レンズを交換するという楽しみ

一眼レフカメラの醍醐味といえば、レンズを交換できるということ。
被写体から背景、被写体が画面を締める割合、撮影場所など様々な目的でカメラボディーはそのままで、レンズを交換できるということが可能なのです。
つまりそれは、同じ被写体を撮影していてもレンズを変えることで違う写真になりうるということにつながります。
何度かお話ししてますが、一般的にはじめの一眼レフカメラでは50mmレンズを使用します。
標準レンズといい、画角がヒトの見え方と似ているので、肉眼で見ているものと撮影して写真として写される「絵」が近くて使いやすいんですね。
使いやすいだけでなく、この標準レンズで練習していくと被写体とカメラの距離感や、シャッタースピードと露出、ボケの表れ具合などがつかみやすいのです。
使い慣れたはじめてのレンズから、広角レンズやマクロレンズ、望遠レンズなどに変えてみると、その見え方の違いに感動さえ覚えます。
レンズが違うだけでこれだけ視覚、画角が変わってくるということを実感します。
標準レンズだけでは、ある段階から「もっとこう撮りたい」「被写体に近づきたい」「画角を広く撮りたい」などなど欲が出てきます。
それを満たしてくれるのが、レンズ交換です。

レンズはF値が小さければ小さいほど明るいレンズで、その明るさに伴って値段も高くなります。
レンズはある意味カメラボディーよりも値段がはってくるので、長年楽しめるようにじっくり吟味して撮影目的にあったレンズを揃えていくといいですね。

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