内部を光が入らないように真っ黒にした箱に、文字通り針穴をあけ、印画紙を設置します。撮影したいものの前に置き、閉じている針穴をさらして写真撮影を行います。穴は本当に針穴、ここから光を取り込むので、時間は数秒から数分以上と、撮りたいものと明るさによってバラバラです。

ピンホールカメラと現在のカメラをみてみると、針穴部分がレンズ、現在のように絞りとシャッターとで取り入れる光を調整できます。そして印画紙の部分がCDDセンサーによって感光させるというわけです。

ピンホールカメラを経験してから、現在のカメラで撮影するのも、一眼レフカメラを撮影しつつピンホールカメラを試してみるのも、どちらも興味深いものです。

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イメージセンサー、汚れチェック

撮影した写真を大きな画面で見ていると、小さな点々にきずいたことってありませんか?色が明るい部分では、この黒っぽい点々が目立つことがあります。
じつはこれ、レンズ着脱の際にカメラ内に入り込んでしまったホコリやゴミなのです。これがイメージセンサーに付着してしまうと、撮影した写真に写り込んでしまいます。さらに面倒なことに、シャッターを切った全ての写真に、まさに判を押したように同じ場所に点々がついてきます。

クリーニング方法はエアブラシやエアスプレーで自分でできる方法もありますが、やはり大切な愛機、筆者としてはメーカーのクリーニングにお持ちになることをお勧めします。

クリーニングをプロに任せるとしても、イメージセンサーの汚れチェックはご自分できますよ!
真っ白な紙、壁または空のみを撮影します。ここで大切なのは、明るいものを撮影することと、F値を絞ることです。開放気味にしては、写り込まないことがあるからです。F11以上の高いF値で絞って撮影してみましょう。あとは大きなモニターでしっかりチェックです!

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花火撮影鉄則

夏本番、日本の夏といえばやっぱり花火。
毎年花火の撮影を試すけれど、どうもイマイチという話はよく聞きます。
ここで花火撮影について考えてみましょう。本格的に美しい花火撮影を試みるには、やはり片手間ではいけません。花火大会を見るついでにカメラを持参して、、というのでは無理があるからです。

なぜならばまず花火撮影の場合にはロケーションが何よりも大切。つまり前もって土地勘とともにロケハンを行い、撮影日には場所取りをすることが必要になるからです。
空一面に広がる花火をうまくファインダーにおさめたり、または周りの風景とともに花火を入れたい場合にはそれを見渡せる場所を選ぶ必要があります。またさらに大切なことには風向きを見極めること。土地勘があれば日時が違ってもだいたいの風向きがわかるでしょう。花火は光とともに大量の煙が発生します。この煙を避けて花火の光を美しく撮影するために風上に位置することが大切です。

まるで生き物のような被写体、そして必ず背景は暗く、ライブ撮影といった非常に高レベルな被写体だけに、ロケーション、土地勘、天気などといった地道な準備が鍵になります。

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いつもそばに

万全に準備された照明機材、構図といったように、スタジオやロケなど撮影場所に関係なく計算された写真撮影は照明器具以外に、もちろんカメラ本体、レンズ、周辺アクセサリーの準備まで、用意できる最高の状態で臨みたいものですね。
しかしその計算された環境も、普段の生活からヒントを得ることは多くあります。それで常に持ち歩きたいものがコンパクトカメラ。

よく芸人さんがネタ帳を枕元において眠る、それは思いついたときにすぐに書き留めておけるように。という話があるように、目で留めておけない映像を残すために、見た光、色の組み合わせ、思いもしないような被写体の組み合わせなど日常生活で目でみているものを記録として残すためにコンパクトカメラで撮影しておきます。
残すこと、おぼえておくことが目的なので、特に機能や画質にこだわることなく、持ちやすいもの、とりやすいコンパクトカメラでいいでしょう。

これに代用するのが今日のスマートフォン。機能がコンパクトカメラ並みになっていて、しかも常に持ち歩くものなので、これ一台で「覚え書き」のような撮影もできれば確かに便利です。「覚え書き」の撮影はスマートフォンで、という方も多いでしょう。持ち歩き、すぐに撮影できることが大切ですからかたちは選びません。
とりたいときに撮影できるように、メモリーや電源の充電状況のチェックは忘れないようにしたいものです。

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ミラーレスカメラ

デジタル一眼レフよりも軽量でコンパクト、機種によっては画質がほとんど変わらないものが発売されるミラーレスカメラ。
この条件で女性に人気ということにうなずけます。
現在ではレンズ交換式のカメラでは、国内シェアの4割を担っている主流商品になっているほど。この勢いをさらに助長させるような動きが。
国内大手メーカーがミラーレスカメラの販売をはじめました。これまでこの某大手メーカーがミラーレスカメラを商品として扱っていなかったのが驚きなほどです。
ミラーレスカメラが十分定着してからのこの時期に、市場を見極めて高機能かつ需要に則したミラーレスカメラが世に送り出されます。

