コントラストとは

今回はコントラストについてみていきましょう。
露出判断と同様に、コントラストの判断も写真撮影にとって大切な要素です。

さてそのコントラストの判断に、とても有効で基準になるのがヒストグラムです。
そう、デジタルカメラのモニターに表示されるグラフのようなものです。ヒストグラムとは、その写真のなかにどのような明るさの点がどのくらいあるのかということを表したグラフです。グラフ表示となると一見敬遠しそうになりますが、見方が分かれば一目でその写真のコントラストが判断できるようになります。

ヒストグラムは縦がピクセル数、横が左から輝度0、右に行くほど輝度が高くなり一番右が輝度255で純白を表します。
次のように一グラムを見て3点確認できます。
1. 輝度0と輝度255の値が0ということで、白く飛んでいる部分がない、黒くつぶれている部分がない。
2. なだらかなカーブを画いてグラフが成り立っている。適度なコントラストが得られているということ。
3. グラフの頂点が極端に右にも左にも寄っていない。極端な露出不足、露出オーバーでもないということ。

コントラストには、撮影者の表現の意図と好みが非常に影響するので正しい正解ということはありませんが、この点を確認して撮影するだけでも、データ的に適切なコントラストを判断できて、写真撮影を進めることができます。

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