行ってみたくなるフォトガイドブック

柔らかなタイトルの本が目に留まりました。
クリックしたのは撮影者が写真家のMOTOKOさんだったから。
出版社の青幻舎のサイトと、もうひとつ写真集と同じ名前のサイトにたどり着きました。
本のタイトルは「さがごこち」、そしてサイトは佐賀県のサイト、sagagocochi.jp。
「さがごこち」は「佐賀の日常にある、本当の魅力をさがして」というコンセプトで立ち上げられたウェブマガジンで、
本の「さがごこち」はローカルフォトの手法で撮影しているMOTOKOさんが佐賀に通って撮り下ろした写真と「さがごこち」のアーカイブの
フォトガイドブックとのこと。
やさしいタイトルと美しい地方の写真が表紙の「さがごこち」、手にとってみたくなります。同時にこんなふうに自分の故郷が一冊になったら素敵だなと思うのは、
ウェブマガジンの「さがごこち」がコンテンツを作る人たちの佐賀への愛情が伝わってくるからです。
サイト内は二つのコンテンツで構築され、ひとつは佐賀県出身の著名人の幼少時の思い出やことがらの紹介、もうひとつは佐賀県在住の人が今の佐賀県を紹介するローカルコラム。
つまりはコンセプトどおり「佐賀の日常の魅力」を存分に味わえる地方メディアであり、地方ガイドなんですね。
帯にはくるりの岸田繁さんのことば、「『さがごこち』と名付けられたこの一冊の本を片手に、佐賀県を旅されてください。」というもの。
今の時期だからこそ、やさしい光に包まれた地方へ旅に出たくなります。
ゆっくり旅ができるようになったら佐賀県に行ってみたくなるフォトガイドブック、それまでこのフォトブックとウェブマガジンを読んで脳内旅行に浸ります。