コンピューターと同じように、日進月歩のこの分野。
その進化を実感するようにミラーレスカメラを手にするのも、感慨深いものがあります。

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レンズベビー

まさに大判カメラをミニチュアのようにして手軽に煽りが楽しめるレンズ。
レンズベビーをカメラに装着するだけで、大判カメラのティルト効果が得られるという非常に興味深いレンズです。

以前から日本でも手に入るため、徐々に知られているかもしれません。
最近ではレンズベビーの操作、機能が改善され、これまでは単に楽しめるレンズだったのが今では意図を持って撮影する際に使われるレンズになってきたのではないでしょうか。

まさに大判カメラのように蛇腹付きのレンズで、これによって煽りが実現できます。ただこれまでのレンズベビーは、焦点の狙った被写体に距離感が合わせづらいことがあり、偶然性を期待した楽しみがあり、トイカメラのようでした。
しかし改良が重なり、正確に狙った写真が撮られるように、単に楽しみだけではなく、じっくりと撮影するつくり込んだ撮影にも対応できるようになり、レンズベビーの活用場面が広がっているようです。

楽しみから、アート写真、演出写真などに取り入れてみたいレンズです。

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ノイズ低減

写真画像に発生するノイズを低減するために、ISOの設定が大切なことはこれまでにもお話ししてきました。屋外での撮影はもちろん、光が十分にある日中や、スタジオなど光量が調整できる場合などは低ISO感度での撮影が必須といえます。

それでも暗い場所での撮影、早めのシャッタースピードが必要な場合などISOをあげる際には、やはりノイズが気になります。
そこでお持ちのカメラにノイズ低減機能の設定があるかみてみましょう。
高ISO感度撮影時にはもちろん有効ですし、低ISO撮影時の低輝度部の暗い部分のノイズを低減することもできます。
日々進化する高機能の設定は、活用する前にそのものの機能を知らないこともあります。
じっくりご自分のカメラと向き合って、有効な機能を上手に利用したいですね。

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オートライティングオプティマイザ

Auto Lighting Optimizer。
もともとは初心者のために、オートモードで露出補正の設定や調整などすることがなく、明るさ、コントラストを自動的に補正するようにする機能です。そのためオートモードを使用する際には機種によっては初期設定の状態ですでに設定されていることもあります。

光の読みや露出計算、または単純にその設定と調整を適切に行わなければ、露出アンダーや低コントラスト(いわゆるネムイ写真)がしばしば起こりえます。この機能はそれ以外にも環境が変わる場所での撮影、照明、被写体の明るさ、色の違い、背景が変わるなどといった場合、その場その場でマニュアルで対応できない場合に、このオートライティングオプティマイザを使用するとスムーズに撮影が進みます。

さらに設定には「標準」から「弱め」「強め」「オフ」といった段階を選べるものもあるので、応用しながら利用したい機能の一つです。

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オートライティングオプティマイザ

Auto Lighting Optimizer。
もともとは初心者のために、オートモードで露出補正の設定や調整などすることがなく、明るさ、コントラストを自動的に補正するようにする機能です。そのためオートモードを使用する際には機種によっては初期設定の状態ですでに設定されていることもあります。

光の読みや露出計算、または単純にその設定と調整を適切に行わなければ、露出アンダーや低コントラスト(いわゆるネムイ写真)がしばしば起こりえます。この機能はそれ以外にも環境が変わる場所での撮影、照明、被写体の明るさ、色の違い、背景が変わるなどといった場合、その場その場でマニュアルで対応できない場合に、このオートライティングオプティマイザを使用するとスムーズに撮影が進みます。

さらに設定には「標準」から「弱め」「強め」「オフ」といった段階を選べるものもあるので、応用しながら利用したい機能の一つです。

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マニュアルから外れること 3

暗い場所にはフラッシュをオンにして撮影することは、まるで必要条件のように感じられますが、実はこれも鉄則から外れると違った表現を持った写真がうまれます。
それは料理写真でも、夜景写真でも同じこと。
例えば、料理写真にフラッシュをオンにして撮影してみます。
べっとりと立体感がなく、写真料理のおいしいしるしの「シズル感」が感じられません。
そこでフラッシュなしに撮影すると、質感が強調され素材そのものが映り込んできます。

同じように夜景写真。
何度か触れてきましたが、夜景の環境で、フラッシュをたいて撮影しては手前のものが光を集中的に受けて、その場の状況すらわからない写真になることもあります。そこでフラッシュを使わずに撮影することによって、人物も背景も生きてくるとこに。
ただ、これらの例にはISOや手ぶれのしないカメラの設置、シャッタースピードとF値の関係などが関連してきます。
それは知識として、まず「暗いところではフラッシュ」という感覚を破ることによって、新しい表現を見つけてみてください。

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