美しいスチール

気になる映画があれば、さらに気になるのはその映画のスチール撮影は誰が担当したのだろう、ということ。
そもそも素晴らしい映画のポスターってすごくいいですよね。いい写真なんですよね。
さて、最近最も気になった映画のスチールは、西川美和監督作の「永い言い訳」。
ロードショーは来月ですが、映画自体のHPをはじめすでに色々な媒体で映画の紹介が行われています。そこにあるスチールを見て、ハッとさせられます。それほど印象的なこのスチール撮影はどなたによるものなんだろう。すぐにクレジットを探して「ふーっ」と納得です、メインビジュアルフォトグラファーとして上田義彦氏の名前を目にしたからです。なるほど! と合点、同時にこの映画の制作スタッフの力の入れようが伺えます。
そもそも映画(映画の予告)自体を観るまでは、目にするのは映画の顔とも言えるスチールなんですよね。それはポスターでもあり、パンフレットでもあり、DVDになればパッケージにもなる写真。その印象ってものすごく大事ですよね、いわば映画の広告そのものです。
監督はもちろん、前面に見える出演者のキャスティングが映画の印象を変えますが、写真の持つ力が想像以上に強いのがスチールだと思います。
だからこそ、スチール担当が上田氏とわかって、なおのこと、この映画の公開が待ち遠しいものです。

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