露出補正

プラスチックでもガラスでもいわゆる透明な(スケルトン)素材を撮影する際には、やはり照明セッティングがキーポイントになります。
透過性をいかに表現するかがポイントになるわけですから。

スケルトン素材を順光で撮影してもなかなかその透過性はあらわれません。
さらに正面からのライティングは透明感をかえって損ねてしまう場合もあります。
逆光でセッティングし、できるだけ正面からのライティングを抑えることによって透過率が増し、透明感が出ます。
その際に逆光具合によって正面が暗くなる場合や、まだ今ひとつ透明感が出てこない場合にはここで露出補正をします。
露出補正は、+にすればするほど明るくなり、-にすればするほど暗くなります。
この場合、まず露出補正を+1にしてみます。その環境とライティング、逆光の様子によって、+1.5などに調整するといいでしょう。
大げさな感じがなく、素材の特徴を活かせるように露出補正も活用したいですね。

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