ミュージシャンと写真家

好きなミュージシャンのニューシングル、ニューアルバムは心弾むもの。
そして時代は変わるものの、リリースされるシングル、アルバムに欠かせないものが、ジャケット。そのジャケット写真は誰が撮影したのだろうというところまで気になるのは写真が好きな人だけではないでしょう。
さて、最近ミュージシャンのジャケット写真を若手人気写真家が撮影しているケースが目立つような気がします。
例えば、昨年のクラムボン「triology」のジャケット写真は斎藤陽道さん、岡村靖幸さんのニューシングル「ラブメッセージ」では2014年度の「木村伊兵衛写真賞」受賞者の川島小鳥さんの撮り下ろし。
そして今年、もう少しで発売されるスガシカオさんの「THE LAST」ではインベカヲリさんが撮影を担当。
クラムボンでは彼らの音楽性と斎藤さんの感性が絶妙にマッチした映像で、気持ちがいいほど両者の世界観を表しています。さすがにトップアーティストのプロデュースもトップセンスと膝を打ちます。
まだ発売前ですがスガシカオさんのアルバムにインベカヲリさんが起用され、かなり前からも意外性とともにネット上では話題に上っていましたが、いざジャケット写真が発表されると、そのマッチングにまた驚かされました。
ちなみに今月末に発売される岡村靖幸さんのニューアルバムのジャケットのアートワークは同学年という現代美術家の会田誠さんです。会田さんが岡村さんとコラボレーションするのは今回で2作目。もちろん会田さんの作品は写真ではありませんが、これまたお互いの相乗効果に目からウロコです。
ミュージシャンと写真家、アーティストのコラボレーションの面白さには目が離せません。

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