『長時間露出』

長時間露出とは、長い間シャッター開けて撮ることで、物体の動きや光の軌跡などを
写し出す撮影技術です。
流し撮りとは逆に、背景が止まっていて動いたものがブレて写ります。
一瞬でシャッターを切る撮影とは違って、その時間に起こった軌跡が1枚の写真に
なって出てくるのが面白いところです。

綺麗な長時間露出の写真を撮るコツは、なんといっても露出時間。
星を撮る時は1時間以上は必要だったりしますが、それ以外は自分で調整しながら一
番綺麗にとれる時間を探します。
もちろん、マニュアルモードで撮影です。
カメラ任せの露出だと、変に明るすぎたり、うまくいきません。
あと、三脚は必須アイテムですが、その他リモコンなどあったらいいですね。

夜の長時間撮影はいいのですが、明るいところの撮影だと、露出オーバーになってし
まうこともあります。
そういう時は、NDフィルターを使うといいです。
うまいこと色と光を調整してくれます。
NDフィルターも、種類によって変わってくるので、いろいろ試してみるといいかもし
れません。

時間をかけて撮影して、どんな写真に仕上がっているかを確認するのも楽しいです。
夜景や走り去る車なども、なかなか綺麗に撮影できます。
普段はごちゃごちゃしている風景も綺麗に写るので、見慣れた自分の街をまた違った
見方で見ることも出来ますよ。
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