社カメとフリーランス

前回「社カメ」についてお話ししたので、社カメつまり会社員カメラマンとフリーランスのカメラマンの違いをみてみましょう。
これは写真のカメラマンのみならず、ビデオカメラマンや音声さん、映像やその機材関係の職についても同様のことがいえます。

まず「社カメ」と「フリーランス」の大きな違いといえば収入です。
会社員である社カメは、仕事に関係なく月々給料がもらえるのに対して、フリーランスはもちろん仕事がなければ収入もありません。ただ、反対に社カメはかなりの仕事量がある月も基本は給料制なので、フリーランスのように仕事量が多いときに収入が多いということがありません。

そしてもうひとつ大きな違いは機材です。
社カメは機材投資をする必要がありません。撮影に必要な機材は既に会社で揃っていたり、新たに新しいモデルや新しい機材を取り入れる際も、その必要性を提言するだけで、会社が取り揃えてくれます。一方、フリーランスの場合は、全ての機材は自分で購入しなければなりません。
すぐに消費するものではないので、投資することによって仕事が続けば、利益が生じます。
ただ、日進月歩のデジタル社会においては写真機材、照明機材等の更新は常に必要になり、フリーランスの場合その分の投資費用は初期投資だけでは済みません。

仕事を続けていくことは、仕事を獲得する営業であるとか、仕事を執行する連続ですが、ここでも大きく違いがでてきます。社カメは営業することはありませんが、フリーランスでは、自分が動かなければ仕事はやってきません。ただここにも裏表があって、社カメは来る仕事を拒むことはできませんが、フリーランスは仕事を選べます。

多くの要素が交錯する社カメとフリーランス。
あなたがカメラマンだったらどちらを選びますか?

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