『気球インターネット』

気球でWi-Fiを提供しようというプロジェクトがあります。
そのプロジェクト名は「Project Loon」。
グーグルの親会社「Alphabet」がすすめています。

Wi-Fiのアクセスポイントを、気球に乗せて、これまでインターネットが使えなかっ
た地点もオンライン化しようという、夢のような計画です。
しかし実際にプロジェクトは生きていて、まずインドネシアで試験を開始することに
なりました。

同社はインドネシアの3つの携帯キャリアと協力することで、「気球Wi-Fi」経由でイ
ンターネットを提供するそうです。

インドネシアは世界最多となる1万7000以上もの島からなっており、地形も山が多い
場所からジャングルまでさまざま。
そんな場所では、きっと固定インターネットを整備するよりも気球インターネットの
ほうが適している場所も多いことでしょう。

全国のすみずみまでインターネット回線が整備された日本とは違い、インドネシアで
はインターネットに接続できるのは、全住居のわずか1/3。
しかもそのスピードはかなり遅いそうです。
この「気球Wi-Fi」の回線速度は最大10Mbpsだそうで、計画が実現すれば同国のイン
ターネット環境は劇的に向上しそうです。

Alphabet社は、「現在インターネットにアクセスできていない40億以上の人にイン
ターネットを届けよう」という壮大な野望をいだいています。

それだけの人がインターネットに参加してきたら、グーグルに多大な利益をもたらす
一方で、オンラインの世界は相当に様変わりしそうですね。

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