『シャボン玉と音波』

イギリス工学・物理科学研究会議(EPSRC)のフォトコンテストで、優秀作品のひとつに選ばれたというこちらの画像。
目では見ることのできない「音の波」が空間に広がって、シャボン玉に接触する瞬間を捉えた写真だそうです。

この実験に取り組んだのは、オックスフォード大学・バイオメディカルラボの博士。
普段は、人間の体内に薬が浸透するパターンを研究しているそうです。
実験では、シャボン玉をつくる液体の中に蛍光性微小粒子を散りばめて、顕微鏡を使って微粒子の動きのパターンが撮影されました。

その詳しい仕組みですが、まず音を出して空間に「音波」を発生させます。
それがシャボン玉に接触すると、シャボン玉内部の気体の圧力に変化が加わります。
するとシャボン玉の体積にも変化が生じて、それがシャボン玉の表面を押したり引っ張ったりする動きとして現れるのだそうです。
そうして見えた動きのパターンが、蛍光性微小粒子によって具現化された写真なのです。

光っているのがシャボン玉の表面を動く粒子なんですね。
色々な写真の撮り方と表現があるものですね。

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